国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第833号】 本日18:30、ウイグル人医師、アニワル・トフティさんが緊急講演

2008/08/07



>>>>> http://www.ritouki.jp/━━━━━━━━【平成20年(2008年) 8月7日】

  ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
         新しい日台交流にあなたの力を!!
<<INDEX>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.833]
1>> 本日18:30、ウイグル人医師、アニワル・トフティさんが緊急講演
2>> 明日〜10日、台湾新幹線など台鉄200車輌が東京ビックサイトに登場!
3>> 8月23日(土)、大阪日台交流協会が「夕刊フジ」の吉村記者を講師に月例会
4>> 毒ギョーザ事件、毒はやっぱり中国で入れられていた!
5>>【読者の声】政治家は北京オリンピックに関する見解を示せ [国分寺在住者]

■本部事務局の夏休み 8月6日(水)〜11日(月)
 暑中お見舞い申し上げます。日本李登輝友の会の本部事務局の夏休みは、8月6日(水)
 〜11日(月)とさせていただきます。よろしくお願いします。      (事務局)
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1>> 本日18:30、ウイグル人医師、アニワル・トフティさんが緊急講演
   中国が46回も核実験を行った新疆ウイグル自治区の悲惨な現実

 本会常務理事でもある日本政策研究センター代表の伊藤哲夫氏から、下記のご案内を
いただきました。
 東トルキスタン(中国・新疆ウイグル自治区)問題は、台湾問題と密接に絡んでいま
す。緊急のご案内ですが、ぜひお出掛け下さい。            (編集部)
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                                平成20年8月4日

各 位
                             日本政策研究センター

8・7緊急講演会のご案内

前略 来る8月5日、現在英国に亡命中のウイグル人医師、アニワル・トフティさんが急
遽来日されることとなりました。これに合わせ、私ども日本政策研究センターでは標記
「緊急講演会」を下記のような要項にて開催し、中国によるウイグル支配の過酷な現実
につき、お話をうかがうことといたしました。突然の話で誠に恐縮に存じますが、万障
お繰り合わせの上ご出席たまわりたく、謹んでご案内申し上げます。

 講師のアニワル・トフティさんは、中国が新彊ウイグルで行った核実験により、ウイ
グル人の間に癌や奇病が広がっている現実を英国のテレビ会社と共に調査し、それを世
界に向けて告発された方です(詳細は水谷尚子『中国を追われたウイグル人』参照)。
その結果、中国からの亡命を余儀なくされ、現在は英国に在住しておられます。今回、
その悲惨な現実を唯一の被曝国民たる日本人に直接訴えるべく、広島の原爆記念日に合
わせ、来日されることとなりました。北京オリンピック開会式の前日に当たるこの日、
このようなお話をおうかがいできるのは誠に有意義なことと存ずる次第です。  草々

                  記

◆日時 8月7日(木) 午後6時半より8時半まで

◆場所 都市センターホテル607(都内平河町 TEL:03-3265-8211)

◆会費 1000円(会場費として)

◆主催 日本政策研究センター
 http://www.seisaku-center.net/
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●ご出席の場合、恐れ入りますがご氏名をご記入の上、下記にFAX願います。
 03-5211-5225 日本政策研究センター

 ご氏名
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■アニワル・トフティ Enver Tohti

 広島、長崎、ビキニ、セミパラチンスク。核爆発、核実験で汚染された土地は多くが
その被害は報道されている。しかし忘れ去られた場所が1つある。新彊ウイグル自治区・
ロプノール。

 核開発に着手した1950年代後半から60年代前半の中華人民共和国は、「アメリカと対
等に渡り合う為の原子爆弾開発」に躍起になり、原子爆弾の「自主開発」に成功した19
64年から、核実験一時凍結を宣言した1996年までの32年間で、計46回(45回とも言われ
る)の実験を行い、現在では450基の核兵器が各地の軍事基地に配備されている。

 中国の核実験場のあった新彊ウイグル自治区では、大脳未発達の赤ちゃんが数多く生
まれ、奇病が流行り、癌の発生率は中国のほかの地域に比べ極めて高い。それは核実験
の後遺症である可能性が高いが、中国政府の圧力の為にその事実は公にされず、支援を
受けられない患者たちは貧困の為、薬も買えずなす術ものなく死を迎えている。このよ
うな内容のドキュメンタリーDeath on the Silkroad,「シルクロードの死神』が、1998
年7、8月イギリスのテレビ局チャンネル4で放送された。このドキュメンタリーで真実
を訴えたのが新彊ウイグル自治区出身のアニワル・トフティである。

 アニワルら5人の取材班は、核実験場ロプノール周辺から南新彊のオアシスの村々を
訪ね、原爆症であると思われる人々を訪問した。

 ある村では新生児の8割が口唇口蓋裂だった。ある南新彊の村々では内臓異常のため
腹や喉など身体の一部が肥大化して瘤を持ったものがたくさんいた。先天性異常で大脳
未発達の為、歩けず話せない障害児ばかりが生まれる村もあった。これらの村々では貧
困により転居も出来ず、汚染された水や土壌で農業を営むしかない。被爆者は静かに死
を待つだけである。南新彊での取材を終えた一行は区都ウルムチで文献資料を収集した。
その収集から1966年からのデータを分析すると、癌の発生率は核実験とともに年々上昇
し、特に伸び率が高いのは白血病、悪性リンパ腫と肺がんであることが判明した。

アニワルは語る

「中国では被爆者が団体を作ることも抗議デモをすることも許されないし、国家から治
療費も出ない。中国政府は『核汚染』はないと公言し、被害状況を隠蔽しているので、
海外の医療支援団体は調査にも入れない。医者は病状から『放射能の影響』としか考え
られなくとも、カルテに原爆症とは記載できない。学者は大気や水質の汚染調査を行う
ことを認めてもらえないから、何がおきているのか告発することも出来ない。このよう
に新彊では、原爆症患者が30年以上放置されたままなのだ。」

「被爆国日本は新彊ウイグルの現実を知ってほしい。中国が核実験をするたびに日本は
非難声明をしてきた。それは新彊の民にとって頼もしかった。日本から知恵をもらい新
彊で生かすことを考えている。」

■アニワル・トフティ氏略歴
 1963年東トルキスタン(中国新彊ウイグル自治区)、コムル(哈密、[ハミ])生まれ、
 鉄道局勤務の父の転勤でウルムチで育ち、漢語(中国語)で教育を受ける。
 1991年鉄道局付属病院の医師となる。1996年留学目的でウズベキスタン、トルコに渡
 航し、トルコで病院に勤務する。
 1998年7月新彊ウイグル自治区での核実験の影響を潜入取材した、英国独立系テレビ、
 チャンネル4のドキュメンタリー「シルクロードの死神Death on the Silkroad」の取
 材に参加する。
 1999年イギリスに政治亡命。
 現在、在英ウイグル人協会会長、世界ウイグル会議イギリス全権代表
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2>> 明日〜10日、台湾新幹線など台鉄200車輌が東京ビックサイトに登場!
   第9回国際鉄道模型コンベンションに「台湾鉄道コーナー」が設置

 台湾鉄道大好き日本人の集まり「日台鉄路愛好会」のメンバーは、来る8日から10日
の間、東京ビッグサイトで開催される鉄道模型の日本最大の祭典「第9回国際鉄道模型
コンベンション」(主催:NPO法人日本鉄道模型の会)で、第6回・第7回に続き「台
湾鉄道コーナー」を設けます。

 台湾新幹線をはじめ、台湾鉄路局の特急列車や通勤列車、地下鉄総勢200両が勢ぞろ
いし、台湾の景色を背景に縦横無尽に走ります。

 鉄道といえば、台湾観光の大きな魅力の一つ。本会は台湾をアピールする絶好の機会
として、台湾を愛する「鉄ちゃん」たちは全力投球です。

 また、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、メールマガジン『台湾の声』、台北
駐日経済文化代表処、台湾観光協会にもご後援いただいております。

 鉄道ファンは、民主主義が成熟した豊かな国にしか存在しません。台湾にはたくさ
んの「鉄ちゃん」がおり、今回のコンベンションにもやってきます。たかが鉄道模型、
されど鉄道模型。鉄道がその国の歴史を語ります。

 21世紀を担う子供たちから豊かな日本を支える大人まで、この鉄道模型ゾーンで夏休
みの一日を充分に遊び、親しみ、楽しんでもらえることと思います。

 8月8日はどこかの国で大きなイベントがあるようですが、それよりお台場へ鉄道模型
を見に来て下さい。私たちも常駐していますのでぜひお声を掛けて下さい。

 平成20年(2008年)8月1日

                        日台鉄路愛好会 幹事 片木 裕一

                   記

第9回国際鉄道模型コンベンション

■日 時 8月8日(金)〜10日(日) 10:00〜18:00(但し10日は17:00まで)

■会 場 東京国際展示場「東京ビッグサイト」西4ホール及び屋外展示場
     新橋駅から「ゆりかもめ」で22分、「国際展示場正面」駅下車徒歩3分
     大崎駅から「りんかい線」で13分、「国際展示場」駅下車徒歩7分
     都営バス 東京駅八重洲口→東京ビックサイト(35分)
     詳細は http://www.bigsight.jp/general/access/

■入場料 1,200円(中学生以下は無料)

■第9回国際鉄道模型コンベンション連絡先
       NPO法人日本鉄道模型の会事務局
       TEL 03-3954-7773 FAX 03-3954-7771
       詳細は http://www.jam.gr.jp/

■日台鉄路愛好会問合せ:090−8757−7023(片木)

☆国際鉄道模型コンベンションとは
 約7,000平方メートルの会場に約50社の鉄道模型メーカーと約100組の個人・グループ
 の展示があり、昨年は3日間累計の入場者数が36,000人という、国内最大の鉄道模型
 イベント。
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3>> 8月23日(土)、大阪日台交流協会が「夕刊フジ」の吉村記者を講師に月例会
   演題は「親日の台湾、親米の台湾、親中の台湾」

8月例会のご案内

■日 時 平成20年8月23日(土)午後2時〜5時

■会 場 (社)大阪倶楽部
     〒541-0042 大阪市中央区今橋4丁目4番11号
     http://www.osaka-club.or.jp/
     地下鉄 御堂筋線 淀屋橋駅から西へ徒歩3分

■講 師 吉村剛史氏(産経新聞社「夕刊フジ」関西総局記者)

■演 題 親日の台湾、親米の台湾、親中の台湾─「台湾」(中華民国)というモザ
     イク「国家」。この政権交代にとまどわないために

■参加費 1,500円(コーヒー付き)

■参加者 限定20名(Tシャツ等の方は入場できませんので服装にご注意下さい)

講師紹介:1965年、兵庫県明石市出身。日大法学部卒。大学時代に北京大学に留学し、
     天安門事件に遭遇。90年、産経新聞社入社。阪神支局、東京・大阪社会部
     (公安事件、皇室担当)などを経て2001年から現職。主なスクープに01年
     「李登輝氏が訪日ビザ申請」、「和D52号偽札事件の背後に中国マフィア」、
     04年「山口組五代目組長が引退」、05年「山口組六代目組長決定」、06年
     「JR福知山線事故・運転士の素顔」、08年「学研地球儀から台湾『消滅』」
     など。06年から07年、社費留学生として台湾大学(旧制台北帝大)文学院に
     て学ぶ。共著多数。ブログ「巨漢記者の台湾見聞録」。

講師あいさつ:
     台湾2300万人はモザイク社会。85%の本省人(400年前に大陸から渡来し、
     日本統治時代を体験した)と15%の外省人(50年前に大陸から蒋介石ととも
     に渡来したグループ)がよく知られるが、外省人15%にはチベットからモン
     ゴルまで、中華民国の版図(中華人民共和国よりも大きい)全地域の出身者
     がいる。同時に98%の大陸渡来系と2%の原住民、もしくは福建客家、広東
     客家などでも細分化される。戦後、老兵が大陸から呼び寄せた「第一夫人」
     の家族もいれば、最近、大陸で活躍する台商が現地で娶った女性とその家族
     もいる。なかには、ゴールデントライアングルの少数民族も。相互の混血も
     進んでいる。つまり軸足の置き方ひとつで風景は変化するのだが、日本人の
     台湾ファンは、日本語世代の「多桑」(トウサン=父さん)か、その影響を
     受けた日本語堪能な子ども世代の声だけで全体を判断しようとする傾向がな
     いか? これはきわめて乱暴というしかない。台湾が台湾である複雑さを理
     解するためにも、台湾を愛する日本人は、複眼をもって接しなければならな
     い。

■申込み http://www.set-inter.com/nittai/mail-2.html
     ホームページの「問い合わせ、イベント参加」からお申し込み下さい。
     *定員になり次第締め切りさせていただきます

■主 催 大阪日台交流協会(会長:野口 一)
     TEL:072-362-1177/FAX:072-362-3602
     E-mail:n-mic@dream.ocn.ne.jp
     ホームページ http://www.set-inter.com/nittai/
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4>> 毒ギョーザ事件、毒はやっぱり中国で入れられていた!
   日中共同世論調査で「中国を信頼できない」日本人は77.9%

 8日の北京オリンピック開会を目前にした昨日、読売新聞が一面のトップ記事で「天
洋餃子 中国で中毒─回収商品が流通 メタミドホス 現地混入強まる」との見出しを
掲げ、6月中旬、「天洋食品」が回収した冷凍ギョーザの一部を食べた中国人が中毒を
起こし、重大な健康被害が出て、ギョーザに含まれていたメタミドホスが原因と特定さ
れた、と大々的に伝えた。

 読売新聞は今朝の一面でもトップ記事として、中国外務省がこれを公式に認めたこと
を伝えている。やっぱり毒(殺虫剤のメタミドホス)は中国で入れられていたのだ。事
件が1月末に明らかになってから半年、ようやく原因が明らかになった。それにしても、
この毒ギョーザ事件の経緯を見ていると、中国人の嘘つき体質、言い逃れの詭弁体質が
よくよく分かる。

 読売新聞が8月4日付で「日中共同世論調査」の結果を公表しているが、日中関係につ
いて、日本の「どちらかといえば悪い、非常に悪い」(57.2%)が「非常に良い、どち
らかといえば良い」の35.7%をはるかに上回っていたのもうなずける調査結果だ。信頼
できるかどうかの設問でも、日本は「中国をあまり信頼できない、全く信頼できない」
が77.9%にものぼっているのは当然の数字だろう。

■読売新聞 日中関係「良い」は日本で36%、中国は67% 世論調査
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080803-OYT1T00380.htm

 それにしても、「天洋食品」は毒ギョーザを回収したはずだったが、なぜ出回ったの
だろう。中国政府はそれを隠しているが、毒ギョーザでさえ流出してしまうところに中
国らしさが現れていると感じたのは編集子ばかりではあるまい。

 いま、意識不明の重体におちいった千葉県市川市の5歳の女の子がどうなったのかを
知るすべはないが、自衛隊の小型ジェット機で北京オリンピックの開会式へ臨むという
福田康夫首相は、開会式に合わせて行われる日中首脳会談で被害者への補償問題も含め、
この毒ギョーザ事件に終止符を打ってきてもらいたいものだ。      
                                  (編集部)
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中国、ギョーザ中毒認める 従来の主張転換
【8月7日 読売新聞】

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件に絡み、中国外務省は6日、報道官談話を発表、製造元
の「天洋食品」(河北省)が事件後に回収したギョーザが中国国内で流通し、6月中旬、
有機リン系殺虫剤メタミドホスによる被害が出ていたことを初めて公式に認めた。

 「中国国内で同社製品にメタミドホスが混入した可能性は極めて低い」とする従来の
主張を転換する内容。

 これを受け警察庁は北京五輪閉幕後にも、中国で中毒を引き起こしたギョーザの鑑定
結果など捜査状況の説明を求め、日本の事件との関連性を確認する方針だ。

 【北京=牧野田亨】この日の談話は「中国政府はこれを極めて重視し、公安部門が全
力で捜査中」とした。日本の報道を受けた迅速な対応で、事件解決に前向きな姿勢を示
す狙いがあるとみられる。回収したギョーザが流出した経緯や被害者の人数、被害状況
は明らかにしていない。

                     ◇

 外務省の兒玉和夫外務報道官は6日の記者会見で、在北京日本大使館を通じ、事実関
係を中国外務省に確認できたとしたうえで、中国側が〈1〉日本の事件との関連性も含
め、引き続き捜査する必要がある〈2〉公安当局が捜査を展開している−−と説明した
ことを明らかにした。町村官房長官も同日夕の記者会見で、8日の北京五輪開会式に合
わせて行われる日中首脳会談で、この事件が取り上げられる見通しを示した。

 この事件を巡って、警察庁と中国公安省の公式協議は4月9日以降、中断していた。
中国側が先月の北海道洞爺湖サミット前になって、この情報を伝えてきたのは、サミッ
トでの日中首脳会談を意識したものと言える。ただ、「積極的に捜査している様子はう
かがえない」(日中関係筋)との指摘もあり、全容の解明につながるかどうかは不透明
だ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
5>>【読者の声】政治家は北京オリンピックに関する見解を示せ [国分寺在住者]

 もう直ぐ、中国当局がオリンピックを強行開催する。チベット問題をはじめとして、
多くの問題を抱える中国が、平和の祭典を偽装して、オリンピックを政治的に利用して
いるのである。

 全く不可解なことは、わが国の政治家が、ごく少数の人を除いて、北京でオリンピッ
クが開催されることに、何の反応も示さないことである。

 ダライラマ法王の実兄である、ギャロ・トンドュプ氏は産経新聞に対して「特にアジ
アにおいて、(日本は)非常に重要な国だ。チベットの実情を理解したうえで、日本の
持つ発言力を生かして、チベットと中国の対話を促進するよう国際社会を通じて働きか
けてほしい」と、わが政府に対する要望を、語っている。(産経新聞、7月31日付より)

 果たして、チベット問題に関して、中国との対話が成り立つのかどうかは別として、
チベット側が、わが国に対して強い期待を抱いていることが、この談話から伺える。

 ソ連がアフガニスタンに侵攻したことによってモスクワオリンピックは、当然のこと
ながら、西側諸国によってボイコットされた。それに対して、アフガニスタン侵攻と同
列に比すべき、チベット弾圧が続いているにも拘らず、北京オリンピックは、特に掣肘
を受けることなく、西側をも含めて世界の全ての国が参加して、開催されようとしてい
る。

 このような異常な事態に対して、わが国の政治家は一体どのような認識を抱いている
のか。国際社会が、チベット人の苦難を無視して、北京オリンピック開催を黙認する。
或いは、消極的であれ、賛同するような態度をとる。日本人であれば、本来黙っていら
れないはずである。

 何か一言あってよい筈である。日本の政治家として、中国の暴虐は許さない、国際社
会の冷淡な対応も大変問題である等、中国や国際社会に向けて発言できないのであろう
か。今、政界が一体どのような空気に包まれているのか分からない。然し、重大な問題
があるときには、日本人としての「義」を示さなければならないのではないか。事なか
れ主義、見てみぬふりでは、わが国に期待をかけている、チベット人やウイグル人、モ
ンゴル人、満州人の失望を買うだけである。              (8月4日)
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