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【メルマガ日台共栄:第820号】 日台友好へ不断の努力を 池田維前交流協会台北代表

2008/07/18



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<<INDEX>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.820]
1>> 日台友好へ不断の努力を 池田維前交流協会台北代表
2>> 9月29日(月)、多田恵氏を講師に台湾協会が講演会【要申込】
3>> 中華民国から目覚めない限り台湾は中国に飲み込まれる
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1>> 日台友好へ不断の努力を 池田維前交流協会台北代表

 昨日は7月10日に離任して帰国した許世楷前代表のロングインタビュー(MSN産経
ニュース)をご紹介したが、本日付の産経新聞がやはり10日に離任して帰国した池田維
(いけだ ただし)交流協会台北事務所代表(駐台湾大使に相当)へのインタビューを
掲載しているのでご紹介したい。

 池田前代表については、後を襲った斎藤正樹・前ニュージーランド大使について紹介
した際に、「台湾で天皇誕生日祝賀会の開催や台湾人叙勲への道を切り開いて日台関係
の深化に大きく貢献した内田勝久代表(昨年7月29日、前立腺ガンのため逝去)の後任で
あり、は引き続き天皇誕生日祝賀会や叙勲を続け、さらに台湾人観光客のノービザや運
転免許証の相互承認の実現などで尽力した。特に離任間近に起こった尖閣諸島・魚釣島
付近における台湾の遊漁船と海保巡視船の衝突沈没事故では、尖閣諸島が日本領土であ
ることを明言しつつ、欧鴻錬外交部長と直接交渉して事態収拾に立ち働いたことは大い
に評価されてしかるべきだろう」と書いた。

 産経のこのインタビューの中で池田前代表は馬英九政権への不安を隠さない。特に中
国関係について「当面は中国と一種の蜜月関係になるだろうが、長く続くかはわからな
い」と指摘している。外交官として見た馬総統がリードする外交政策についても「日本、
米国、そして中国とそれぞれ仲良くするというが、優先順位が見えてこない」と明言す
る。

 また、李登輝元総統時代に台湾史を重視した歴史教科書の登場を「バランスがとれた
歴史観が根付き、日本に親近感を持つ若者が増えた」と高く評価し、馬英九政権の進む
べき方向性も示唆した。含蓄に富む発言だ。

 昨日の許世楷前代表のように、いずれ「グローバルインタビュー」で詳しい内容が掲
載されるかもしれない。そのときはまたご紹介したい。         (編集部)
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日台友好へ不断の努力を 池田維前交流協会台北代表
【7月18日 産経新聞】

 日本の尖閣諸島(台湾名・釣魚島)沖で6月に起きた日本の巡視船と台湾の遊漁船が
衝突した事故で、領有権問題をめぐり先鋭化した日台関係の修復に奔走した交流協会台
北事務所の池田維前代表=写真。その池田氏が任期満了にともなう今月10日の帰国を前
に産経新聞の取材に応じ、「良好な日台関係も双方が不断の努力をしなければ、崩れや
すいもろい側面もある」と事故を振り返った。(台北 長谷川周人)

 5月に発足した台湾の馬英九政権は、尖閣諸島は「中華民国の領土」という主張に立
ち、衝突事故で日本への謝罪要求を繰り返すなど強硬姿勢を崩さず、「開戦の可能性も
排除しない」(劉兆玄行政院長=首相)との常軌を逸した発言まで飛び出した。

 噴き出す反日世論を受けて池田氏は、在留邦人に注意を喚起する一方、欧鴻錬外交部
長(外相)や王金平立法院長(国会議長)ら台湾要人と水面下で接触。事態打開に向け
た折衝に入ったところ、馬政権は「対日関係は重要であり、対立は望まない」との認識
で一致し、事態の早期解決を求めているとの感触を得た。

 日本側は領土主権について従来の立場を堅持しつつも、政治的歩み寄りを見せること
で、事態は一応収拾した。しかし、その間、馬政権が見せた態度の急変は日本側に驚き
を与え、今後に不安を残すことにもなった。

 これについて池田氏は「総統自身が反日的とは思わないが、メディアの扇動で世論が
反日に傾く可能性がある。総統の意向がどうであれ、中国との関係改善が進む中、日本
との関係が今後、希薄化する危険性もある」と指摘。馬政権には日本を理解する人材が
乏しいといわれるだけに、これまでの親日ムードを保つには、日台双方による努力が必
要だと強調した。

 また新政権の今後に関しては、「馬総統は日本、米国、そして中国とそれぞれ仲良く
するというが、優先順位が見えてこない。当面は中国と一種の蜜月関係になるだろうが、
長く続くかはわからない」と分析。政権が目指す日米中との等距離外交は理想と現実の
はざまで何らかの軌道修正を迫られる可能性があり、馬総統に対し、政権の考え方や方
向性を日本に説明していく努力と配慮を求めた。

 池田氏は四十数年にわたる外交官生活を振り返り、「台湾は外交官としての出発点で
あり、実質的な最後の勤務地。特別な因縁を感じる」と述懐。この間の台湾の変化につ
いて、経済規模の拡大と民主主義の定着を挙げた。特に李登輝政権下では「歴史教科書
が変わってバランスがとれた歴史観が根付き、日本に親近感を持つ若者が増えた」と感
慨深げで、地域の安定のためにもさらに関係を発展させる必要性を日台双方に呼びかけ
た。

池田維(いけだ・ただし)氏
1939年生まれ。東京大学法学部卒。62年外務省入省。同年から2年間、外交官補として
台北で語学研修。中国課長、アジア局長、官房長、オランダ大使、ブラジル大使などを
経て2004年に退官。翌年5月、交流協会台北事務所代表就任。在任中、台湾人への観光
ビザ(査証)免除や運転免許証の相互承認、李登輝元総統訪日などの実現に尽力、今年
5月、総統から大綬景星勲章を授与された。

交流協会
台湾における日本の民間代表窓口機関。1972年の日台断交後、実務レベルで日台交流を
維持する目的で設立された。東京本部の下に台北と高雄に事務所を置き、経済、文化、
学術、人的往来などの分野で日台交流の円滑化を図る。台北事務所は在台湾大使館に相
当する。これに対応する台湾側の窓口機関は台北駐日経済文化代表処。台北事務所の代
表は大使に当たり、通例、退官した外務官僚を充てる。池田維氏の後任には、駐中国公
使などを歴任した斉藤正樹前ニュージーランド大使が今月11日付で就任した。
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2>> 9月29日(月)、多田恵氏を講師に台湾協会が講演会【要申込】
   演題は「知られざる台湾の真実−台湾語運動から見る台湾社会」

講演会開催のご案内

 ご出席希望の方は、9月18日(木)までに事務局宛お申し込み下さい。なお、非会員
の方も会員のご紹介があれば受付け致します。

                   記

■日  時 平成20年9月29日(月)午後2時-4時

■場  所 糖業会館二階会議室
      東京都千代田区有楽町1-9-3 TEL:03-3215-0661
      【交通】JR有楽町駅下車・日比谷口より徒歩3分
          地下鉄(千代田線・三田線)日比谷駅下車3分

■申 込 み はがき、または電話・FAX【締切:9月18日】
      〒160-0022 東京都新宿区新宿6-29-6 台湾協会
      電話:03-3200-8116 FAX:03-3200-8180

■講師紹介 昭和47年、東京出身。召集され台湾で終戦を迎えた母方の祖父から台湾に
      ついて聞いて育つ。
      台湾出身で戦後の東京の語学教育で名を馳せた王育徳先生の教材に感銘を
      受け、東京大学大学院言語学科で台湾語を研究。
      現在、桜美林大学などで言語学・中国語学を教えると同時に、目白大学エ
      クステンションセンター、東京台湾教会で台湾語講座を担当。言語学を基
      礎に、台湾語、客家語など多岐にわたる言語を対象に研究し注目を浴びて
      いる少壮気鋭の学者である。同時にそれに止まらず、東アジアの政治社会
      に関心を広げ、「日本李登輝友の会」の主要メンバーとしての活動もして
      いる。ほかに、日本台湾語メーリングリスト・客家譜教室幹事も務める。
      執筆活動は多岐にわたる。
      *多田恵氏は本会理事(青年部担当)です。(編集部)

■主  催 台湾教会
      〒160-0022 東京都新宿区新宿6-29-6
      TEL:03-3200-8116〜7 FAX:03-3200-8180
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3>> 中華民国から目覚めない限り台湾は中国に飲み込まれる

 馬英九総統自身もそうだが、その劉兆玄・行政院長や欧鴻錬・外交部長などの政権中
枢にも「中華民国」へのこだわりが強いように見える。

 例えば、「台湾」の文字が入った切手の発行を8月1日発行分で終了し、8月20日に発
売する切手から「中華民国」に切り替える方針を表明し、また「訪台」も「訪華」に書
き換えるよう指示を出し、さらには、一度は世論の反発を受けて使用を中止した台湾に
駐在する外国大使を「駐台大使」から「駐華大使」に復活させたり、枚挙に暇がない。

 だが、馬英九政権が「中華民国」にこだわればこだわるほど、台湾を飲み込もうとす
る中国にとっては都合が言い。それがオリンピックにおける台湾の「中華台北」という
名称に、端的に現れた。

 中国のやり方はいつも姑息だ。だが、馬英九政権が中華民国にこだわる限り、有効な
反撃もできなければ、国際世論を味方につけることもできないことは、三歳の童児にも
分かる理屈だ。

 尖閣問題の根源も、中華民国にこだわることにある。尖閣諸島の中華民国領有論は、
蒋介石の中華民国が1970年9月に唱え出したことを思い出すだけでいい。たかだか38年
前の覇権的「中華民国」思考に、馬英九総統自身が縛られているのである。

 台湾の将来を危うくするのは、時代を逆行させる「中華民国」であることに馬英九総
統自身が気づき、台湾は「中華民国」の迷妄から目覚めるべきだ。

                    (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原正敬)
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「中国台北」に不満強める 台湾
【7月17日 MSN産経ニュース】

 中国国営通信、新華社など多くの中国メディアが北京五輪の台湾代表を「中国台北」
チームと表記していることについて、台湾総統府の王郁●(=王へんに奇)報道官は17
日、「五輪で使用する台湾の名称は『中華台北』だ。不要なごたごたを起こさないでほ
しい」とあらためて不満を表明した。

 台湾の名称については、中国国務院(政府)台湾事務弁公室の楊毅報道官が9日に「
『中国台北』もチャイニーズ・タイペイの中国語訳」と、「中国台北」を容認する発言
を行った。台湾の馬英九政権や与党国民党は「受け入れられない」と反発したが、無視
されている状態が続いている。

 台湾野党、民主進歩党は「台湾の矮小(わいしょう)化につながる」と、馬政権に対
中強硬姿勢を示すよう求めている。中台は1989年、表記を「中華台北」とすることで合
意している。(共同)
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