国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メルマガ日台共栄:第804号】 追悼 李清興さん 告別式に200名が参列

2008/06/27



>>>>> http://www.ritouki.jp/━━━━━━━━【平成20年(2008年) 6月27日】

  ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
          新しい日台交流にあなたの力を!!
<<INDEX>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.804]
1>> 追悼 李清興さん 告別式に200名が参列
2>> 後藤新平・その強烈な個性 [外交評論家 加瀬 英明]
3>> 馬英九総統が「聯合号」事件の平和的解決を評価
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1>> 追悼 李清興さん 告別式に200名が参列

 5月24日に急逝された勝美旅行社の李清興さんの告別式が6月25日午前9時より台北市
第一葬儀場(景行庁)において斎行されました。200人もの方々が参列して李清興さん
を偲びました。本会からは片木裕一(理事、事務局次長)、冨澤賢公(理事、事務局
次長)、薛格芳(理事、青年部長)が参列し、また台湾在住の早川友久理事も参列して
います。

 最近、日本統治時代の台湾に置かれていた駅スタンプと、郵便局の風景印を紹介した
『台湾風景印』を出版された台湾在住のフリーランス・ライターの片倉佳史氏もこの告
別式に参列、「昨日、李社長の葬儀は終わりました。李さんはとても多くの方に見送ら
れていきました。これからも李さんの意志を受け継いで、生きていきたいと思います」
というお便りをいただいています。

 李清興さんが急逝されたとき、片倉さんから「私も知らせを受けて動転してしまい、
今も信じられないままでいます。李社長は気さくな人柄で誰にも愛され、私も台湾での
披露宴時に親代わりをしていただいたり、ビルマや金門などへご同行させてもらったり
しました。また、李社長から教わったことも多く、私が講演などの機会にお話しさせて
いただくエピソードも、李社長に教示されたものが少なくありません」という追悼の辞
をいただき、本誌でもご紹介いたしました。

 また、最近になって李清興さんが亡くなられたことを知った台湾李登輝学校研修団の
1期生の石原真吾氏から下記のようなお便りをいただきましたので、ご紹介いたします。

 改めて李清興さんのご冥福をお祈りいたします。           (編集部)
--------------------------------------------------------------------------
本当に心優しく素敵な人

                     台湾李登輝学校研修団1期生 石原 真吾

 大変ご無沙汰しています。実は3月の人事異動で日本に帰国し現在京都で働いていま
す。台湾で使用していたアドレスは4月ENDで無効になり、その関係で今日までの2ヶ月
間、台湾関係の方々と疎遠になっていました。

 本日、時間が有ったので李登輝学校関係や片倉さんのブログなど覗いて大変ショック
を受けています。あの勝美の李さんが亡くなっているではありませんか……。しかも一
ヶ月前で、昨日が告別式だったとは……。

 李さんとは片木さん率いる李登輝学校の通訳をされていた時に再会し、2006年には一
緒に淡江大学で開催された李登輝学校の大会に参加しました。

 その後、私は奥さんから誘われて、李さんの自宅の端午節Partyにお呼ばれもしまし
た。奥さんの作った肉粽やあふれる台湾料理を腹いっぱい食べました。

 愛妻家で、奥さんが仕切るPartyを家族や兄弟と語りいつものように目を細めて笑っ
ていました。奥さんの今の悲しみを思うに涙が出ます。心から合掌です。

 1996年ごろ勝美旅行社は日本人駐在員のパソコン勉強会の会場でした。李さんも会社
のパソコン導入間際で一緒にExcelなどを勉強しました。

 本当に心優しく素敵な人でした。残念です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 後藤新平・その強烈な個性 [外交評論家 加瀬 英明]

【6月25日「加瀬英明のコラム」メールマガジン】

 いま、日本が活力を失いつつあることが、憂えられている。

 幕末から明治にかけた日本は、力が漲っていた。だからこそ、西洋の帝国主義が猖獗
をきわめていた時に、日本だけがアジア・アフリカ諸民族のなかで、見事に近代化を成
し遂げて、短時間のうちに白人が制覇した世界で、一流国に伍することができた。

 あのころの日本は司馬遼太郎の『坂の上の雲』に描かれているように、綺羅星のよう
に多くの人材によって恵まれていた。

 後藤新平といえば、11歳で明治元年を迎え、昭和4(1929)年に没したが、大きな夢
と行動力に溢れながら、明治から大正を駆け抜けた、型破りの巨人だった。

 近代日本の鉄道、医療、郵便、電気事業の基礎をつくったほかに、台湾の経営に優れ
た手腕を発揮して、李登輝前総統をはじめとして、今日でも多くの台湾人から慕われて
いる。

 首相として嘱望されながら、強烈な個性の持ち主だったために群れることがなかった
から、首相の座につけなかった。

 後藤は原敬首相に懇請され、はじめ固辞したが、大正9(1920)年から東京市長をつ
とめて、敏腕を振るった。市長在任中の大正11年に、『江戸の自治制』を題する優れた
研究書を著している。

 江戸は世界における大都市であり、武士を除いて70万人の町民を擁していたのに、司
法、警察を含めて僅か300人あまりの役人で治めていた。2番目の都市だった大坂も同じ
ことだった。このようなことは、日本以外の国では考えることもできなかった。

 後藤は市民が「自治精神を鼓吹」したから、「少人数役人を以て之(これ)を処理して
猶綽(なおしゃく)然(ぜん)余裕(が)有」ったと述べている。そして、「幕政の特色た
りしは儀礼を以て社会を秩序せること是也(これなり)」と、結論づけている。マナーに
よって、支えられていたのだ。

 後藤は明治に入ってから近代化によって、「精神的に(略)其(その)蹂躙する所と爲
(な)りたるより、(略)之(これ)が爲め一方に旧都市の栄光土(ど)泥(でい)に委(い)し、
都風破れ、自治的旧慣亦(また)多く廃されて地を払ふに庶し」と説いて、江戸の良風が
破壊されたことを慨嘆している。

 江戸時代の日本人は庶民にいたるまで、礼儀正しかった。世界のどの国よりも、徳性
が高かった。

 いったい、日本の力はどこにあるのだろうか。近代化に取り組んで日が浅かったのに、
日清、日露戦争に勝って世界を驚かせたのも、その後の日本の発展をもたらしたのも、
日本国民が蓄積した徳──マナーの力によった。

 日本は資源のない国だ。日本の資源は徳であった。徳こそ資源だった。ところが、い
ま私たちはこの唯一つの資源を食い潰すようになって、力を萎えさせている。

 後藤は今日の岩手県水沢市の貧しい士族の子だった。母の理恵も偉かった。夫に仕え、
子に愛情を注ぎながら、厳しく育てた。後藤はいいつけを破ると、母に藁縄で縛られて、
物置小屋にほうり込まれたと、回想している。

 父母の教育が、明治の逸材を創った。マナーはものごとを、厳しく律することから発
する。今日の子どもも、大人もマナーをまったく弁えていないのは、社会から厳しさが
失われてしまったからである。

 後藤は典型的な“井戸塀政治家”だった。後藤邸の跡に、中国大使館がたっている。
私はその前を通るごとに、後藤を偲んでいる。(2008・6)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3>> 馬英九総統が「聯合号」事件の平和的解決を評価

【6月25日 台湾週報】

 先日発生した釣魚台事件(「聯合号」沈没事件)について馬英九総統は6月24日、
「現在に至るまで処理状況は非常に円満である。われわれは釣魚台(日本名:尖閣諸島)
に対する主権および漁業権の立場を守り、もう一方で台日関係を良好に保った」と述べ、
この事件が平和的な外交ルートを通じて効果的に解決できたことを評価した。

 さらに馬総統は「日本の外相も東京での公開の席でわが国の当事件の処理方法を評価
した。なぜなら皆がこのような事件は平和的な方法で処理すべきであることに賛成して
いるからだ」と指摘した。

 馬総統は「危機は転機でもある。今回平和的な外交ルートを通じて、事件の発端とな
った日本海上保安庁は(乗客や船長らの)釈放に同意し、正式に日本交流協会の舟町仁
志・副代表が海上保安庁第11管区の那須秀雄・本部長の書簡を携えて、直接(『聯合号』
の)船長に謝罪した。これによってこの事件の終止符が打たれ、続けて、賠償問題が協
議されることになったのは、多くの人々を安堵させた」と強調した。

 そのうえで、馬総統は「この事件は台日関係にプラスの影響もあったと信じている。
なぜなら双方が平和的な外交ルートを通じて効果的に問題解決をはかろうという認識に
達し、両国関係が影響を受けなかったばかりか、増進されたのである」との認識を示し
た。 
                           【総統府 2008年6月24日】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●本誌の転載転送を歓迎
 本会活動をより多くの方々にご理解いただきたく、転載転送をお願いします。その際、
 本誌からの転載転送である旨を記していただければ幸いです。

●日本李登輝友の会へのご入会─入会申し込みフォームをお使いください
 本会へのご入会申し込みフォームをホームページに設けています。これでお手軽にご
 入会申し込みができますのでご利用ください。

 ■入会申し込み http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg

●本誌が届かなくなった方は【解除→再登録】の手続きを
 このところ、本誌「メールマガジン日台共栄」が届かなくなったという方が続出して
 います。通常は週に3回以上発行しております。購読を解除したわけでもないのに届
 かなくなったという場合は、いったん購読を解除し、それから再登録をお願いします。

1)解除手続き http://melma.com/contents/taikai/
  「メールマガジン日台共栄」のマガジンIDは「00100557」
2)メルマ!事務局から「メールマガジン解除完了のお知らせ」が届く。
3)本会ホームページのメールマガジン欄「購読お申し込み」から申し込む。
  ホームページ:http://www.ritouki.jp/
4)メルマ!事務局から本登録を完了させる「メールマガジン登録のご確認」が届く。
5)本登録。
6)メルマ!事務局から「メールマガジン登録完了のお知らせ」が届いて完了!
--------------------------------------------------------------------------
日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会
の活動情報とともに配信するメールマガジン。
●マガジン名:メルマガ「日台共栄」
●発   行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
●編集発行人:柚原正敬
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2007 Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。