国際情勢

メールマガジン日台共栄

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【メルマガ日台共栄:第784号】 馬総統の対日姿勢「滑り出し好調」 台北駐日経済文化代表処代表 許世楷氏

2008/06/03



>>>>> http://www.ritouki.jp/━━━━━━━━【平成20年(2008年) 6月3日】

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<<INDEX>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.784]
1>> 馬総統の対日姿勢「滑り出し好調」 台北駐日経済文化代表処代表 許世楷氏
2>> 台湾から待望の第1便 小松−台北が就航
3>> 知事、観光PRに意欲 台北−宮崎定期便就航 宮崎空港でセレモニー
4>>【読者の声】李清興さんを悼む [神奈川 栗山 威郎]
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1>> 馬総統の対日姿勢「滑り出し好調」 台北駐日経済文化代表処代表 許世楷氏
   台湾の中国接近、方針事前通知を

【6月2日 フジサンケイ ビジネスアイ】

 馬英九氏が5月20日、台北で総統就任式を行い、台湾で中国国民党が8年ぶりに政権を
握った。これを受けて訪中した国民党の呉伯雄主席は28日、北京の人民大会堂で中国共
産党の胡錦濤総書記と1949年の中台分断以来、与党として初の国共トップ会談を実現し
た。会談では99年に中断したままの中台対話を9年ぶりに再開することで一致するなど、
両岸関係が大きく動きそうな情勢だ。台北駐日経済文化代表処の許世楷代表(駐日大使
に相当)に馬新政権の基本政策や、今後の対中、対日関係などについて見解を聞いた。

【出身地問題の克服】

 馬総統が就任演説で示した「政治の清廉」は、民進党政権後期の腐敗に対する批判と
ともに、かつての国民党への反省、戒めも込めた。次に「両岸(中台)和平」では経済
開放による対中開放を挙げた。「エスニックグループ(族群)の調和」では、選挙のた
びに表面化した外省人(中国大陸籍)と本省人(台湾籍)の対立問題を、(本省人の票
も集めて圧勝した)3月の選挙である意味、克服したのではないか。香港生まれで外省人
の馬氏は、台湾に骨を埋めると表明した。

【対中経済開放】

 馬政権による(対中政策の)目玉は、海と空の中台直行便の定期化。これまでも飛ん
でいるチャーター便の定期化は実現可能だ。だが来年7月に予定している定期便になる
と、国内線なのか国際線かをはっきりさせないといけない。中国は国内線というだろう
が、台湾からみれば国際線だ。

 中国からの観光客の制限撤廃も掲げている。これまで中国人観光客には、保証金を積
むか、在職証明(収入証明)の提出で来台を認めた。その撤廃は無制限を意味する。だ
が受け入れ後に(不法滞在者など)送り返したくても中国が受け入れなければどうなる
か。大きな心配だ。台湾での「人民元」両替問題もある。3つとも簡単に見えるが、技
術的側面からは難しい。

【中国の対台姿勢】

 中国が台湾に向けている1300基のミサイルが撤去されない限り、平和交渉はできない
と主張しているが、撤去までにどれだけの努力が必要なのか懸念される。総統選後、国
民党幹部の訪中が相次いでいる。だがあくまで国民党と共産党の私的関係にすぎない。
結局、(馬政権による対中当局間)交渉が進行するまで模索状態になる。だが中国は(
総統選後も)態度を改めていない。世界保健機関(WHO)への台湾のオブザーバー加
盟申請は拒絶し、討論もさせない。中国が柔軟な立場に出てくるのはそう簡単ではない。

【現在の対日関係】

 国交がないにもかかわらず対日関係は(1972年の断交後)ここ数年が一番よい。新た
な段階を迎えたのが2005年だった。

 同年2月の日米安保条約にもとづく定期協議で、台湾海峡の平和維持が日米の共通戦
略目標として挙げられた。当時、中国は「反国家分裂法」の制定作業中であり、共同声
明はこれに反対する日米共通の答えだった。同年8月の訪日台湾人へのノービザ措置(の
恒久化)。台湾はすでに日本人にノービザ措置を取っており手続きの便利さ、渡航費用
負担軽減だけでなく、台日互恵平等が実現した。

 この2つは対日関係を一段と良好にした。03年に数十万人だった双方の渡航者数は05
年、訪日する台湾人が135万人、台湾に行く日本人が116万人まで増えた。台湾の雑誌に
よる台湾人の外国に対する好感度調査で、06年にはそれまで1位だった米国を抜いて日
本が初のトップになった。

【対日関係の新段階】

 馬氏は選挙期間中に2回訪日。「自分は知日派」と述べた。また5月8日には戦前、台
湾の水利事業に貢献した日本人の八田與一(はった・よいち)技師の命日で、台南での
式典にも参加。対日関係を気にしており、滑り出しは好調と評価していいと思う。

 対日関係は新しい段階に入る。私は在任中、日中が接触する際、台湾についてどれだ
け、どのように触れるかに神経をとがらせてきた。今後、対中接近、経済開放を目指す
馬政権で両岸接触が頻繁になれば、逆に日本は台湾の動きを気にかけるようになるだろ
う。

 このため私は4月、立法院(国会)で対日関係の現状を報告した際に、大事な両岸交
渉では何のためにどこまで、どうするか方針を事前に日本に通知するよう提案した。日
本を驚かすこともなく、信頼関係も損なわない。良好な対日関係の維持にはとても重要
だ。

 今後は日本が形式にとらわれず、台湾への(公務での)閣僚派遣など、交流レベルア
ップを望みたい。

【李登輝元総統】

 これは憶測だが、(対中政策を主管する)大陸委員会の主任委員(閣僚)に頼幸媛氏
を内定する前、馬氏は李登輝元総統に会っており、事前に了承を取っていると思う。李
元総統は(馬政権の)対中、対日政策に自分なりに関与すべきだとの使命感を持ってお
り、台湾人として貢献したい、という強い気持ちがある。

【プロフィル】許世楷
コー・セーカイ 台湾大卒業後、早大大学院に留学し政治学修士、東大大学院で法学博
士。津田塾大に奉職し教授、学科主任を歴任。台湾独立建国連盟で日本本部委員長、同
総本部主席も務めた。台湾の民主化とブラックリスト解除で1992年に帰台して静宜大教
授、台湾憲政研究センター委員長などを経て2004年7月から現職。73歳。台湾彰化市生
まれ。
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2>> 台湾から待望の第1便 小松−台北が就航

【6月2日 北國新聞】

 エバー航空(台湾)の小松−台北便が1日就航した。小松空港の国際旅客定期便は19
79(昭和54)年のソウル便、2004年の上海便に次いで3路線目となる。国際線出発ロビ
ーで行われた記念式典では関係者約50人が出席し、北陸、台湾の双方向の交流拡大に期
待を込めた。

 台北便は水、日曜日の週2便体制でスタートし、7月からは運航日が水、土曜日となる。
飛行時間は約3時間で、252人乗りのA330−200型機を使用する。今月19日以降は機材を
小型化する。

 県などによると、第1便の利用者数は台北発が161人で搭乗率63・9%、小松発が250人で
99・2%だった。折り返しとなる小松発便には、地元の訪台団や北陸からの観光客、台湾
に戻る観光客らが乗り込んだ。小松には予定より約20分早い午後5時40分に到着。定刻の
7時30分に出発し、ほぼ定刻の10時半すぎ(日本時間)に到着した。

 当面は台湾観光客が中心になる見込み。北陸新幹線の金沢開業が近づき、国際線の強
化が迫られる中での開設となり、北陸の海外誘客拡大に期待が高まる。

 到着した第1便の機長や乗客に、ドラマ「花の恋」に出演した金沢市出身の俳優石川
雅宗さんらが花束や記念品を手渡した。

 小松発便には杉本勇寿副知事や金沢、小松、加賀市の市議団が搭乗し、訪台した。
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11月7日から物産展 谷本知事と亜東協会長が懇談
【6月3日 北國新聞】

 台湾の対日交流機関である亜東関係協会の陳鴻基会長らが2日、石川県庁に谷本正憲
知事を訪ね、就航した台北−小松便の利用促進に努める考えで一致した。県などが台北
で開く観光物産展を11月7−12日の日程で調整していることも確認した。

 陳会長らは10月31日から11月3日に台北国際旅行博が開催されると紹介。県は中部広
域観光推進協議会の枠組みで参加する。谷本知事は「物産展と旅行博をセットでうまく
やればいい」と述べ、誘客につなげる考えを強調した。

 また就航への謝意を示し、「直行便ができ、これでゆっくり行ける」と訪台に意欲を
示した。陳会長は台湾の調査で日本は最も人気が高いとし、「今後は(観光客が)文化
のある石川に来る」と述べた。陳会長は紐野義昭県議会議長も訪ねた。
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3>> 知事、観光PRに意欲 台北−宮崎定期便就航 宮崎空港でセレモニー

【6月2日 西日本新聞】

 宮崎−台北を結ぶエバー航空(台湾)の週2便の定期便が1日就航し、宮崎空港(宮崎
市赤江)で記念セレモニーが開かれた。宮崎空港の国際定期便は、アシアナ航空(韓国)
のソウル線に続く2路線目。東国原英夫知事が早速、宮崎空港からの第1便に乗り込んだ。

 セレモニーでは台北からの第1便に乗り込んできたエバー航空の陳欣徳社長があいさ
つ。「1年間で10万人の利用、搭乗率8割が目標。南九州の人たちに台湾の美しい観光地
を巡ってもらいたい」と話した。

 宮崎からの第1便の乗客は194人。知事自ら引率する「お見合いツアー」に参加する
独身男女36人も搭乗した。出発を前に東国原知事は「台湾は紳士的、好意的で食や歴史
文化などアジアを代表する都市。台湾の人たちには、温泉や雪に関心があるそうなので、
五ケ瀬のスキー場などをPRしたい」と意気込みを見せていた。
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「知事ぃ!」熱烈歓迎 台湾定期便就航
【6月3日 宮崎日日新聞】

 国際定期便「宮崎―台北線」が就航した1日、初便で東国原知事ら県訪問団一行が台
湾入りし本県の観光と物産をPRした。トップセールスで訪れたデパートでは、台湾で
の東国原知事の愛称「東東(トントン)」に加え台湾在住日本人から「知事ぃ!」の掛
け声も。行く先々で盛大な歓迎を受け、観光や経済交流の発展に期待を抱かせる幕開け
となった。

 東国原知事を団長に県議会、県商工会議所連合会などの経済・観光団体などで構成す
る訪問団は、台北市内のデパート「太平洋SOGO復興館」で5月30日から6月11日まで
開いている「宮崎の観光と物産フェア」に参加し完熟マンゴーや日向夏ミカンなどをP
R。各コーナーは多くの買い物客でにぎわった。

 台湾ではここ数年、芸人時代に出演していたお笑い番組が再放送されていることから
知事は「東東」の名で親しまれている。台湾メディアも7、8社取材に訪れ、知事が身動
きが取れないほどの混雑ぶりだった。
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4>>【読者の声】李清興さんを悼む [神奈川 栗山 威郎]

 李清興さんの訃報に接したときは「まだお若いのに……」と信じられませんでした。

 私がお会いしたのは第3回李登輝学校研修団における移動のバス車内で、私達研修生
に対して自己紹介と共に、李登輝さんの考えに共鳴して日台親善に少しでも役立ちたい
と心を込めて話をされた時と、昨年2月の桜植樹ツアーに参加した時です。

 特に桜ツアーの際は順調に進んだ旅行も、最終日の前夜真夜中に食中毒となり一睡も
出来ずに苦しみ、同室の大塚さんと共に翌朝病院へ案内された。病院は混雑しており別
の病院へ行くよう指示されたが、そこも同様な状態であった。

 そこに李さんがやってきて我々2名を台湾大学の付属病院へ連れて行って下さった。
窓口の手続き、診察までの間およそ1時間位、言葉の分からない我々を一生懸命に元気
付けて励まして下さった。

 大勢の患者が出てスケジュールの調整等多忙な時に、親身になって世話をして下さっ
たあの時の李さんの姿が忘れられません。

 どうか安らかにお休みになって天空のかなたから日台国交が回復するのを見守ってい
て下さい。(6月2日)
        
                       [日本李登輝友の会 神奈川県支部]
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