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【メルマガ日台共栄:第763号】 李登輝前総統が秋の金沢で「日本人の精神」をテーマに講演の意向を表明

2008/05/11



>>>>> http://www.ritouki.jp/━━━━━━━━【平成20年(2008年) 5月11日】

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<<INDEX>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.763]
1>> 李登輝前総統が秋の金沢で「日本人の精神」をテーマに講演の意向を表明
2>> 李登輝前総統と西郷南洲 [日本文化チャンネル桜代表 水島 総]
3>> 愛知県支部と岐阜県支部が合同で「台湾研修ツアー」【申込締切:5月13日】
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1>> 李登輝前総統が秋の金沢で「日本人の精神」をテーマに講演の意向を表明
   国民党の一党支配で「かえって民主化はやりやすくなる」とも指摘

 石川県金沢市の「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」(中川外司・世話人代表)は、
毎年5月8日に営まれている八田與一夫妻の墓前際に参列するため、6日から訪台し、そ
の晩に行われた嘉南農田水利会主催の歓迎夕食会で同行する石田寛人・金沢学院大学長
は李登輝前総統に年内の同大での講演を依頼すると発表した。

 台南・烏山頭ダムで営まれた嘉南農田水利会主催のこの墓前際には馬英九・次期総統
も参列し、日本統治時代については「許せるが、忘れない」という従来の立場を表明し
つつも、八田技師を「一生懸命」の人と称賛し「八田技師の功績は誰もが評価している」
と述べた。

 台湾で八田與一の功績をもっとも高く評価しているのは、李前総統であり胸像を製作
した奇美実業創業者の許文龍氏であることを思えば、馬英九氏の墓前際への参列は、マ
スコミが指摘するように「反日イメージの払拭」という面も確かにあろうが、李前総統
や許文龍氏などへのアピールという面も見逃せない。

 立法院を制し、総統も制した中国国民党を率いる馬英九氏は、蒋介石・蒋経国時代の
「一党独裁」下の台湾人弾圧イメージを払拭し、台湾の自主独立派との「和解共生」姿
勢を打ち出そうとしているようだ。それは、大陸委員会の主任委員(大臣に相当)に台
湾団結聯盟所属で李前総統側近の頼幸媛女史を選任したことに現れていよう。また、こ
の墓前際直前の5月6日、馬英九氏が許文龍氏を訪ねて懇談したこともその現れと見てよ
いだろう。

                  *

 墓前祭を終えた八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会は9日、淡水に李前総統を訪問し、
石田寛人・金沢学院大学長は発表どおり李前総統に年内の同大での講演を依頼した。李
前総統は「承知しました」と答え、その時期は「もみじのころ、九月か十月」とし、
「奥の細道」をめぐる旅の途中に金沢へ立ち寄るとした、と北國新聞は伝えている。

 また、北國新聞のインタビューで李前総統は、中国国民党について「独裁的な政府に
陥るとの見方を否定し、一党支配で『かえって民主化はやりやすくなる』と指摘した。
また、3月27日の馬英九氏との会談で「日本のことで話を聞きたい、何か知りたいなら、
私は喜んで世話をしますと言った。ただ、具体的にどうするかは言っていない」と、そ
の内容の一部を明らかにしつつ、「こんな高齢で大使や何かの役職に就くことはない」
と台湾駐日代表処代表など、対日関係における責任ある立場への就任を否定した。

 すでに3月末、産経新聞のインタビューで「駐日代表をやるには年をとりすぎたが、
フリーランサーという形なら何かできると思う」と答えているが、それを改めて表明し
た形だ。
                   (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原 正敬)
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馬次期総統の親日姿勢評価 李登輝台湾前総統
【5月10日 北國新聞】

【台北9日=正札武晴】台湾前総統の李登輝氏が九日、台北県淡水の台湾総合研究院で
北國新聞社の取材に応じ、八年ぶりに政権を握る国民党の馬英九次期総統が親日ぶりを
アピールしていることについて「日本のことを知りたいなら喜んで世話をする」と述べ、
新政権での日台関係発展に協力する姿勢を示した。今年九月か十月に、金沢学院大で
「日本人の精神」をテーマに講演する意向も示した。

 二十日の馬総統就任により、国民党が総統職と立法院(国会)議員の大多数を手にす
る「一党支配」の状態となる。李氏は、独裁的な政府に陥るとの見方を否定し、一党支
配で「かえって民主化はやりやすくなる」と指摘。ねじれ状態にない安定的な政権で民
主化をさらに進めるべきだとの考えを示した。

 「反日」のイメージが強かった馬氏が八日、日本統治時代の台湾で烏山頭ダムなどの
一大水利事業を完成させた金沢市出身の八田與一技師の墓前祭に参列したことには、
「並大抵のことではない」と評価し、親日へと態度を軟化させたことを歓迎した。 

 本社の取材に先立ち、「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」(金沢市)の訪台に同
行している金沢学院大の石田寛人学長が、李氏に同大での講演を依頼し、李氏は「承知
しました」と応じた。 

 講演の時期は「もみじのころ、九月か十月」とし、昨年に続くライフワークの「奥の
細道」をめぐる旅の途中に、金沢へ立ち寄るとした。李氏の県内訪問は、二〇〇四(平
成十六)年以来、二度目となる。 

李登輝氏との質疑応答の主な内容は次の通り。

― 馬次期総統で日台の親善は進むのか。親善のために李氏が協力する考えは。

 馬氏は当選後、私の家に来た。私に言わせれば、馬氏は日本のことをあまり勉強して
いないし、よく知らない。日本のことで話を聞きたい、何か知りたいなら、私は喜んで
世話をしますと言った。ただ、具体的にどうするかは言っていない。こんな高齢で大使
や何かの役職に就くことはない。 

― 馬新政権で台湾の民主化はさらに進むのか。 

 総統は国民党の馬氏になり、立法院(国会)も(今年一月の選挙で)国民党が大勢を
占めた。馬氏が日本嫌いで、国民党の独裁的政府になると心配する人には、こう言って
いる。私が国民党の総統時、立法院は大多数が同党議員だったが、(独裁でなく)かえ
って民主化を進めやすかった。(同じ状況になる)馬氏は台湾のため一生懸命やろうと
考えれば、かえって民主化はやりやすい。馬氏には日本との関係、アジアとの関係をし
っかりやれと話した。 

― 馬氏への評価は。 

 この人は割と正直でクリーンだ。彼が烏山頭ダムに出向き、八田技師の墓前祭に参列
したのは、並大抵のことじゃない。私の本にある、八田さんの「日本人の精神」を読ん
だのかもしれない。馬氏をあまり変な偏見で見てはいけない。 

― 福田康夫首相の支持率が低下している。今の日本の政治をどうみるか。 

 今の日本の指導者は、もう少し強くやらないと。弱々しい格好では、人民は歯がゆく
てしょうがない。 

― 「奥の細道」をたどる今年秋の訪日では、昨年に続いて、実兄が祭られている靖国
 神社を参拝するか。 

 今年の訪日での参拝は無理でないか。何とも言えない。
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2>> 李登輝前総統と西郷南洲 [日本文化チャンネル桜代表 水島 総]

 西郷南洲を尊敬している日本人は数多いが、私もその一人である。衛星放送「日本文
化チャンネル桜」の社是も南洲翁の「敬天愛人」と吉田松陰の「草莽崛起(そうもうく
っき)」である。

 私は学生時代ドイツ文学を学び、作家のトーマスマンを通して西欧近代主義批判を研
究課題にした。その結果として、日本文化の底知れない深さや大らかさ、独自性に気づ
き、「日本回帰」を果たした人間である。

 日本が近代化をはじめる明治維新を考えたとき、大久保利通の富国強兵の近代国家路
線は必然的なものではあったとは思う。しかし、私は西郷南洲の体現した「日本」を「
主語」として、この近代化路線を推進すべきだったと考える。日本の伝統や魂を体現し
ていた南洲翁の存在が失われたとき、日本という主語を失った我が国の「近代化路線」
がはじまったのだと思う。そして、大東亜戦争の敗北、戦後日本の惨状を生み出した大
きな遠因になっているように思うのである。

 そんな日本の歴史を踏まえて、私は台湾を考える。台湾の近代化、民主化を考えると
き、台湾を「主語」として考え、それを基にして政治を推進した李登輝前総統の存在を
忘れることは出来ない。

 李登輝総統の下で台湾は、独自の国家としての歩みを開始した。それは台湾という独
自の主権国家の歩みだった。日本の明治維新に相当するような歴史が開始されたように
思われ、私は大いに喜んだ。

 というのは、李登輝総統の台湾精神は、南洲翁の日本精神に近いものではないかと思
ったからである。明治維新の精神を全て失い、主語(日本)を失い、無国籍な物質主義
の蔓延する戦後日本の現状を見るとき、日本の再生へのきっかけになるかも知れないと
考えたのである。

 西郷南洲は、哲人の武士でもあったが、したたかな現実政治家でもあった。李登輝と
いうアジアの大政治家に西郷南洲の系譜を感ずるのは私だけだろうか。

 ただ、現在の台湾の状態は、李登輝総統の掲げた台湾を主語とする主権国家としての
道からずれつつあるように見える。むしろ、戦後日本の辿った道を進みつつあるように
見えるのである。しかし、台湾の現在を生み出したのは、我が日本であったという痛苦
な思いが、私にはある。

 日本は台湾を助けなかった。日本は李登輝路線を支持せず、自らも日本を主語とした
主権国家の道を歩まず、米国に、あるいは中国の顔色を窺いながら、金儲けだけを考え
る国に成り下がったままだったからである。責任あるアジアの大国として日本さえしっ
かりしておれば、現在の台湾はなかったように思う。

 さて、自ら西郷南洲の弟子と称する人物の一人に頭山満翁がいる。彼が弟子たちに残
した有名な言葉がある。

「ひとりでも淋しいと思わぬ男になれ」

 この言葉は、日本人としての優しく繊細な人情と、雄々しい益荒男ぶりがよく示され
た私の大好きな言葉である。何かを成し遂げようとするときは、こういう日本魂が必要
だと思うからだ。

 そして、この言葉を思い出すたびに、心に浮かぶのは「台湾」であり、李登輝という
人物である。台湾こそ、国際社会の中でこの言葉通りの国家として、孤軍奮闘、弱みを
見せず歩んできたのではないか。

 特に李登輝総統時代の台湾は、まことに天晴れな誇り高き国家としての道を堂々と歩
んでいた。その道を学び考えることは、戦後日本再生への道でもある。 

          【日本李登輝友の会機関誌『日台共栄』5月号「台湾と私」より】
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3>> 愛知県支部と岐阜県支部が合同で「台湾研修ツアー」【申込締切:5月13日】

 日本李登輝友の会の愛知県支部(重冨亮支部長)と4月26日に第17番目の支部として
発足した岐阜県支部(村上俊英支部長)が、来る6月13日から3泊4日の日程で合同訪台
します。愛知李登輝友の会にとっては昨年に続き2回目の「台湾研修ツアー」となりま
す。

 昨年も李登輝前総統へ表敬訪問していますが、今回も表敬訪問できるようになったそ
うです。5月13日が申し込みの締切日となっていますので、県内やお近くの会員の方や
会員ご希望の方はどしどしお申し込み下さい。定員は20名だそうです。詳しくは両支部
のホームページをごらん下さい。                   (編集部)

■愛知李登輝友の会ホームページ
 http://www.ritouki-aichi.com/

■岐阜李登輝友の会ホームページ
 http://homepage3.nifty.com/ritouki-gifu/

■旅行日程 平成20年6月13日(金)〜16日(月)
■旅行代金 115,000円(別途 空港税等 約20,150円)
      ※一人部屋追加料金30,000円
■定  員 20名
■申込締切 5月13日(金)
■旅行代金 申し込みと同時に下記宛へお振込みください。
      1)郵便振替口座 00870‐5‐186859
        日本李登輝友の会愛知県支部
      2)三菱東京UFJ銀行覚王山支店 普通 3590453
        日本李登輝友の会愛知県支部

◎詳細につきましては下記までお問い合せ下さい。
 事務局 〒464-0836 名古屋市千種区菊坂町3-5-302 愛知李登輝友の会
 TEL&FAX 052-763-4588
 E-mail:info@ritouki-aichi.com
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 本会活動をより多くの方々にご理解いただきたく、転載転送をお願いします。その際、
 本誌からの転載転送である旨を記していただければ幸いです。

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 ■入会申し込み http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg

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