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【メルマガ日台共栄:第714号】渡部昇一氏が「正論」4月号で『広辞苑』のデタラメ記述を剔抉

2008/03/06

>>>>> http://www.ritouki.jp/━━━━━━━━【平成20年(2008年) 3月6日】

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          新しい日台交流にあなたの力を!!
<<INDEX>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.714]
1>> 渡部昇一氏が「正論」4月号で『広辞苑』のデタラメ記述を剔抉
2>>『広辞苑』が日中共同声明の記述の誤りを認めた[冨澤 賢公]
3>>【新刊紹介】 片倉佳史他著『台湾鉄道の旅完全ガイド』[評・片木 裕一]
4>> 3月29日(土)、片倉佳史氏を講師に東京海外旅行研究会が3月例会
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1>> 渡部昇一氏が「正論」4月号で『広辞苑』のデタラメ記述を剔抉
   台湾の記述についても「許し難い」とその嘘を批判

 現在発売中の「正論」4月号で、渡部昇一氏(上智大学名誉教授)が、今年1月、10年
ぶりに改訂されて出版された『広辞苑』第6版(岩波書店)のデタラメ記述を剔抉(て
っけつ)している。

 その初版から約200年間のブリタニカ百科事典(Encyclopedia Britannica)のすべてを
持っているという渡部氏は、「日本人の事典」という視点から『広辞苑』の記述のデタ
ラメぶりを批判している。

 冒頭で「上海事件」を取り上げ、『広辞苑』が「上海で生じた日中両軍の戦闘。一九
三七年八月一三日に始まり、日中戦争の全面化に連なる。」と記述しているのに対し、
「日本の『事典』であるならば、あえてちゃんと『上海で、シナ軍が日本軍に仕掛けた
本格的な戦闘』と書くべきであろう」と述べ、アメリカでベストセラーになったトレヴ
ェニアン著の『シブミ』やユン・チアン著『マオ』の記述を引用して、上海事変はシナ
軍が先に仕掛けた戦闘であることを明かしている。

 続いて「従軍慰安婦」「太平洋戦争」「大東亜会議」「朝鮮人強制連行」「南京大虐
殺」「盧溝橋事件」などを取り上げ、完膚なきまでその「いんちき」記述を破砕してい
る。

 また、この第6版には「拉致事件」の項がないことを指摘し、「五版から十年間で、
日本人にとって最も記憶に刻むべき事件であった、日本人拉致事件が盛り込まれていな
いのは、何ということか。まさに許しがたい」と怒りは頂点に達する。

 同時に、中国の地図に関して、台湾が「台湾省」にされていることについても、「け
しからん話だ」と批判し、それよりも「もっと許し難いのは【台湾】の項の記述であ
る」と、学研の地球儀問題を引き合いに「広辞苑は記述の方も間違いだらけだ」と剔抉
しているのである。

 渡部氏は台湾の戦後史を簡潔に述べつつ「『中国に復帰した』という広辞苑の記述
は嘘だ」と喝破している。

 本誌でも『広辞苑』が第5版以降、「日中共同声明」について「日本は中華人民共和
国を唯一の正統政府と認め、台湾がこれに帰属することを承認し」という嘘記述の訂正
を求めている(2月21日:第706号、2月23日:第708号)。

 岩波書店では、次に紹介するように本会の冨澤賢公・事務局次長からの指摘に対して
「日中共同声明」の記述の誤りを認め、「次の刷で訂正する」と言っているが、これは
第2刷がいつなのかを明らかにしていない、まさに言い逃れにすぎない詭弁である。

 本会としても、岩波書店に訂正させるべく徹底的に追及していく。

                    (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原正敬)
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2>>『広辞苑』が日中共同声明の記述の誤りを認めた[冨澤 賢公]

 『広辞苑』の日中共同声明の項の記述に対して、日本李登輝友の会の冨澤賢公・事務
局次長が訂正を求めたところ、以下のような回答があった。なんと間違いを認め、「刷
を改める機会があり次第、訂正いたします」というのである。
 そのやり取りをすべてご紹介したい。
 だが、「刷を改める機会」がいつなのかを明らかにしていない以上、この記述はまか
り通ることになる。先にも述べたように、早急に訂正措置を取らせるべく岩波側に要求
していきたい。                           (編集部)
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【岩波書店からの回答 2月26日】

 「日中共同声明の文言と広辞苑の解説の一部とがくいちがっております.恐縮でござ
います。刷を改める機会があり次第、訂正いたします。

                       岩波書店 辞典編集部  山崎 貫
                                Kan YAMAZAKI
                       〒101-8002 千代田区一ツ橋2-5-5
                          T 03(5210)4158 F 4186
-------------------------------------------------------------------------
岩波書店様

 先般、お送りして、貴社の回答を求めた者です。

 いまだにお返事がありませんが、貴社は、事の重大さを、まだ認識しておられないか、
辞書を作る側としての自覚が無いと解釈してもよろしいのでしょうか。純粋に歴史を学
ぶものとして心を痛めています。

 これで岩波書店は死にました。先達の努力を無に帰しました。

 一読者の疑問に対して、回答をしないということは、先進国の出版社の取る態度では
ありません。

 ひょっとしたら、皆さん心の中では失敗したと思っている方がたくさんいらっしゃる
のではありませんか。

 もう一度だけチャンスを差し上げます。一週間以内に、この件に対する私の疑問に、
自信を持った、ご回答を御願いいたします。

 もしそれが無ければ、今後一切貴社の出版物は手にしません。買い求めたカシオの電
子辞書と広辞苑は販売店に訳を言って返品させていただきます。

 2008年2月26日

                                 冨澤 賢公
                           (住所・電話番号は省略)
--------------------------------------------------------------------------
岩波書店殿

 カシオ製の電子辞書EX−wordの中の「広辞苑」第5版(逆引き広辞苑)で重大
な誤りがあります。

 「日中共同声明」の項で「……日本は中華人民共和国を唯一の政党政府と認め、台湾
がこれに属することを承認し……」と説明されています。

 これは、誰が見ても完全なる間違いです。日本政府の立場は、台湾の帰属に関しては、
中華人民共和国の立場を理解し、尊重するとの見解でした。国際慣例からして、理解し、
尊重しますということは認めますということではありません。これは現在の日本政府と
しても継続した見解であります。

 このような、間違ったことを、天下の岩波書店が「広辞苑」に記載するということは
出版社として万死に値することであります。「辞書」という子供から大人まで利用者の
多いものはありません。その使命、影響力は計り知れないものがあります。

 この問題は、学研トイズ他の地球儀以上の問題に発展すると思います。貴社の存亡に
係ることになることと危惧しています。

 地球儀の学研トイズは対応を誤り会社が消滅しました。不買運動に発展したら……。
私の友人は食肉の問題で会社が解散して、その職を失いました。

 早いうちに手を打ってください。訂正なり、謝罪広告なり、商品の回収なり、方法は
いくらでもあります。

 松下電器は10年前の暖房機の事故で日本国の全家庭に対策のハガキを送りました。そ
の企業としての姿勢が評価されました。

 万死に値する行為は出版社として許されることではありません。週刊誌の記事とは天
と地ほどの違いがあります。辞書作成という使命感に燃えた先人の方々の血と汗の結晶
を大切にしてください。

 私の意見を述べましたが、これに対しての貴社の見解を、返信メールにて御回答くだ
さい。

 2008年2月21日

                                  冨澤 賢公
                           (住所・電話番号は省略)

追伸 
 なお、この誤記は台湾の2,300万人の国民への最大の侮辱でもありますことを付け加
えておきます。
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3>>【新刊紹介】 片倉佳史他著『台湾鉄道の旅完全ガイド』[評・片木 裕一]

 先月20日、イカロス出版より『台湾鉄道の旅完全ガイド』が刊行されました。この本
は台湾の鉄道の魅力を紹介し、より多くの方に鉄道旅行を楽しんでいただくことを目的
に編集されています。また、本書の大部分を台湾在住のジャーナリスト・片倉佳史氏や
鉄道写真家の結解喜幸氏が執筆されています。

 とにかく写真が美しい。

 巻頭25ページは片倉氏による台湾新幹線の大特集!沿線ガイドからグッズの紹介、撮
影地ガイドまで地図入りで紹介されているだけに留まらず、約30年前の構想段階から現
状までの経緯も詳しく解説されています。これを読んだら、貴方も講演できます。

 続いて台湾鉄路局(台鉄)の沿線や車両の解説があり、結解氏による「台湾一周指南」
が駅弁の紹介まである楽しい読み物。勿論、阿里山鉄道や台北のMRT(地下鉄)、す
でに営業廃止しているサトウキビ鉄道まで紹介されています。サトウキビ鉄道の一部は
観光用に運行さてれいるところもあり、それらのアクセスやダイヤ(運行時刻)まで掲
載されています。

 また、歴史的な写真や鉄道旅行でよく使いそうなフレーズを集めた会話便利帖もあり
ます。

 本書は基本的には「鉄ちゃん」(鉄道ファン)対象ですが、内容は幅が広いので、そ
うでない人も楽しんで読んでもらえるものと思います。

 *注:ダイヤや金額は随時変わりますので、本書に記載されているとおりとは限りま
  せん。例えば、桃園空港から高鉄桃園駅のバスは20元、とありますが現在は30元な
  ど。

 ところで、日本で出版される海外の鉄道に関する書籍は、その写真や資料はほとんど
日本人の執筆者や出版社編集部、先方の鉄道関係機関が準備提供しています。ところが
本書の場合、かなりの写真や資料を台湾人の鉄道ファンや、台湾の公的機関が準備提供
しています。この「台湾の鉄道ファン」ですが、そのうち何人かは私も親交あり、私自
身たいへん嬉しく思っています。

 日本は世界の鉄道ファンの天国ともいえる国です。何故か? 鉄道ファンのいる国は、
高度な民主主義が達成されている自由な国だからです。橋や海岸線で列車を自由に撮影
できる国はそう多くありません。鉄道はその使途によっては重要な「兵站」です、国に
よっては駅で列車にカメラを向けるだけで「関係者」がすっ飛んできます。

 台湾でも、つい10年余り前はそうでした(今でも一部の場所は注意が必要です!)。
現在、台湾には多くの「鉄ちゃん」がいます。そして彼らは日本にもよく来ていますの
で、今後の日台交流のひとつの接点としていきたいと思います。

 その片倉さんの講演会が、3月29日、東京・目黒で開催されますので、お時間の都合
のつく方は是非ご参加ください。勿論、私も参加します。

 なお、同じく片倉さんの『台湾新幹線で行く台南・高雄の旅』(まどか出版、2007年
3月刊)も併せて読んでみることをお勧めします。

          【評・片木裕一 日台鉄路愛好会幹事、日本李登輝友の会理事】

■書名 『台湾鉄道の旅完全ガイド』
■著者 片倉佳史・結解喜幸他
■版元 イカロス出版 http://www.ikaros.co.jp/
■体裁 B5判、並製、本文130ページ
■定価 1,800円(税込み)
■発売 2008年2月21日
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4>> 3月29日(土)、片倉佳史氏を講師に東京海外旅行研究会が3月例会 
   演題「どこまでも奥深い台湾の魅力、現地ライターの取材秘話」
 
 人気急上昇中の台湾。その魅力を現地での取材体験を盛り込みながら語ります。旅や
グルメに始まり、取材や調査時のエピソードなどもご紹介。近隣諸国との文化比較、台
湾における海外旅行事情、ガイドブック製作の裏話などもご紹介します。

講師:片倉佳史(かたくら よしふみ)
   台湾在住フリーランスライター。台湾にて繰り広げられる「日常」をテーマに観
   光、歴史、地理、言語、交通、トレンドと幅広い執筆活動を展開。ガイドブック
   や旅行書の執筆や撮影は多く、今までに手がけた台湾のガイドブックは4社15冊
   種に及ぶ。2000年からは昭文社と専属契約を結び、同社刊行の台湾に関するガイ
   ドブックの監修者として関わっている。2003年から台湾政府新聞局記者。2006年
   度台北市旅館組合審議員。

日 時:3月29日(土)14:40〜16:00

場 所:目黒区民センター 7階 第3研修室
    http://kaiken.ikegi.net/~kaiken/map/meguro.htm

参加費:300円

定 員:60名程度
    ※申し込みは不要ですが、席がなくなる可能性もあるそうです。

主 催:東京海外旅行研究会[代表・西山守]
    お問い合わせは同研究会まで → http://kaiken.ikegi.net/
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