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【メルマガ日台共栄:第713号】 李登輝前総統が「諸君!」4月号で台湾総統選挙について初の見解表明

2008/03/05



>>>>> http://www.ritouki.jp/━━━━━━━━【平成20年(2008年) 3月5日】

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<<INDEX>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Vol.713]
1>> 李登輝前総統が「諸君!」4月号で台湾総統選挙について初の見解表明
2>> 高雄と嘉義で日本からの河津桜植樹式 
3>> [新刊紹介] 宗像隆幸著『台湾建国−台湾人と共に歩いた四十七年』
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1>> 李登輝前総統が「諸君!」4月号で台湾総統選挙について初の見解表明
  「台湾に必要なのは独立宣言でも台湾名義での国連加盟でもない』と喝破

 台湾の総統選挙が投票日まで20日を切った。以前から、李登輝前総統の態度がはっき
りしない、謝長廷支持を打ち出さないのはおかしいのではないかという声が、台湾でも
日本でもあがっている。

 現在発売中の「諸君!」4月号が「二〇〇八年台湾総統選挙と『海洋国家』日本の運
命」と題して、李登輝前総統と作家の深田祐介氏の対談を掲載している。

 対談の中心テーマは、なぜ東アジアは混迷するのか、その原因とされる中国に対して
日本と台湾はどのように向き合うべきか、である。この中で、台湾の総統選挙について、
李前総統が初めて見解を明らかにしている。

 李前総統は、今回の総統選について「なるようにしかなりません」と、一定の距離を
置きつつも、「非常に興味深い」として、「謝さんがあっさり大差で敗北してしまえば、
台湾の民主化は二十年遅れてしまうでしょう。しかし、馬さんを僅差で追い上げられれ
ば、両党の旧勢力が一掃され、大幅に世代交代が進む可能性があります」と述べるとと
もに、「場合によっては、第三勢力の結集、国民党の分裂など、政界再編もあるかもし
れない」と、非常に興味深い発言をしている。

 また、驚いたことに「『馬氏は親中反日、謝氏は反中親日』といったような短絡的な
見方は間違い」と断言もしている。その理由は、中国国民党の馬英九候補は「世間で言
われているほど北京政府との関係は深くなく」「馬さんとアメリカの関係は予想以上に
深い」からだとし、一方の民進党候補の謝長廷候補も「胡錦濤は、謝さんが総統に就任
した方がやり易いと考えているふしがある」と、これまでの両候補に対する見方を180
度転換させるような見解を表明しているのである。

 李前総統がなぜそのような見解に至ったのかはこの対談を読んでいただくしかない。
だが、これまで李登輝学校研修団における数度の特別講義において、ハンチントンの文
明論などを梃子に台湾の民主主義について分析してきたことと、この見解は符号してい
る。

 特別講義では、中国国民党に対する考え方や陳水扁総統の統治方法などにも触れてい
て、李前総統の考え方の根本がよく理解できる。

 なぜ李前総統が謝長廷支持を打ち出さないのか、なぜ「今、台湾に必要なのは、『独
立宣言』でも台湾名義での国連加盟でもない』と述べるのかなど、その理由を知りたい
方は、本会の機関誌『日台共栄』に掲載した特別講義でほぼ明らかにしているので、ぜ
ひお読みいただきたい。

 最後に一言行け加えると、安倍政権が短命に終った原因について、李前総統が「とく
に官房長官の人事は失敗」と直裁かつ具体的に剔抉しているのには、日本ではあまり指
摘されなかっただけに、正直驚かされた。

 また、些細なことかもしれないが、李前総統を知ることにおいては人後に落ちないと
思われている深田祐介氏が、昨年の訪日時に李前総統が靖国神社に参拝するまで、実兄
の李登欽氏(日本名:岩里武則)が靖国に祀られていることを知らなかったことにも驚
かされた。

 いずれにしても、この「諸君!」の対談と、李前総統が2月下旬に刊行された『最高
指導者の条件』(PHP研究所)を併せて読まれることをお勧めしたい。歴史と現実を
踏まえて考え抜いた思考の深さ、スパンの長さを、改めて知らされる。

                   (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原正敬)

■「諸君!」(文藝春秋 定価:680円)
 http://www.bunshun.co.jp/mag/shokun/index.htm

■『最高指導者の条件』(PHP研究所 定価:1,470円)
 http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69801-4
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2>> 高雄と嘉義で日本からの河津桜植樹式 

 昨日、本誌で台湾における桜植樹式典について詳細なレポートを掲載した際、2月29
日付の中央通信社の報道記事(漢文)を掲載しましたが、「台湾週報」が2月29日付と3
月1日付の記事を併せて掲載していますのでご紹介します。

 また、この「桜植樹式とお花見ツアー」の模様を、多数の写真とともにホームページ
に掲載しましたのでご覧下さい。                   (編集部)

■日本李登輝友の会ホームページ http://www.ritouki.jp/

 なお、昨日の本誌記事中、下記の誤りがありましたので訂正してお詫びします。
・タイトルの「高尾」→「高尾」
・潮音寺の場所「鵞鑾鼻(がらんび)岬に建立」→「猫鼻頭の近くに建立」
・嘉義県の副県長、「林」氏→「黄癸楠」氏

■潮音寺の参拝について
 普段は無住となっていますので、参拝される際は下記にご連絡下さい。日本語でも大
 丈夫です。
・潮音寺参観予約電話 08-886-7929
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高雄と嘉義で日本からの河津桜植樹式
【3月4日、台湾週報】

 日本の「育桜会」および「日本李登輝友の会」は先日、日本の河津桜を台湾に寄贈し、
高雄県と嘉義県でそれぞれ植樹式が行われた。

 2月29日、高雄県・澄清湖風景区で植樹式が行われ、松前孝廣・育桜会理事長、柚原
正敬・日本李登輝友の会事務局長、黄崑虎・台湾李登輝友の会総会長、楊秋興・高雄県
長(知事)、神戸浩道・日本交流協会高雄事務所所長、謝&#22734;煌・台湾自来水(水道)公
司第7管理処経理らが出席し、河津桜の苗木170本を植樹した。

 謝[土薫]煌氏は「昨年12月末、李登輝友の会全国総会の協力で、改良した日本の河
津桜30本の苗木を澄清湖風景区児童遊園に移植したところ、今年1月に花が咲き、美し
かった」と語り、河津桜を育てた経験から、これらの桜は風景区の観光にも有益である
との考えを述べた。 

 黄崑虎氏は、これらの日本から寄贈された桜の植樹式は大変意義があると述べ、桜を
通じた台日両国の交流強化に意欲を示した。

 柚原氏は「日本李登輝友の会は2005年より李登輝友の会全国総会を通じて台湾へ河津
桜を寄贈しており、今年は阿里山と澄清湖に植えることになっている。今回は第3回目
の植樹であり、毎年1,000本ずつ、1万本贈る予定である」と説明し、「来年2月に河
津桜が満開になるときには、日本のメディアでも報道されるだろう」と語った。

 松前理事長は園田天光光・育桜会名誉会長からのメッセージを代読した。このなかで、
園田・名誉会長は、台湾が娘のように河津桜を大事に育ててくれていることに感謝の意
を示し、桜が美しく咲くことで、両国の交流がさらに深まるよう期待を示した。 

 楊県長は「桜を通じた交流は大変意義があり、苗木の生長は、台日両国の感情がます
ます良くなっている象徴のようだ。高雄県は、桃源郷の藤枝や六亀郷の宝来など、海抜
が高く、桜の生長に適合した土地を提供できる。今後も桜を通じた交流を続け、桜を植
樹して、観光の発展を促進してゆきたい」と語った。

         〇         〇         〇 

 3月1日、嘉義県の阿里山公路(台18線)二延平山歩道入口広場で河津桜の植樹式が行
われた。同植樹式には、松前孝廣・育桜会理事長、黄崑虎・台湾李登輝友の会総会長、
蔡推・交通部長(交通相)、陳晋源・公路総局局長らが出席した。

 陳局長は「行政院の『観光客倍増計画』に呼応し、阿里山公路沿線の観光スポットを
より魅力的なものにするため、『李登輝友の会』の協力の下、日本の育桜会から河津桜
が300本贈られ、ここに植樹式を行う」と述べた。

 「河津桜」は大島桜と寒緋桜がかけ合わされたもので、ピンク色の花が咲く。今回植
樹されたものは、高さ約160センチで、来年2月から3月にかけて開花する。

 蔡部長は「来年、桜が咲く頃には、多くの観光客で賑わい、台湾の観光客も日本人と
同じように桜の下を散歩できる」と、育桜会に対して感謝の意を示した。

 育桜会は、園田天光光・元衆議院議員が創設した国際交流の団体で、同氏は世界平和
の推進ならびに日本とその他の国々との友好関係の増進のために「育桜会」を組織し、
日本の桜を各国へ寄贈している。
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3>> [新刊紹介] 宗像隆幸著『台湾建国−台湾人と共に歩いた四十七年』

 長年にわたり筆者は、台湾独立運動を主導する台湾人とともに運動を支えてきた。そ
の政治理論は台湾の政治家やメディアからも注目され続けている。
 本書は、台湾において人びとの自由を勝ち取るために、命をかけて恐怖政治と闘った
者たちの記録といえる。日本と台湾とが舞台となった独立運動の歴史をたどりつつ、そ
して当事者だから知りうる数々の逸話で綴られる台湾の「建国神話」は、情熱を語るス
リリングな読み物でもある。ここで繰り広げられる物語は、台湾独立運動と台湾民主化
のありようというだけでなく、ひいては日本をも含む東アジアの現実を浮き彫りにして
いるのである。
 なお本書には台湾の李登輝前総統が序文を寄せている。 
                            (まどか出版HPより)


宗像 隆幸(むなかた たかゆき)
1936年、鹿児島県生まれ。明治大学経営学部卒。1961年、台湾青年社に参加、月刊『台
湾青年』の編集に従事。1985年から停刊する2002年まで同誌編集長を務める。アムネス
ティー・インターナショナル日本支部理事、台湾人元日本兵の補償問題を考える会幹事
を歴任。現在、台湾独立建国聯盟総本部中央委員、アジア安保フォーラム幹事。著書に
『存亡の危機に瀕した台湾』(自由社)、『台湾独立運動私記』(文藝春秋)、『ロシ
ア革命の神話』(自由社)などがある。

■著者 宗像隆幸(アジア安保フォーラム幹事、本会理事)
■書名 『台湾建国−台湾人と共に歩いた四十七年』
■体裁 四六判、上製、本文328ページ
■定価 1,890円(税込み)
■発売 2008年2月28日

 なお、日本李登輝友の会にお申し込みいただければ、下記のような割引を実施して
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