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【メルマガ日台共栄:第673号】 外登証問題や住民票問題の是正は日本がなすべき台湾正名運動

2007/12/30



>>>>> http://www.ritouki.jp/―――――――――――【平成19年(2007年) 12月30日】

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<<INDEX>>―――――――――――――――――――――――――――――[Vol.673]
1>> 外登証問題や住民票問題の是正は日本がなすべき台湾正名運動
2>> 背筋が寒くなるような中国の台湾問題へのこだわり
3>>【新刊紹介】黄文雄著『ジョークでわかる中国の笑えない現実』

■日本李登輝友の会本部事務局の年末年始
 本部事務局は12月27日から1月4日までお休みします。今年もお世話になりました。良
 いお年をお迎えください。皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
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1>> 外登証問題や住民票問題の是正は日本がなすべき台湾正名運動
   法務省入国管理局と鳩山法相に意見や要望を届けよう

■外登証、運転免許証、住民票の地名、地図などを是正するのは日本人の問題

 日本李登輝友の会では平成14年12月の設立以来、「台湾正名運動」に取り組んできま
した。

 台湾正名運動とは、常時携帯を義務づけられている日本に暮らす台湾人の外国人登録
証明証書(外登証)の国籍欄が「台湾」ではなく「中国」とされていることから、台湾
人は中華人民共和国の国民と誤解されることで不必要な障害がもたらされることが極め
て多いことに鑑み、また「台湾は中国の一部」との誤解を解消するため、日本における
台湾正名運動として「台湾人の外国人登録証明書における国籍表記問題の解決」に積極
的に取り組んでまいりました。

 名を正す、すなわち是正すべきは、この外登証に限りません。台湾人の運転免許証に
おける国籍欄も「台湾」ではなく「中国」とされています。また、一部自治体では台湾
に住んでいた日本人住民票の「前住所」欄が「中華人民共和国台湾省」と表記されてい
るという住民票の地名表記問題、さらには台湾が中国の一部に組み込まれた地図表記問
題など、日本が自ら解決すべき問題があります。これらの是正を図る運動を総称して「
台湾正名運動」と称しています。

 下記にご参考まで、平成15年(2003年)5月11日、「5・11台湾正名運動日本デモ実行
委員会」委員長を務めた陳明裕氏(当時、在日台湾同郷会会長)が森山眞弓法相宛に提
出した「外国人登録証明書における台湾人の国籍表記改正を求める要望書」を掲載しま
す。

■法務省入国管理局と鳩山法相に意見や要望を届けよう

 では、外登証の場合、国籍欄の名称を是正する権限はどこにあるのかといいますと、
外登証を管轄する法務省入国管理局です。

 そこで、法務省入国管理局登録管理課へ電話で問い合わせてみると分かりますが、昭
和22年(1947年)に「外国人登録令」を制定して以来、27年に新たに「外国人登録法」
となっても、台湾出身者の国籍欄は中国であり「現状ではなんら問題はない」という返
答です。

 平成14年4月、西村眞悟議員が衆議院法務委員会において、森山真弓大臣に「台湾出身
者の外国人登録証には中国と記載されているが、外国人登録法の趣旨に反するのではな
いか」と質問していますが、森山大臣は「このような表記は、国籍の表示として妥当な
ものであろうと思っております」と、法務省入国管理局とまったく同じ答弁をしていま
す。

 ただ、法務省入国管理局登録管理課の話では「最近、台湾出身者の国籍欄が中国とさ
れているのはおかしいという意見が数多く寄せられている」と言い、「運用の検討材料
の一つとして考えている」と答えています。

 現在の法務大臣は、周知のように台湾問題にも造詣が深い鳩山邦夫氏です。 また、台
湾政府も、外国人登録証明書や運転免許証における国籍表記問題の解決に乗り出してき
ています。

 日本李登輝友の会は来年もまた日本における「台湾正名運動」を大きく展開してまい
る所存です。本会会員はじめこの「台湾正名運動」にご賛同いただける方は、改正権限
を持つ法務省入国管理局と鳩山法相へどしどしご意見をお寄せ願います。

 平成19年12月30日

                      日本李登輝友の会事務局長 柚原正敬
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■法務省入国管理局インフォメーションセンター
 E-mail:info-tokyo@immi-moj.go.jp
 TEL:03-3580-4111

■鳩山邦夫法相
 東京事務所
 〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第2議員会館243号室
 TEL:03-3508-3843 FAX:03-3580-8001
 福岡事務所
 〒830-0023 福岡県久留米市中央町38-6 ツツミビル7F
 TEL:0942-39-2111 FAX:0942-39-6611
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外国人登録証明書における台湾人の国籍表記改正を求める要望書

 日本に暮らす台湾人の場合、常時携帯を義務づけられている外国人登録証明証書(外
登証)の国籍欄は、「台湾」ではなく「中国」となっている。これは、中華人民共和国
の国民と同じ表記である。このため、台湾人は中華人民共和国の国民と誤解されること
で不快感や屈辱感を味わい、日常生活に不必要な障害がもたらされることが極めて多い。

 そこで、法務省や同省がその交付を委託する市区町村に対し、多くの在日台湾人が国
籍表記を「台湾」等と改めるよう求めているが、今のところ改正の兆しは見えない。

 この問題について、法務省は、中国の表記は中華人民共和国という国名を意味するも
のではなく、政府が国家承認するところの中国であり、そこには台湾も含まれる、とい
う見解である。ただし、その所持者が中華人民共和国出身者の場合は中華人民共和国も
同時に意味する、と説明している。

 しかし、この見解については、以下、五つの問題がある。

 第一に、中国という表記は中華人民共和国という国名を意味していないというが、そ
れは当を射ていない。なぜなら、台湾の台北市出身者の場合、外登証国籍欄に併記され
る住所や出生地の欄は「台湾省台北市」となっている。しかし、台北市は台湾の政府直
轄市ゆえに台湾省に含まれないため「台湾省台北市」という行政単位は存在せず、中華
人民共和国が規定する行政単位と一致している。即ち中国の表記は、台湾を自国領と主
張する中華人民共和国の国名以外に解釈できないからである。

 第二に、政府が、台湾をも含む中国という国家を承認したという根拠は、歴史的事実
としてはなはだ曖昧である。中国を国家承認したというなら、その根拠を明らかにして、
日中共同声明との整合性を説明すべきであろう。

 第三に、日本政府は、台湾がその領土の不可分の一部と主張する中華人民共和国の主
張を承認していないことは日中共同声明にも明らかなことで、諸外国と同様、外登証に
おいて台湾と中華人民共和国の出身者を明確に区別することは、主権国家として当然の
合理的な措置といわざるをえない。

 第四に、外登証における台湾人の国籍表記が中華人民共和国のそれと区別がつかない
以上、このような日本の措置は不合理と言わざるをえない。少なくとも米国、英国、フ
ランス、ドイツなど先進主要国の外登証では、台湾人の国籍表記は台湾となっている。
日本もこれらに習って実際に即した表記に改めるべきことは、国際社会の一員として自
明のことである。

 第五に、現行表記が著しく台湾人の人権を損なっている事実に鑑みれば、早急に改正
することで台湾人の人権を守るべきは法治国家として当然の対応である。

 以上のことから、台湾出身者の外登証の国籍欄表記を「中国」から「台湾」へ改正し、
中華人民共和国出身者と台湾出身者を区別するよう強く要望する。もし速やかに適切な
処置が執られないならば、われわれはこの件の実現を、法的手段も視野に入れてあくま
でも追及するものである。

 平成十五年(二〇〇三年)五月十一日

            五・一一台湾正名運動日本デモ実行委員会委員長 陳 明裕


法務大臣 森 山 眞 弓 殿
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2>> 背筋が寒くなるような中国の台湾問題へのこだわり

【12月30日 産経新聞「産経抄」】

 「誤報」が政治をねじ曲げた例として昭和57年の教科書検定報道がある。「日本軍が
華北に侵略」という記述を「進出」に書き改めさせたと各マスコミが報じた。完全な誤
報だったが、これが独り歩きし日本の教科書への外国の介入を許すきっかけとなった。

▼中国を訪問している福田首相と温家宝首相の共同記者会見では「誤報」ならぬ「誤訳」
が危うく独り歩きするところだった。台湾が来年3月に「台湾名義での国連加盟」の是
非を問う住民投票を計画している。そのことへの対応をめぐってだった。

▼台湾の「独立宣言」につながることだから、中国は当然猛反対だ。首脳会談でも福田
首相に「反対」の表明を求めた。これに対し首相は「一方的な現状変更の試みは支持で
きない」という表現にとどめた。親中派といわれる首相にしては精いっぱいの抵抗だっ
たのだろう。

▼ところが記者会見で、温首相のこのくだりの発言を通訳は「福田首相は台湾独立に反
対する立場を順守、厳守していくことを表明した」と日本語に訳した。「反対」と「不
支持」は大きな違いだ。このまま「反対」が独り歩きすると良好な日台関係を損ねかね
ない。

▼あわてた首相が自らの発言の中で「訂正」し、ことなきを得たが、日本側としては「
油断もスキもない」といったところだろう。「誤訳」が意図的なものだったかどうかわ
からない。しかし、背筋が寒くなるような中国の台湾問題へのこだわりを見せつけられ
る気がした。

▼中国は今一見ニコヤカな顔で日本に対している。首相への歓待ぶりもそうだった。だ
が台湾問題やガス田で強硬な姿勢を崩そうとしない。この国とはまだまだ、神経をすり
減らすような付き合いが続くことを覚悟しなければならない。

*ご存じのように「産経抄」には見出しがありませんので、この見出しは編集部で付け
 たものです。
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3>>【新刊紹介】黄文雄著『ジョークでわかる中国の笑えない現実』

【12月27日「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」第2040号「今週の書棚」】

 抱腹絶倒、やがて悲しくなるロシアのアネグドート。対比的に米国のジョークはただ
ひたすらおかしいだけ。笑うのが人生だからか。
 NYタイムズの漫画に北京を風刺する諧謔がでていた。
 中国共産党大会初日。冒頭の挨拶に立った胡錦濤主席が挨拶している。「これから中
華株式会社の株主総会をはじめます」。
 いかにもアメリカ人好みである。
 ロシアの傑作でこういうのがあった。
 経済運営に行き詰ったゴルバチョフ元大統領は、ある日、「天国にいるニコライ皇帝
と地獄にいるスターリンに電話をかけて、相談してみたい。この技術は日本のNTTに
依頼しよう」と提案する。やがて電話は通じるが、後日請求書がきた。
「ニコライにかけた分は100万円も取られたが、ところがスターリンとの電話代金は10円
だった。『なぜ』と聞くと、『天国にいるニコライとの回線は難しく、100万円でもやす
いくらい。で、地獄にいるスターリンが安いわけ? 国内通話ですから』」
 フランスのエスプリは辛口、ユダヤ・ジョークは人生の格言をふくむものが多い。
 さて、それならば中国のジョークは?
 抱腹絶倒、やがて暗い憂鬱、果てしなき絶望、言いようのない悲しみに襲われる。な
んともいえない切なさ、深い悲しみと悲嘆から絞るようにでてくる怨嗟の声が中国のジ
ョークを作り上げるのだろうか。
 たとえば、
 農民が種を蒔いたが、ちっとも農作物は育たなかった。種が偽物だった。
 絶望した農民は農薬を飲んで自殺をはかった。が、死ねなかった。農薬が偽物だった。
 担ぎこまれた病院で点滴を打たれた。突然死んだ。点滴が偽物だったから。
 これには最後の説に違うバージョンがあり、
 生き返った農民を家族が祝い、酒を飲んだ。そしたら全員が死んだ。なぜって、言う
 までもない。酒が偽物だったから。
 歴史ものを次々とものにされてきた黄文雄氏の余裕芸とでも言おうか、さすが読書家
だけに、よくぞこれだけ多彩に、中国大陸に流行するジョークを集めたと感心する。読
後感はやるせないほどに暗い。
 もうひとつ、個人的なことを言えば、この本は世に出して欲しくなかった。なぜ? 
あまり知られると、小生の講演の枕に使えなくなるではありませんか?

■著者 黄文雄
■書名 ジョークでわかる中国の笑えない現実
■体裁 新書判、並製、288ページ
■定価 1,000円(税込)
■版元 徳間書店
 http://www.tokuma.jp/book/tokumabooks/30e730fc30af308f304b308b4e2d56fd306e7b
 113048306a304473fe5b9f
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