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【メルマガ日台共栄:第646号】 許世楷代表が青森李登輝友の会で国連やWHO加盟問題について力説

2007/11/20



>>>>> http://www.ritouki.jp/―――――――――――【平成19年(2007年) 11月20日】

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<<INDEX>>―――――――――――――――――――――――――――――[Vol.646]
1>> 許世楷代表が青森李登輝友の会で国連やWHO加盟問題について力説
2>> 与野党の次期総統候補、相次いで訪日
3>> 日本にゆかりの見どころを紹介 台中市がふるさと案内の小冊子
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1>> 許世楷代表が青森李登輝友の会で国連やWHO加盟問題について力説

 去る11月4日、本会の青森県支部(大見光男支部長=青森県議会議員)が台湾駐日代表
処の許世楷代表をお招きして青森市内のホテルアラスカにて、約70名が出席して「許世
楷・台湾大使特別講演会in青森」を開催しました。

 許世楷大使は「日台関係の現状と展望」と題して1時間ほど話されましたが、2プラ
ス2や日本が台湾人観光客にノービザを実施した2005年が台日関係の転換期と位置づけ、
国連加盟問題やWHO加盟問題についても、なぜ加盟しなければならないのかについて
力説されました。

 講演要旨がブログ「青森日台交流会&青森李登輝友の会」(事務局次長の阿貴こと出
町淑貴さんが運営)に掲載されましたのでご紹介いたします。

 なお、許世楷代表は青森に続いて11月10日には愛知李登輝友の会でも同テーマで講演
され、その講演要旨は11月13日発行の本誌640号でも紹介しています。また、「台湾週報」
でも、名古屋まで記者が取材に訪れてその模様を11月12日付で掲載していますので、下
記にご紹介します。                          (編集部)

■青森日台交流会&青森李登輝友の会
 http://shukuei.blog19.fc2.com/blog-entry-487.html

■許世楷・駐日代表が名古屋で「日台関係の現状と展望」をテーマに講演
 http://www.taiwanembassy.org/JP/ct.asp?xItem=45166&ctNode=3522&mp=202
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【報告:日本李登輝友の会青森県支部主催 許世楷大使講演要旨】

許世楷・台湾大使特別講演会in青森─日台関係の現状と展望

                    青森李登輝友の会事務局次長 出町 淑貴

〜許大使の講演要旨を書いてみました〜 

 地図を見れば、分かりますが、青森と台湾は結構離れています。今日は何かしらの縁
で、皆様とここでお会いすることが出来ました。ぜひ、今日のトークは皆様の役に立つ
と願っています。

 台湾と日本はいろんな関係がある。1945年以前の50年間、台湾は日本の植民地でした。
また1945年から7年間は、台湾は連合軍の占領下でした。その後1952年に「日華平和条
約」が結ばれ、日本に「代表部」が置かれました(注:代表部は大使館、領事館と同じ
業務を行っています)。また1972年に「中華民国」と日本の国交が断交になって、今に
至ります。

 1990年代に入り、副総統の李登輝先生が総統になったことから、日本と台湾の関係は
随分良くなりました。なぜなら、李登輝先生は大変親日的な方であるからです。国民党
の独裁の下で、反日教育の中では、当時の台湾は日本語は決して言ってならなかった時
代でした。しかし李登輝先生が総統になってから、自ら日本語を使っていましたので、
台湾人が日本に対する認識が大きく変わりました。これは1990年代から築かれたもので
す。

 つい最近ですが、2005年2月、日米安全保障協議委員会、通称2プラス2では、日本
は当時の町村外務大臣、大野防衛庁長官、アメリカは国務長官と国防長官の4人で会議
をした。この時に発表した共同宣言では地域における共通の戦略目標として「台湾海峡
問題の平和的解決」が盛り込まれました。これによって台湾人は、日本とアメリカは台
湾の平和事情に関心があると考えたのでしょう。

 2005年9月、台湾観光客日本に来る時にノービザとなりました。しかし、すでに12年前
から台湾に来る日本の観光客はノービザを実施していました。一般的に言うと、これで
やっと国と国の関係が平等になっただけです。

 翌年、台湾のある雑誌が行ったアンケートですが、台湾人の外国に対する見方の調査
です。項目は20くらいあります。「旅行に行きたい国」、「留学したいと思う国」、
「尊敬している国」、「一番好きな国」などの質問がありました。そして今までの結果
は、アメリカが第1位でしたが、2005年には総合的に日本が第1位になりました。日本は
台湾人にとって憧れなんです、そしてこの変化には目に見える形で反応があった。それ
は翌年の2006年から日台間では、合わせて250万人が往復しています。それまでお互いに
100万人を切っていましたが、2006年からは100万人を超え、日本からは約116万人、台湾
からは約130万人です。大幅に増えたのです。

 今年に入って、台湾の国連加盟問題がありました。1971年、第2758号決議によって「
中華民国」は国連から追放された。そして昨年までの14年間、「議席を返せ」と言う国
連復帰活動を行って来ました。今年7月、台湾はまた国連加盟申請書を書いた。ただ一
つだけ違うのは「台湾」という国名で申請したことです。しかし、またもや9月の総会で
却下されました。国連の事務総長潘基文が「中華人民共和国は中国代表している、台湾
は中国の一部である」という根も葉もないことを理由として、1971年の2758号決議のウ
ソの解釈をして、「中華民国」という国名の申請を却下しました。その後2度目の申請
を行ったところ、事務総長は「一つの中国」は言わなかったが、「2758号決議で代表権
問題は解決済み」と言ってまたもや申請を却下した。これは不当な判断です。申請書は
安全保障理事会へ行き、総会にかけられるものです。

 ここで台湾と国交持っている国々から連名で、台湾の加盟は審査すべきであると会議
で抗議してくれましたが、またもや審査することはなかった。事務総長は審査の権限が
ないため、今までは「中華民国はどこを代表している政府なのか」がずっと議論されて
きました。中華人民共和国は「中国」の代表政府であると、国連で認められた。「中華
民国」の蒋介石は代表ではなくなった。しかし台湾にいる「中華民国」も台湾を代表し
てない、「中華人民共和国」も代表していない。 

 これは言うまでもない事実ですが、居場所なくなった蒋介石はそのまま台湾に逃げて、
居座って、独裁統治を始めたのである(注:確かに、最後台湾を統治したのは日本国で
す。そして日本は台湾を放棄した。台湾の所属先は決まっていない、例え自由の国にな
らなくでも、決して中国の一部ではない)。

 中国が代表権を認めてもらえるまで22回も申請しています。我々はこの道は安易な道
だと思っていません、今年がだめなら、また来年も申請するだろう。

 またWHOについてですが、日本とアメリカは最初は台湾のWHO加盟に賛成ではな
かった。今まで日台間では年間それぞれ100万人前後の方々が往復しているのに、台湾が
WHOに入ってないことは、日本にとっていいことは一つもないのです。その後、SA
RSの影響で、世界的規模な伝染病が大問題を起こした。日本、アメリカもさすがに怖
くなったのか、この2〜3年ようやく賛成してくれました。

 我々は来年も再来年も、「台湾」という国名で国連に加盟申請するだろう。来年の3
月に総統選挙があります。その時に、国連に加盟するかどうかを問う国民投票を推進す
る方向です。このことについて、アメリカは、「今のところ、台湾は『国家』ではない
から支持しない」、「台湾の国連加盟に中国を刺激するから、だから支持しない」とい
う二つの屁理屈が反対の理由でした。そして日本は「台湾と国交がないから、台湾を国
家として扱うわけには行かない」と「投票問題は台湾の国内問題だ、日本は関係ない、
賛成も反対もありません」という反応でした。

 国交があるかどうかは関係ない、その国が国であるかないかは直接関係していない。
例えば簡単な話、日本は北朝鮮を国家として扱っています。国交もない、人権もない、
それでも国家と認める。6ヶ国協議もやる。日本人を拉致しても、日本政府は国家とし
て付き合っている。ところが自由がある台湾は国として認めていない。

 昨年の9月ですが、陳水扁を支持するデモ、反対するデモがありました。何十万人も参
加した。延べで300万人を超えて、何日も続けていて、混乱の中でも負傷者や死者はいま
せんでした。その後、12月に台北と高雄の市長選挙は正常に行われました。

 これで分かるのは、台湾の民主主義は実に成熟したものであるということです。台湾
では自由に政府を批判することが出来る。日本より自由な国。国交がないということは、
国家ではないということとイコールではありません。中国の全国人民大会の投票の様子
をみて、それが民主主義と思いですか。そうは思えません。

 台湾は現状を維持して独立を継続していく方が、日本にとって国家安全上よいことな
のか、それとも現状が破壊され、中国に占領された方が国家安全上よいことなのか。台
湾が国であるかどうかは、日本の立場で考えてほしい。前者の方がいいと思う方は多い
でしょう。違うというならば、それは日本自身の国益を傷つけることにもなるでしょう。

 台湾は日本と国交を持たなくでも国家である。国家であっても、国交がない場合もあ
りえる。

 日本の教育の現場で非常に問題になっていることがあります。それは「いじめ」です。
いじめを見た時に、加担すべきではない。中国は台湾の国連加盟に反対する、日本は「や
めろ」といってくれなくでも、中国は台湾のことを自分の一部だと、台湾は国家でない
と言っていますが、日本は加担すべきではない。これはまさに国際社会のいじめです。

 日本の中央世調査社内閣府による世論調査ですが、

1.日本国民は台湾の国連加盟に賛成しますか 賛成 74パーセント
2.台湾に行ったことがありますか      ある 16パーセント
3.中国は台湾の国連加盟に反対しています、あなたは日本政府は台湾の加盟に賛成し
  ますか                賛成 63・5パーセント

 質問3では賛成率が63・5パーセントに下がりましたが、それでも過半数を超えている。
これは日本国民の世論です。日本国民も台湾の国連加盟に関心度が高いということでは
ないでしょうか。

 日本は民主主義である限り、いずれは、政府も民意も台湾の国連加盟を支持してくれ
ると私は期待しています。台湾はここにあると、中国につぶされてたまるもんか! 今
後も多分毎年、国際政治の舞台において、国連加盟に向け、自分達の足で歩んで行きた
い。台湾は参加する権利があるんだ。ぜひ!皆様のご声援をお願いします。

 御静聴ありがとうございました。
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2>> 与野党の次期総統候補、相次いで訪日
   謝長廷氏は京大や日本外国特派員協会での講演も予定

 明日、台湾の総統選挙に出馬する馬英九・中国国民党前主席が来日し、来月中旬には
対立候補である民主進歩党の謝長廷・元行政院院長が来日すると伝えられている。

 馬英九氏は21日に関空から入って同志社大学で講演し、その日のうちに東京移動、新
宿のハイアットホテルに宿泊。22日午後には横浜市庁舎を訪問して中田市長と会見、そ
の夜はハイアットホテルで歓迎晩餐会が開かれる模様だ。23日は午前9時から新宿ワシン
トンホテルでメディアの幹部クラスと会見、同所で11時〜12時に記者会見した後に帰台
する予定だという。

 なお、中国国務院台湾弁公室の葉副主任が22日に来日するので、都内で馬英九氏と会
見するのではないかとも伝えられている。

 下記に、馬英九氏と謝長廷氏来日を伝える台湾のRadio Taiwan Internationalと毎日
新聞記事をご参考までに掲載する。                  (編集部)
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与野党の次期総統候補、相次いで訪日
【11月19日 Radio Taiwan International】

 与野党の次期総統候補があいついで日本を訪れる模様。最大野党・国民党の総統候補、
馬英九・前主席は今月21日に日本を訪問する。馬英九氏は21日に京都に入り、同志社大
学で講演、すぐに東京に移動して22日には横浜市役所を表敬訪問する。日本時間23日午
前11時に東京都内のホテルで記者会見をしてから帰国する。馬英九氏は、総統選挙に向
けて自分の政策を日本側に伝えるものと見られている。
 
 一方、与党・民進党の次期総統候補、謝長廷・元行政院長は12月中旬に訪日するもよ
う。中央通信社が18日に報じたところによると、謝長廷氏は12月中旬に日本を訪問、四
日間の日程で東京と京都を訪れる。謝長廷氏は京都大学に留学経験があることから、京
都大学の卒業生や在学生は謝長廷氏が同大学で講演するよう希望しているという。しか
し、同じく京都大学に在籍したことのある李登輝・前総統が2004年12月に訪日、京都大
学を訪れようとした際、北京当局の圧力を受けた大学側はこれを認めなかったことから、
謝長廷氏の訪問を同大学が受け入れるかどうかは不明。謝長廷氏は東京の日本外国特派
員協会で講演する可能性も伝えられている。
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台湾:総統選、民進党の謝候補が訪日へ 中央通信報じる
【11月19日 毎日新聞】

 【台北・庄司哲也】台湾の中央通信は18日、来年3月に行われる台湾総統選の与党・
民進党候補、謝長廷・元行政院長(61)が来月中旬に訪日する予定と伝えた。総統選を
巡っては、最大野党・国民党候補の馬英九・前主席(57)が21日から3日間、訪日する
予定になっており、与野党間で日本を舞台にした選挙活動が繰り広げられる。

 同通信によると、謝氏は4日間、東京や京都に滞在する予定で、外国特派員協会(東
京)での講演を予定しているという。総統選では隣国の日本の評価も影響を与えるため、
与野党の候補が相次いで訪日する。

 謝氏は京都大に留学した経験もあり、日本語が流暢な知日派の政治家として知られて
いる。
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3>> 日本にゆかりの見どころを紹介 台中市がふるさと案内の小冊子

【11月19日 西日本新聞】

 台湾中部の台中市は、日本にゆかりのある同市内の建築物や名所、日本人にまつわる
エピソードなどを日中2カ国語で紹介する冊子「ふるさと台中─日本人在台中」を出版
した。同市の草の根交流団体「台日交流聯誼会」の世話人、喜早天海さんらが市の広報
誌に連載したコラム「日本人の見た台中」を1冊にまとめたもの。

 台中市は戦前の日本統治時代に都市開発が始まり、九州出身者を中心に多くの日本人
が移り住んだ。日本人が設計した台中公園や台中駅は、今も当時の面影を残し、市民に
親しまれている。

 冊子第一章の「台中─今と昔」では、「台中市役所と旧州庁舎」「戦前の台中市歌」
「明治小学校」「宝覚寺と日本人」などをテーマに、歴史的経緯や過去の写真を交え
て紹介。第二章は、台中に縁のある日本人が思いをつづったエッセー集となっている。
カラー64ページ。非売品。                 (台北・小山田昌生)

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/asia/20071119/20071119_002.shtml

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