国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メルマガ日台共栄:第639号】 中国の野心に対峙すべし [濱口 和久]

2007/11/09



>>>>> http://www.ritouki.jp/――――――――――――【平成19年(2007年) 11月9日】

    ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
            新しい日台交流にあなたの力を!!
<<INDEX>>―――――――――――――――――――――――――――――[Vol.639]
1>> 中国の野心に対峙すべし [濱口 和久]
2>> 11月10日(土)、許世楷大使を講師に愛知李登輝友の会が秋季講演会
3>>【投稿】鬼の金美齢、仏の周英明[台湾研究フォーラム事務局長 古市 利雄]

■本部事務局は本日から12日までお休みします
 本日から李登輝前総統が主宰するシンクタンク「群策会」主催の台日国際シンポジウ
 ムに出席するため、事務局の全スタッフが訪台します。12日に帰国しますので、この
 間にいただきましたご連絡には13日以降のご返答となります。ご迷惑をおかけ致しま
 すがよろしくお願いします。            (日本李登輝友の会事務局)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1>> 中国の野心に対峙すべし [濱口 和久]

中国の野心に対峙すべし

              本会理事・日本文化チャンネル桜キャスター 濱口 和久

 今年四月に来日した温家宝首相は、中国の首相として初めて衆議院で国会演説を行っ
た。その際、台湾問題に触れ、「台湾問題は中国の核心的利益にかかわる。台湾独立は
絶対に容認しない。日本側には台湾問題の高度な敏感性を認識し、約束を厳守し、慎重
に対処するよう希望する」と述べた。

 中国は一九五四年以降、台湾の領有権を主張し、「台湾の軍事統一を放棄しない」と、
ことあるごとに強調しており、温首相の演説もその延長線上にあると言える。

 台湾問題(地位)は日本の安全保障に密接にかかわる問題であり、中国が台湾を軍事
統一(侵略)すれば、中国は太平洋に面した国家となり、南シナ海、バシー海峡、台湾
海峡、東シナ海という日本の海洋航路の重要な拠点を押さえることになる。

 日本にとって台湾はシーレーンの生命線であり、台湾有事は日本有事と同様なのだ。

 中国政府が公表した国防予算は一九八九年以降、十九年間連続で一〇パーセント以上
の増額を続け、二〇〇七年度の国防費は三千五百九億元(約五兆二千六百億円)となっ
ている。しかし多くの国際的な戦略研究所の推定によれば、外国製兵器の購入、兵器の
国産開発、更新などを合算すると、中国の実際的な軍事支出は中国政府が公表する二〜
三倍になるとされ、日本の防衛費(二〇〇七年度は約四兆八千億円)の二〜三倍と見ら
れている。

 中国政府は「いかなる国家に対しても軍事的脅威にならない」と強調しているが、現
在の東アジアの情勢を見た時、中国の軍事力増強が東アジア諸国にとっての脅威とはな
っても、逆に東アジア諸国の中で、中国に攻撃(侵略)を考えている国家は一つもない
はずである。

 二〇〇六年六月にシンガポールで行われた国際会議に於いて、米国のラムズフェルド
国防長官(当時)は「どの国からも脅威がないにもかかわらず、中国が兵器購入を増加
する動機は何か?」と発言しているが、中国は依然としてこの問いに答えていない。

 中国は一九九二年二月に「領海法」という国内法を制定し、尖閣諸島や台湾、東・西
・南沙諸島などを領土と規定して外国軍艦を排除する権限を軍に付与し、二〇〇五年三
月には「反国家分裂法」を制定、台湾が独立しようとする場合は非平和的手段を行使す
るとしている。

 日本に対しては既に二十四発の核弾頭ミサイル(東風21)を配備し、台湾に対しても
七百八十基以上の弾道ミサイルを配備していると言われている。

 加えて中国は、新たに開発した巡航ミサイルを百個以上、東シナ海と台湾を睨んで配
備している。

 そして、原子力潜水艦の開発を促進して七隻を保有するとともに、二〇〇八年には大
連のドッグで改装作業が進む旧ソ連製の六万トン級空母「ワリヤーグ」が一番艦として
転用され、南シナ海の海南島三亜に配備される予定だ。三亜を母港に空母戦闘群が展開
すれば、アジア諸国にとって重大な脅威となる。

 日本の防衛費は一九九七年以降、据え置かれ微減状態にある。防衛費の削減・縮小は、
このままいけば我国を危機的状況(中国による事実上の日本の属国化)に追い込むこと
になりかねない。

 日本国の独立と主権を守るためには非核三原則や専守防衛の見直し、集団的自衛権の
政府解釈の変更も含め、確固たる防衛体制を早急に整備し、台湾との間の安全保障面で
の関係構築を行う必要がある。それが結果的に東アジアの平和と安定にも繋がるのだ。

                  (機関誌『日台共栄』11月号「台湾と私」より)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 11月10日(土)、許世楷大使を講師に愛知李登輝友の会が秋季講演会
   演題は「日台関係の現状と展望」

 福田内閣誕生・北京オリンピック開催・台湾海峡パワーバランス変化……日本を取り
巻く東アジア情勢が日々刻々と変化している中、日本はどのような舵取りをしていかな
くてはならないのでしょうか。
 30年以上の日本滞在経験を持ち、憲法学、歴史学、国際関係学と様々な方面に精通す
る許世楷台湾大使に、日本と台湾は今後どのような歴史を築いていくべきかを講演して
いただきます。日台交流にご興味のある方は是非ご参加くださいますようお願い申し上
げます。

 平成19年10月吉日

                    日本李登輝友の会愛知県支部長 重冨 亮

                    記

■日 時 平成19年11月10日(土) 午後2時〜4時(午後1時30分:受付)

■会 場 東京第一ホテル錦 3Fドルチェ
     名古屋市中区錦3-18-21(052-955-1001)
     (地下鉄東山線栄駅1番出口より徒歩2分)

■講 師 許世楷氏(台湾駐日代表処代表)
     講師 プロフィール
     許世楷(KOH SE-KAI コー・セカイ)。1934年7月7日、台湾彰化市生ま
     れ。国立台湾大学卒業後、日本に留学。早稲田大学政治学修士、東京大学法
     学博士。津田塾大学で助教授、教授、学科主任を経て、現在、津田塾大学名
     誉教授。主な著書は『日本政治裁判史録』(共著、全5巻)、『日本統治下の
     台湾』『台湾新憲法論』『台湾前途危機管理』『台湾は台湾人の国』など。

■演 題 「日台関係の現状と展望」

■会 費 1000円

■懇親会 会費 ¥6,000−(希望者のみ、午後4時半〜6時)

■お申込 FAXかメールで愛知李登輝友の会まで
     FAX:052−763−4588 E-mail:info.aichi@csc.jp

■後 援 日本会議愛知県本部・日本世論の会

■主催・お申し込み先
 日本李登輝友の会愛知県支部(略称:愛知李登輝友の会)
 事務局 〒464-0836 名古屋市千種区菊坂町3-5-302(日本会議内)
 TEL&FAX:052−763−4588
 E-mail:info.aichi@csc.jp
------------------------------------------------------------------------------
愛知李登輝友の会秋季講演会 申込書

1、氏名
2、住所
3、電話
4、FAX
5、E-mail

*懇親会 出席 欠席(いずれかに○印をお付け下さい)
*同伴者が有る場合、ご記入下さい(  )名
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3>>【投稿】鬼の金美齢、仏の周英明[台湾研究フォーラム事務局長 古市 利雄]

 本日は周英明先生の一周忌です。11月6日発行のメルマガ「台湾の声」に古市利雄・台
湾研究フォーラム事務局長の心温まる投稿が掲載されましたので、転載してご紹介しま
す。                                 (編集部)
------------------------------------------------------------------------------
鬼の金美齢、仏の周英明

                     台湾研究フォーラム事務局長 古市 利雄

 周英明先生(金美齢氏のご主人)がお亡くなりになって、間もなく一年になる。

 一年前、私はまだ台湾留学中だった。訃報を聞いて、台北の狭い部屋でひとり泣いた。
いや、止めどなく涙が溢れた。嗚咽とはあのことだろうか。誰か人のためにあんなに涙
を流したことはなかった。

 生涯忘れることのできない、すばらしい笑顔を持った方に巡り逢えるものだろうか。
私の場合、それは周英明先生だった。

 初めて周先生にお会いしたのは、2001年12月「金美齢と行く、頑張れ台湾ツアー」と
銘うった、立法委員(国会議員)選挙視察ツアーに参加したときのこと。

 参加者、120人が分乗した3台のバスをまわって、私たちに台湾のことをいろいろとお
話してくれた。私が質問したのは、「第三次国共合作はありえますか?」。当時、台湾
初心者のわりにはいいところをついていたのではないかと思う。

 それから何度となくお話を伺い、教えを受け、初めて日本と台湾がともに歩んだ歴史
を知ることができたのも周先生のおかげだ。

 「日本と台湾のためにがんばりたい」「日台の絆を受け継いでいきたい」──
 そう心に決めた。

 それだけに何か一つでもがんばれたところを、周先生にお見せすることができなかっ
たのが悔しくてたまらなかった。

 先日、金美齢先生にお会いし、一冊の本をお渡しした。

 『李登輝訪日 日本国へのメッセージ』、実は駆け出し編集者の私が初めて担当する
ことになった作品だ。おかげさまで多くの方々からご好評をいただいている。

 金先生からも「いい写真だわ」「こうした記録集は必要よね」と、お褒めの言葉をち
ょうだいすることができた。

 せめてこの本を周先生にお見せしたかった。

 以前、二・二八事件についてご講演された際、金先生との共著『日本よ、台湾よ』に
サインをいただいた。2002年2月28日の日付が入ったこの本は、私の一生の宝物だ。

 金先生からもサインをいただこうと駈け寄ると、「先に周先生よ」とおっしゃられた。
一見すると夫婦ではなく「婦夫」とでもしたくなるくらい、金先生が前に出ている印象
も受けるが、あのとき「なるほど」と、ご夫婦であるお二人の関係を垣間見ることがで
きた気もした。

 「私たち夫婦は結ばれたその日からずっと二人でひとりだった。けれども、夫が先立
ったこれからは、夫のためにもひとりで二人分、がんばって生きていかねばならないの
だ」

 お二人の生い立ち、留学した日本での出会い、台湾独立運動に参加したがために祖国
台湾に帰ることを許されず、いつ強制送還されるかわからない生活、そしてご主人との
最後を綴った『夫婦純愛』(小学館)からの一節。

 生前、周先生は「グラスルーツ(一般大衆)の交流が大切なんだよ。私たち一人ひと
りが繋がっていれば、政府だって何だって動かせる」と、おっしゃっていた。

 その思いに応えていきたい。私にできることはそれくらいだが、それが大きな力とな
ると周先生が教えてくれた。

 周先生、金先生お二人の思いは「台湾の独立建国と日台友好関係発展のために」とい
うことではないだろうか。

「金先生、おひとりではないですよ。私たち日本人は台湾を応援しています」

 私が言えるのはこんな安っぽい言葉。未熟者の証で恥ずかしいが、正直な気持だ。

 そして、周先生──

 「僕、がんばります」
------------------------------------------------------------------------------
■著者名: 著/金 美齢
■ISBNコード: 9784093877473
■判型/頁 : B5変/224頁
■定価: 1,365円(税込)
■発売日: 2007/10/15『夫婦純愛』(小学館)

■小学館ホームページ
 http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solrenew_detail?
 isbn=9784093877473
------------------------------------------------------------------------------
大阪日台交流協会 第6回講演会

■日 時 平成19年11月10日(土)
     14:30受付 15:00開演 17:00懇親会

■場 所 大阪会館 Aホール
     〒541-0053 大阪市中央区本町4-1-52(北御堂下)
     Tel.06-6261-9351 Fax.06-6261-5109
     地下鉄御堂筋線・中央線「本町」駅下車 2番出口から北に徒歩1分

■講 師 金美齢先生(元台湾国策顧問)

■テーマ 台湾に息づく「日本」−世界で最も親日的な国「台湾」
     金美齢先生があなたの台湾認識を新たにします。

■会 費 一般:1,500円 会員:無料(懇親会は別途5,500円)

■主 催 大阪日台交流協会

■後 援 台北駐大阪経済文化弁事処、日本会議大阪、日本李登輝友の会

■問合せ 大阪日台交流協会
     〒587-0012 大阪府堺市美原区多治井289-8 野口金属産業株式会社内
     TEL:072-362-1177/FAX:072-362-3602
     E-mail:n-mic@dream.ocn.ne.jp
     ホームページ http://www.set-inter.com/nittai/event/topics.cgi
------------------------------------------------------------------------------
『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』の目次や割引販売につきましては、本会ホームページでも掲載していますのでご参照ください。           (編集部)

■日本李登輝友の会ホームページ:http://www.ritouki.jp/

■『李登輝訪日・日本国へのメッセージ−2007旅と講演の全記録[完全保存版]』
 日本李登輝友の会編、まどか出版刊
 A5判・上製本・176ページ、定価:1,890円

■割引
・1冊〜9冊のご注文  → 送料サービス
・10冊〜29冊のご注文 → 1割引・送料サービス
・30冊以上のご注文   → 2割引・送料サービス

■お申し込み【代金後払い】
 1)お名前、2)ご住所、3)電話番号、4)注文冊数(『李登輝訪日・日本国への
 メッセージ』と書き添えてください)を明記の上、FAXかメールでお申し込みくだ
 さい。まどか出版より1週間以内にお届けします。代金は後払い。本と一緒に郵便振替
 用紙(払込料:無料)を同封、1週間以内に郵便局でお支払いください。

■お申し込み先
・日本李登輝友の会 FAX:03-5211-8810 E-mail: ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp
・まどか出版 FAX:0120-426-855
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●メルマガのお申し込み・バックナンバーはホームページから
 http://www.ritouki.jp/
●投稿はこちらに
 ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp
------------------------------------------------------------------------------
日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会
の活動情報とともに配信するメールマガジン。
●マガジン名:メルマガ「日台共栄」
●発   行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
●編集発行人:柚原正敬
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2007 Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。