国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メルマガ日台共栄:第584号】 月刊「MOKU」で許世楷大使と金美齢さんが「祖国の独立!」と題して対談

2007/08/07



>>>>> http://www.ritouki.jp/――――――――――――【平成19年(2007年) 8月7日】

  ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
          新しい日台交流にあなたの力を!!

<<INDEX>>―――――――――――――――――――――――――――――[Vol.584]
1>> 月刊「MOKU」で許世楷大使と金美齢さんが「祖国の独立!」と題して対談
2>> 内田勝久前大使の通夜は本日午後6時から青山葬儀所で。告別式は明日午後1時。
3>>【新刊紹介】近藤綾・温浩邦『すぐ使える!トラベル台湾語』[評者:多田 恵]
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1>> 月刊「MOKU」で許世楷大使と金美齢さんが「祖国の独立!」と題して対談

 「MOKU」という月刊誌がある。その8月号で台北駐日経済文化代表処の許世楷代表
(台湾大使に相当)と評論家で前総統府国策顧問の金美齢さんが「祖国の独立−台湾の
独立主権国家への闘い」と題して対談している。

 お二人は台湾独立建国運動の40年来の盟友である。対談では、それこそ気の置けない
間柄を示すように、初対面のときに当時の許大使が金さんに「君は僕の家内にちょっと
似ているよ」と言ったことを披露しつつ、金さんは「この人は愛妻家なのよ」とことも
なげに言う。台湾の政府批判をしたら即逮捕・銃殺の時代を共に生き抜いてきた同志だ
からだろうが、読んでいてお二人の信頼関係が伝わってきて心地よい。

 しかし、仲の良いお友達同士の昔話ではない。現在の台湾の現状を的確に、そして鋭
角的に抉り出している。

 許大使は、国際社会が台湾を国家として認めない現状について、様々な例を引きつつ
「なぜ国際社会は台湾を国家ではないといい切れるのか」と迫り、台湾の独立に関して
は「憲法がきちんと変えられ、あるいは制定され、施行されたときに、名実ともに台湾
の独立が果たされたことになりますね。いまは本当の独立への最終段階にあるというこ
とです」と、憲法問題の解決がそのターニングポイントだと指摘する。

 一方の金美齢さんも「独立国家として国際社会に復帰するためにはどうすればいいか
ということが、今後の台湾の喫緊のテーマ」と述べ、「ただ問題はね、国際社会に、ま
してや国連に台湾という名義で加盟するというのは、まず台湾自身が台湾という名前に
変えなきゃならないし、憲法も全部改正しないことには、胸を張って『私たちは台湾で
すから、新規加盟します』といえないわけよ。パスポートに象徴されるように内部的に
は中華民国を名乗っていて、しかも中華民国憲法で国を動かしていて、外へ出たときだ
け『うちは台湾です』なんていったって、それではどこも通らない。この問題の本質、
根っこはそこにあると思いますよ」と、独立の問題点を根底から指摘する。

 憲法に関しては、許大使の発言を受けて金さんが、かつて許大使が台湾の憲法草案を
書いて、鄭南榕氏が発行・編集長を務めていた「自由時代」に掲載されたことなどを紹
介する。やはり、お二人の息はぴったりだ。

 この対談には、許大使の憲法草案を掲載したことで、後に「100%の言論の自由」を求
めて自決した鄭南榕氏の写真も掲載している。自決したころならまだしも、最近の一般
誌に鄭南榕烈士の写真が載ったのは、この「MOKU」以外に知らない。

 お二人の対談は10ページに及んでいる。台湾の歩んできた戦後史と現在抱えている問
題、それに対して日本はどうすべきなのかなどについて、すこぶる有益な発言に満ち満
ちている。一読をお勧めしたい。

 なお、月刊「MOKU」は毎月1日発売 1冊1,800円(税込)。お申し込み・お問い合
わせは下記へ。詳しくは公式サイトをご覧下さい。

・フリーダイヤル 0120-736610
・FAX 03-5840-7367
・メールアドレス:info@moku-pub.com
・公式サイト:http://www.moku-pub.com/

                   メールマガジン「日台共栄」編集長 柚原正敬
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 内田勝久前大使の通夜は本日午後6時から青山葬儀所で。告別式は明日午後1時。

前交流協会台北所長の内田勝久氏の告別式は8月8日
【8月2日 Radio Taiwan International】

 日本の対台湾交流窓口機関、交流協会台北事務所の内田勝久前所長の告別式が8日午後
1時より東京港区の青山葬儀所で行われる。内田勝久氏は7月29日、前立腺がんのため、
東京の病院で死去。69歳だった。

 東京都出身の内田勝久氏は1961年に日本の外務省に入り、イスラエル大使、シンガポ
ール大使、カナダ大使を歴任。退官後の2002年から2005年まで交流協会台北事務所の所
長を務めた。陳水扁・総統は内田氏の退任前に、台湾と日本との交流促進に尽くした功
績を称えて大綬景星勲章を授けた。内田氏は在任中、李登輝・前総統の日本訪問実現、
台湾の観光客へのノービザ優遇措置の実現、台湾海峡における有事を日米安保条約の範
囲内に納めるよう促すなどして、台湾と日本との交流に貢献した。内田氏は平成18年に
出版した著書『大丈夫か、日台関係−台湾大使の本音録』で、締めくくりとして台湾の
平和的な独立に期待を示した。
------------------------------------------------------------------------------
【7月31日 産経新聞 訃報】

 内田勝久氏(うちだ・かつひさ=前財団法人交流協会台北事務所長)29日、前立腺が
んのため死去、69歳。通夜は8月7日午後6時、葬儀・告別式は8月8日午後1時、東京都港
区南青山2の33の20、青山葬儀所で。喪主は妻、真美子(まみこ)さん。
 駐イスラエル大使、駐カナダ大使などを歴任。外務省退官後、台湾大使にあたる台北
事務所長を務めた。著書に『大丈夫か、日台関係』(産経新聞出版)がある。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3>>【新刊紹介】近藤綾・温浩邦『すぐ使える!トラベル台湾語』[評者:多田 恵]

■著者 近藤綾・温浩邦
■書名 すぐ使える!トラベル台湾語
■版元 日中出版 http://www.nicchu-shuppan.jp/2007_07_01.html
■体裁 四六判変形 200頁・CD付 
■定価 2,310円(税込)
■発売 8月3日
------------------------------------------------------------------------------
【8月4日 メールマガジン「台湾の声」】

美しく、正確な台湾語テキスト
近藤綾・温浩邦『すぐ使える!トラベル台湾語』(CD付き)

            評者:多田恵(台湾語メーリングリスト幹事、台湾語教師)

 戦後日本で出版された台湾語テキストの原点は、王育徳先生の『台湾語入門』、『台
湾語初級』である。両書を出した日中出版が四半世紀ぶりに、この7月20日付けで台湾語
テキスト『すぐ使える!トラベル台湾語』を刊行した。

 本書の特徴は、正確さと、よく練られた企画による総合的な美しさだ。語学テキスト
に求められる正しさと親しみやすさを兼ね備えている。

 これまで研究者の手によるものだけが、この正しさという基準をクリアしていた。一
方、親しみやすさを同時に実現することが課題であった。本書ではこの点が克服されて
おり、多くの学習者にとって福音となるであろう。

 美しいというのは、まず目に飛び込んでくる軽快でトロピカルなカバーデザインであ
る。マンゴー、スターフルーツ、レンブー、椰子の木などが描かれた中を、女性旅行者
がパールミルクティーを手に歩いている。これを見るだけで心地よいではないか! 本
文は、台湾のシンボルカラーであり、目にも優しいグリーンを基調としている。

 そして、簡潔にして最小限の文法説明。くどくどした説明がないのだ。台湾語学習者
にとって「転調」のルールが難関であったが、本書では「近藤式矢印声調記号」により、
その難関を飛び越えて、美しい発音を身につけることが出来る。

 台湾滞在中に出会うさまざまな場面で用いる自然なフレーズが、女性の細やかな心遣
いと、ネイティブの語感で精選してあるという点にも美学が感じられる。移動・宿泊な
ど旅行のシーン、グルメ、ショッピング、リラクゼーション、緊急事態、台湾人との付
き合いなど、台湾旅行を楽しむというコンセプトに貫かれた33課からなっている。各課
は6フレーズからなる本文にくわえ、関連表現として10フレーズ程度が紹介される。読
者はまた「コラム」、「ひとくちメモ」、「ポイント」によって台湾へ誘われ、現地の
人々とのコミュニケーションの手ほどきを受ける。

 各フレーズは、白話字(教会ローマ字)、漢字ローマ字交じり、カタカナ、矢印成長
記号で示され、本文であれば日本語訳だけでなく、台湾で使われている中国語による訳
もついている。つまり台湾人が台湾語の表記を学ぶテキストとしても使えるようになっ
ている。

 185ページもの情報があるのに、A5に収まり、約1センチという薄くて柔らかい本体
は、鞄のポケットやハンドバッグに入れて持ち歩けるコンパクトさ。これらが、一体と
なって美しいと感じさせるのだ。

 この本が、正確さと美しさを兼ね備えることが出来た秘密は、2人の著者の絶妙なコ
ンビネーションにある。代表著者である近藤綾氏は台湾原住民族研究者であり、本書の
企画はもちろんデザインにも積極的にかかわっている。

 イラストレーターとも密接に連絡を取って全体の完成度を高めた。1979年生まれとい
う彼女のセンスと繊細さが本書の美しさに貢献している。

 共著者の温浩邦氏も台湾原住民族研究者で、台湾語文献収集家の兄を持ち、日台交流
を積極的に進めている。CD吹き込みをしたネイティブも白話字使用者であり、著者の
意図を十分に汲み取ることが出来た。台湾語テキスト出版経験のある日中出版との連携
もうまくいったと見える。

 本書を手に取ったら、29ページの「アコン(おじいさん)」、「アマー(おばあさ
ん)」という単語のイラストをぜひ眺めてほしい。このイラストは実在の人物をモデル
にしている。

 近藤氏の母方の祖父は、文学博士にして台湾独立運動のリーダーであった王育徳先生
なのだ。その静かに燃えつづける台湾への愛を孫娘が引き継いでいる。そしてアマーが
彼女の台湾語学習を励まし、助けてきた。20歳から台湾語を学び始めたという近藤氏は
同時に日本人の視点から見た台湾の魅力を良く知っている。この背景と台湾人の思いが、
本書を美しい作品にまとめあげた。

 近藤氏の現在の勤務先の長でもある許世楷駐日大使も、「今までになく分かりやすく
使いやすい台湾語学習書。ぜひ本書を持って台湾に行き、台湾語を使ってみてください。
きっと台湾人との心の距離がぐっと近くなるはずです」と推薦の辞を寄せている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●メルマガのお申し込み・バックナンバーはホームページから
 http://www.ritouki.jp/
●投稿はこちらに
 ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp
------------------------------------------------------------------------------
日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会
の活動情報とともに配信するメールマガジン。
●マガジン名:メルマガ「日台共栄」
●発   行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
●編集発行人:柚原正敬
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2007 Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。