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【メルマガ日台共栄:第553号】 李登輝前総統の故椎名素夫氏へのメッセージ

2007/06/28



>>>>> http://www.ritouki.jp/――――――――――――【平成19年(2007年) 6月28日】

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<<INDEX>>―――――――――――――――――――――――――――――[Vol.553]
1>> 李登輝前総統の故椎名素夫氏へのメッセージ
2>>【住民票問題】台北市の住所が「中華人民共和国台湾省」にされていた!
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1>> 李登輝前総統の故椎名素夫氏へのメッセージ
   1996年の総統民選選挙を成功に導いた最大の功労者は椎名素夫先生

 去る6月20日、今年3月に亡くなった故椎名素夫・元参議院議員を偲ぶ「椎名素夫氏を
偲ぶ会」(発起人代表:岡崎久彦氏)が東京都内で開かれました。

 その折の模様は6月23日に発行した本誌第550号でもお伝えし、矢島誠司・産経新聞論
説副委員長がその来歴と台湾との関係を記した「椎名素夫氏と台湾の縁」を掲載しまし
た。

 李前総統は、安倍晋三首相、麻生太郎外相、扇千景参議院議長、リチャード・アーミ
テージ、ジェームス・アワー、マイケル・グリーンなどとともにこの偲ぶ会の発起人の
一人でした。

 当日、中学校時代の同級生でもある岡崎久彦氏が椎名氏の人柄がよく偲ばれる懇篤な
弔辞を読み上げられた後、ブラッドレイ元米国上院議員や李前総統などからメッセージ
が届いていることを紹介し、リチャード・アーミテージ氏からのメッセージを読み上げ
て紹介しました。

 後でいただいたメッセージ集を拝見すると、なんと李前総統からは自筆の中文メッセ
ージとそれを日本語に翻訳したものがひとつづりになっていて、ブラッドレイ氏らから
のものとは別になっていました。

 私どもは李前総統の几帳面な筆さばきを見慣れていますが、改めて9枚にわたってつづ
られたその文字を拝したとき、一文字一文字に込められた李前総統の椎名素夫氏への思
いがひしと伝わってくるようでした。

 先のメルマガで「李前総統からの長文のメッセージは近々ご紹介する」と記しました
ように、ここにそのメッセージをご紹介します。            (編集部)
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 元参議院議員椎名素夫先生ご夫人をはじめご家族の皆様、並びにご臨席の方々に謹ん
で申し上げます。

 本日、日本各界による椎名先生を偲ぶ会が催され、先生の燦々たるご生涯を称え、そ
して哀悼の意を捧げることはこよなく意義深いことと存じます。私も出席するつもりで
おりましたが、残念ながら他の要務で念願が叶わず、椎名先生ご夫人及びご家族の皆様
に衷心よりお詫び申し上げます。

 椎名先生は私と懇意の間柄で、日本における多くの親友の一人でございます。今年3
月16日、突然の訃報に接し、どうしても信じられない気持ちでいっぱいになり、感極ま
って悲しみに堪えませんでした。

 先生は政治の名門のご出身で、自民党副総裁などの要職を歴任されたお父様・椎名悦
三郎先生によって、若いころから丹念に教えられ鍛えられることによって、遠大な理想
を抱き、真心を込めて真面目に行動するという人生観を形成されました。

 先生は参議院議員2期、無所属の会の代表、衆議院議員4期、自民党政調副会長、自
民党国際局長、政治論理委員会委員長、国際経済政策調査会理事長などの要職を歴任さ
れるとともにアジアの平和と安定のために取り組んで来られました。その優れたご功績
は日本国内各界の皆様から一斉に高く評価されておりまして、実に敬服に値すべき人物
でございます。

 椎名先生は節操も品格も高い立派な政治家でございます。先生はいつも台湾が重要な
時に手を差し伸べてくれました。熱い心を待った大切な友人でございます。

 椎名先生は国会議員懇談会の幹事を担っておられた間、台湾と日本との交流促進に輝
かしい成果を上げられたほか、1994年から2003年にかけて、延べ12回も台湾をご訪問くだ
さいました。そのつど違ったご貢献をなさり、台湾の人々に感動を与えた有数の国際友
人の一人でございます。殊に台湾の民主改革に対するご支持とご協力は誠にありがたく、
深く感謝しております。

 1996年、台湾では初めての全国国民の直接投票による総統選挙が行われました。選挙
の順調な進展とアジアの平和と安定を守るべく、選挙への妨害や可能な影響要素を防ぐ
ため、椎名先生はアメリカ、日本、台湾の間を奔走してくださいました。その結果、中
国のミサイル演習に脅かされながらも、米、日、台のアジアにおける安全の枠組みがタ
イムリーに出来上がり、台湾の総統選挙は無事成し遂げられました。椎名先生は最大の
功労者と言えるでしょう。

 この偲ぶ会開催にあたり、椎名先生と手を携えて歴史を作った楽しい時期を思い出す
と同時に、先生のご逝去を惜しんであまりあるものがあります。

 椎名先生のご逝去は日本の政界が一人の英才を失ったというのみでなく、台湾にとっ
ては、いつも陰で支えてくれた一人の真摯な国際友人を失ったことを意味します。椎名
先生の在りし日のお姿とお教えは我々の心の中で生きており、永遠に世界中の人々から
尊敬され続けるに違いありません。

 私は偲ぶ会の発起人の一人として、椎名先生に限りない哀悼の意を捧げ、椎名先生ご
夫人及びご家族の皆様にお見舞いを申し上げるとともにご臨席の皆様のご多幸とご健勝
をお祈りいたします。

   2007年6月20日

                                  李 登輝
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2>>【住民票問題】台北市の住所が「中華人民共和国台湾省」にされていた!
   吹田市と同様の事例がありましたら住民票を送ってください

 大阪府吹田市は、台北市内に住んでいた人の住所をなんと「中華人民共和国台湾省」
にしている、というから驚きです。

 日本李登輝友の会ではこれまで台湾人の外国人登録証問題に取り組んできていますが、
今度は新たに「住民票問題」が発覚しました。事の詳細は、下記に紹介するメルマガ「
台湾の声」(6月23日発行)に紹介された、吹田市出身の「元台湾台北市住民」のレポー
トを読んでいただければよく分かります。

 外国人登録証明書では台湾出身者の国籍が「中国」とされ、運転免許証でもその国籍
が「中国」とされています。それに加えて、今度は日本人が住んでいた台北市の住所を
「中華人民共和国台湾省」とされている事実が発覚したのです。

 すでに今春、本会事務局でもこの吹田市が発行する住民票を入手し、吹田市に問い合
わせています。

 吹田市役所市民課の言い分は「外登証担当者が法務省入国管理局に問い合わせたとこ
ろ、台湾の国名表記は中華人民共和国にという指導だった。『中華人民共和国台湾省台
北市』という表記に抵抗がある場合は『中国台北市』としている」というものでした。

 そこで、「では、住民票を申請する際に、『中華人民共和国台湾省台北市』か『中国
台北市』のいずれかを選択できる旨を説明しているのか」と問うと、「それはしていな
い」との返答でした。

 これでは、住民票には「中華人民共和国台湾省」と記入されることになってしまいま
す。何ともおかしな措置です。

 本より、台湾を「中華人民共和国」とか「中国」と表記すること自体間違っているの
ですから、選択性の提示などは論外なのですが、それさえもやっていないというのです
から、あきれた話です。

 日本李登輝友の会では、本年度の事業計画として「『台湾正名運動』の日本における
展開」を掲げ、「日台国交正常化を視野に、『台湾は中国の一部』との誤解を解消する
ため、引き続き外国人登録証明書や住民票などにおける国籍表記問題や地図問題などに
取り組み、政府及び関係省庁や議連などに働きかける。また、李登輝前総統を中心に推
進される台湾の正名運動や制憲運動を紹介する」と明記し、この住民票問題を視野に入
れた活動方針を立て、総会で可決していただいています。

 すでに、台湾問題に取り組んでいる国会議員や地方議員などにはこの「住民票問題」
を説明し、解決に取り組んでいただけるよう要請してもいて、反応は上々です。

 メルマガ「台湾の声」でも「このような自治体はまだほかにもあるはず」として「こ
のような被害に遭われた方は『台湾の声』編集部にご連絡下さい」と案内しているよう
に、同様の事例は吹田市に限ったことではないはずです。

 国会や地方議会でこの問題を取り上げていただかないと、真の解決には至りません。
そこで、この問題に取り組んでいる国会議員や地方議員に提示いたしたく、同様の事例
をご存じの方は、住民票(写しも可)を日本李登輝友の会事務局までお送りいただきま
すようお願いします。PDFでご送付いただいても結構です。

 今後、本会としても、自治体への公開質問や意見書、陳情・請願活動を展開すること
で、この問題の解決に尽力していきたいと考えています。皆様のご支援ご協力のほどお
願い申し上げます。

 平成19年6月吉日

                 日本李登輝友の会常務理事・事務局長 柚原正敬

■住民票の送付先
 〒102-0075 東京都千代田区三番町7-5-104号
 日本李登輝友の会 住民票問題係
 TEL: 03-5211-8838 FAX: 03-5211-8810
 E-mail: ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp
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【6月23日 台湾の声】

前住所を捏造する吹田市役所

                                元台湾台北市民

 お役所というのは、書類上の決まりにばかり囚われて、事実に反することをして平気
な顔をしていることがある。

 私の地元の大阪府の吹田市役所もその恥ずかしい役所の一つだ。細かいことかもしれ
ないが、誰かが言わないと、そもそも間違いということにすら気づかなかったりするか
ら一応書いておく。

 吹田市役所は住民票に記載される私の前住所を捏造した。

 私は吹田に帰ってきたとき、前住所を「台湾台北市中山区林森北路〜」と書いたはず
だが、役人は「台湾」の前に「中国」を書き加えた。私がその書類を提出するときに、
「中国」は間違いなので爪で消して出した。

 別の日、住民票が必要になったので、吹田市役所に申請に行った。もらった住民票を
見てビックリ! 私の前住所は「中華人民共和国台湾省」となっていた。

 そんなアホな!? 

 これは、明らかに間違いであり、このような住所は実際には存在しない。台北市は台
湾省ではないのだ。

 もう少し深くいまの台湾の行政区画を厳密に説明すれば、台湾の現在の国名は「中華
民国」で、その下に台湾省、福建省、台北市、高雄市がある。

 つまり、台北市は行政院直轄市なので、台湾省と同等の地位であり、台北市は台湾省
の一部ではないのだ。また、「中華民国」の福建省と台湾省は実質上凍結されており、
廃止されていると言っても過言ではない。(中華民国福建省の管轄は金門県と連江県だ
けだから、福建省という行政組織はあっても意味がない。台湾省も中央政府と管轄がダ
ブりすぎて置く意味がない)疑うなら、台湾人にいまの台湾省長は誰だ? と聞いてみ
ればよい。おそらく100人中99人が知らないと言うだろう。百歩譲って「台湾省」の存在
を認めるとしても台北市は台湾省ではないのは台湾では常識中の常識だ。

 それから、さらに重要なことは、台湾は決して「中華人民共和国」ではないというこ
とだ。こんなことはあたりまえのことだが、それを知っていながら、それに見て見ぬふ
りをして、中国に配慮した気になっている醜い人間がたくさんいるのは嘆かわしいこと
だ。 

 現在の台湾の総統(大統領)は陳水扁(タン・ツイピイ)、行政院長(首相)は張俊
雄(ティウ・ツンヒョン)であって、中華人民共和国(中国)の胡錦濤・国家主席や温
家宝首相は台湾とは関係ない(台湾人がいくらがんばったって中国の国家主席なんかに
はなれない)。

 台湾の台北市は、「中華人民共和国台湾省台北市」ではない。私が住んでいた「中華
民国(台湾)台北市中山区林森北路」がどうしても認められないというのなら、実際に
存在した旧住所「台湾総督府台北州台北市大正町」のほうが、幻の住所を勝手に創作す
るよりましだ。一般的に、旧住所なら郵便が届く可能性はあるが、存在しない幻の住所
に配達できる神業の郵便配達員はいない。

 「中華人民共和国台湾省台北市」という住所は存在しない。実際に存在しない住所を
記載するのは明らかに捏造であり、実際にありもしない住所を妄想しているというのは
実に馬鹿らしい。住所を故意に誤記するというのは相手に対する明らかな嫌がらせであ
り、きわめて失礼な話だ。

 ありもしない中華人民共和国台湾省という蜃気楼を夢みている吹田市役所発の郵便物
は千回送り続けたところで台湾には届かない。住所は正確に書かないと、届きませんよ。

 吹田の役人らは、台湾へ旅行に行くとき、まさか中華人民共和国の大使館にビザの申
請へ行くのか? そんな隣国事情を知らない恥ずかしい吹田市役所の役人は中華人民共
和国大使館で台湾のビザ発給を死ぬまで待ち続けるがよい。
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注:これはほんの氷山の一角に過ぎません。台湾を「中華人民共和国台湾省」と捏造す
る愚かな地方自治体は吹田市に限ったことではなく、このような自治体はまだほかにも
あるはずです。このような被害に遭われた方は「台湾の声」編集部にご連絡下さい。

koe@formosa.ne.jp 「台湾の声」編集部
『台湾の声』  http://www.emaga.com/info/3407.html
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  • 名無しさん2007/06/28

    今回のマガジンの内容に大いに同感しました。