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【メルマガ日台共栄:第488号】 生誕150年の年に山岡淳一郎著『後藤新平−日本の羅針盤となった男』(草思社)

2007/03/24



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<<INDEX>>――――――――――――――――――――――――――――――[Vol.488]
1>> 生誕150年の年に山岡淳一郎著『後藤新平−日本の羅針盤となった男』(草思社)
2>>【訃報】椎名素夫氏が逝去
3>> 「正名」「脱蒋氏」動き加速[西日本新聞台北市局長 遠矢浩司]
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1>> 生誕150年の年に山岡淳一郎著『後藤新平−日本の羅針盤となった男』(草思社)

 紹介が遅れましたが、去る2月27日、山岡淳一郎氏の新著『後藤新平−日本の羅針盤と
なった男』(草思社)が全国書店で発売された。今年は後藤新平生誕150年の節目の年(後
藤は1857年6月4日生まれ)、後藤新平の評価は近年高まりつつあるが、その決定打となる
本格評伝だ。

 台湾については第3章「台湾統治」で扱っていて、児玉源太郎総督の下での後藤の辣腕
ぶりが余すところなく描かれている。阿片を専売として税収をはかりつつ殖民衛生の糧と
する妙策、行政改革として1080人の冗員整理、土匪(ゲリラ)対策、台湾銀行の設立、道
路と下水道の整備、二重所有を解消し地籍明確化による土地改革など、「極論すれば台湾
を本国の経済機構に巻き込むために『人間の命に値段をつける』作業の連続」(P174)を
手堅い筆致で描く。改めて後藤新平の卓越した行政手腕と構想力の壮大さを知ることがで
きる。

 台湾取材では「黄昭堂氏、張炎憲氏、呉密察氏、黄俊明氏、蔡焜燦氏、陳文添氏らの貴
重なお話を聞くことができた」(あとがき)という。この一事をもってしても内容が察せ
られるであろう。一読をお奨めしたい。                  (編集部)

■著者 山岡淳一郎
■書名 『後藤新平−日本の羅針盤となった男』
■版元 草思社
■定価 2,415円(税込)
 http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_4794215681.html
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2>>【訃報】椎名素夫氏が逝去

 今朝の報道によりますと、3月16日に椎名素夫氏がお亡くなりになったそうです。本会設
立時には発起人をお引き受けいただき、設立以来、会員としても多大なご助力をいただき
ました。

 また、平成16年12月末の李登輝前総統来日を実現された功労者のお一人でした。台湾と
の安全保障体制関係の構築がようやく本格化する中、本当に惜しまれます。謹んで哀悼の
意を表しご冥福をお祈り申し上げます。

 なお、後藤新平とは縁戚関係にある椎名家ですが、日本が中国政府と国交を正常化した
とき、即ち日台が断交した年、自民党副総裁だったご尊父で、後藤新平の甥にあたる椎名
悦三郎氏は「台湾住民の意思を尊重しながら助成いくというのが日本としての基本的な考
え方であるべきだ」との考えの下、「首相特使」として訪台しています。日台断交後も、
民間による交流が円滑に維持されたのは、ひとえに信義を守った椎名特使の誠実な対応だ
ったと言われています。                         (編集部)
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無所属の会代表・元参院議員 椎名素夫氏死去
【3月24日 産経新聞】

 知米派として知られ、「無所属の会」代表などを務めた元参院議員、椎名素夫(しいな・
もとお)氏が16日、肺炎のため死去していたことが分かった。76歳。東京都出身。葬儀は
近親者で済ませた。後日、「偲(しの)ぶ会」を開く予定。喪主は妻の秀子(ひでこ)さ
ん。
 名古屋大理学部卒。電源開発に入社し、米国立アルゴンヌ原子力研究所に留学。帰国後
に計測器製造会社を設立、国際経済政策調査会理事長を経て、昭和54年、衆院選で自民党
から旧岩手2区に出馬し初当選。当選4回。党国際局長などを務め、平成4年の参院選で
くら替え出馬し当選。11年末、無所属の会に参加。参院当選2回。16年、政界を引退した
。昭和60年代の航空自衛隊の次期支援戦闘機(FSX)開発をめぐる日米交渉に議員の立
場で奔走。父は故椎名悦三郎元自民党副総裁。
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3>> 「正名」「脱蒋氏」動き加速[西日本新聞台北市局長 遠矢浩司]

「正名」「脱蒋氏」動き加速 台湾・陳政権と与党 総統選にらみ野党けん制
【3月19日 西日本新聞】

 1年後の総統選へ向けて候補選びが本格化してきた台湾で、陳水扁政権と与党・民主進
歩党(民進党)が、正名(企業名などの脱「中国化」)政策や故蒋介石総統の威光否定の
動きを急速に推し進めている。14日には「台湾最大級」とされる蒋介石像を撤去。陳総統
は「台湾主体化」路線に傾斜した発言を繰り返しており、総統選でのライバルである最大
野党・中国国民党へのけん制や中国の全国人民代表大会(全人代=国会)開催を意識して
いるとみられる。 (台北・遠矢浩司)

 陳総統は今月4日夜、台湾独立や正名、新憲法制定を推進する「4つの必要と1つのノ
ー」方針を表明した。発言は具体的目標を盛り込んでおらず抽象的だが、従来より踏み込
んだ内容だ。

 しかし、立法院(国会)では野党が多数を占めており、陳総統の任期中の新憲法制定は
困難な状況。台湾独立も「台湾は固有の領土」と主張する中国や、中台両岸の安定を望む
米国との関係を考慮すると急速な進展は望めない。

 そこで、政権と与党が進めているのが正名と「脱蒋介石」の動きだ。正名は、公営企業
の多くが蒋介石総統が率いた国民党独裁政権時代から「中国」「中華」を名乗っており、
これを「台湾」に改めるもの。先月、方針表明から約1カ月で「中国造船」「中国石油」
「中華郵政」をそれぞれ「台湾国際造船」「台湾中油」「台湾郵政」に改名した。

 さらに12日、政権高官は、台北市にある台湾中油の本社を民進党の支持基盤である南部
の高雄市に移転する可能性についても言及している。

 これに連動して蒋氏の威光否定も進めており、今月2日に行政院(内閣)が蒋介石の名
にちなむ中正紀念堂(台北市)の改名方針を決定。軍施設などからの蒋介石像の撤去も進
む。昨年12月の市長選挙を民進党が制した高雄市は13日から14日にかけて、市文化センタ
ーの名称「中正文化中心」から「中正」の文字を外し、中正紀念堂の銅像と並ぶ高さ6メ
ートルの蒋介石座像を解体、撤去した。今後は、当局が管理し衛兵が守る中正紀念堂の銅
像や展示内容の変更が焦点となる。

 また、14日は中国が台湾への武力行使を全人代で決定した反国家分裂法制定から2年に
あたり、民進党はこれに反対する声明や世論調査結果を連日発表。「台湾は将来、独立に
向かうべきだ50%」(13日)「北京の言う『台湾は中国の領土』に81%が同意せず」(14
日)「台湾は主権独立国家69%」(15日)と、台湾人意識に訴える呼び掛けを行って
いる。

 これに対し、国民党は強く反発しているものの、神格化された権力者の威光否定につい
て市民の間に強い異論はなく、反対運動は盛り上がっていない。同党の馬英九前主席は
「2008年総統選で政権を奪還すれば改名された公営企業の名を元に戻す」と表明しており
、正名や脱蒋氏の動きは総統選の争点の1つとなりそうだ。
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