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メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第487号】 機関誌『日台共栄』3月号(第16号)を刊行!

2007/03/22



>>>>> http://www.ritouki.jp/――――――――――――【平成19年(2007年) 3月22日】

    ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
           新しい日台交流にあなたの力を!!
<<INDEX>>――――――――――――――――――――――――――――――[Vol.487]
1>> 機関誌『日台共栄』3月号(第16号)を刊行!
2>> 李登輝前総統の真意とは何か[本会常務理事 林 建良]
3>> 中共研究から台湾研究へ[本会理事・帝塚山大学名誉教授 伊原吉之助]
4>> 台南県議会と友好交流協定を締結[石川県議会議員 宮元 陸]
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1>> 機関誌『日台共栄』3月号(第16号)を刊行!
   中川昭一・自民党政調会長インタビューなど盛りだくさんの内容

 すでに本会会員の皆様にはお届けしていますが、遅ればせながら機関誌『日台共栄』3月
号(第16号)がようやく出来上がってまいりました。

 今号では、「巻頭言」は林建良・本会常務理事が「李登輝前総統の真意とは何か」と題
して、李登輝前総統の発言の真意について解説、また、自民党の中川昭一・政調会長への
編集長インタビュー「価値観を共有する日本と台湾」、昨年12月19日、日台初となる石川
県議会と台南県議会の「友好交流協定」締結に尽力した宮元陸・石川県議会議員による「
台南県議会と友好交流協定を締結」など、盛りだくさんの内容です。下記に目次を紹介い
たします。

 なお、創刊号から連載してまいりました黄文雄氏(本会常務理事・評論家)の「日台共
栄前史」は今号の「軍人・樺山資紀の台湾探検」が最終回となりました。第1回を「『明史』
が『台湾は日本に属す』と記述する理由」と題して連載がはじまったこの「日台共栄前史」
は、これまで誰もが通史として書ききれなかった未踏の分野を含め、古代からの日台交流
史に挑戦した意欲作でした。

 黄文雄先生には、単行本を年に10冊以上も出版する合間を縫って連載を執筆いただきま
した。この場を借りて改めて感謝申し上げます。この連載は、いずれ単行本に収録する予
定だそうです。機関誌『日台共栄』誌から初の単行本です。楽しみです。

 今年からの会費改定に伴い、機関誌『日台共栄』は学生会員を含めた全会員に送付する
ことにしております。海外会員の場合はまだ届いていないかと思われますが、届いていな
いという方は、お手数ですが、会員番号とともに日本李登輝友の会事務局までご一報くだ
さい。                         (「日台共栄」編集委員会)
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【巻頭言】李登輝前総統の真意とは何か●林建良
台湾と私(16) 中共研究から台湾研究へ●伊原吉之助
【インタビュー】価値観を共有する日本と台湾●中川昭一
台南県議会と友好交流協定を締結●宮元 陸
日台交流を促進する姉妹都市提携●柚原正敬
中国捏造史観を否定した台湾の文科省●永山英樹
台湾版新幹線はこれからが正念場●片木裕一
今年も台湾に河津桜の苗木千本を寄贈●本誌編集部
間違いだらけの台湾認識(6) 台湾、「中華民国」、台中関係●多田 恵
日台共栄前史(最終回) 軍人・樺山資紀の台湾探検●黄 文雄
Z旗を先頭に日台共闘・台湾防衛デモ●台湾研究フォーラム事務局
米中の台湾政策をテーマに田久保・平松両氏が熱弁●本誌編集部
会場が狭い!熱気充満!「平成十八年 日台共栄の夕べ」●本誌編集部
「外登証と台湾表記に関する政府への要望決議」と「日台共栄アンケート」結果
支部だより 青森 DVD鑑賞会と新年会●出町淑貴
支部だより 山梨 第三回総会と林建良常務理事の記念講演●宮沢芳蔵
支部だより 千葉 第一回台湾問題研究会を開催●金光俊典
支部だより 福岡 設立三周年記念に金美齢先生講演会●永嶋直之
日台交流日録(15)
事務局だより・編集後記
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2>> 李登輝前総統の真意とは何か[本会常務理事 林 建良]

【機関誌『日台共栄』第16号 巻頭言】

李登輝前総統の真意とは何か

                             本会常務理事 林 建良

 香港資本の週刊誌「壱週刊」が掲載した李登輝前総統インタビュー記事が日本でも大き
な反響を呼んだ。多くの日本人には、李前総統が何故「台湾独立を放棄」するのか不可解
であった。

 だが、「独立放棄」とは「壱週刊」が意図的に付けた扇情的なタイトルであって、李前
総統の言葉ではない。台湾はすでに主権独立国家だから今さら独立を追求する必要はない
し、現在の急務とは国名を変えることと現状に則した憲法を制定することなのだと、李前
総統自ら「自由時報」と「産経新聞」のインタビューで語った。

 台湾の独立というと「中国からの分離独立だ」と誤解されやすい。筆者もよく「独立と
は、台湾に居座っている中華民国体制からの独立だ」と説明せざるを得ない場面に遭遇す
る。しかし、説明の要ること自体「分かりやすく共鳴を呼ぶ」との政治運動の原則に反し
ており、運動を難しくしている。また、「一つの中国」政策が国際社会で横行している現
在、台湾が独立を叫べば叫ぶほど「一つの中国」に正当性を与えかねない。なぜなら、国
際社会では台湾に説明の機会を与えられていないからだ。

 一方、李前総統の発言を台湾団結連盟の生き残り作戦だと解釈する向きもあるが、その
程度のものであれば、これほどの反響はなかったはずだ。発言の背後に、台湾そのものの
存在をもう一度直視してもらおうとの狙いがある。日米は、台湾人の意向をいつまで無視
する気なのか、現実を無視した裸の王様と同様の「一つの中国」政策をいつまで続けるつ
もりなのかと。

 台湾の独立を支持しないと公言している日米両国にとって、李前総統の「転向」発言は
この上ない喜ばしいことのはずだ。だが、激震が走るほどの衝撃を与えた。国際社会で孤
立化している台湾は、内政面でも行き詰まっている。このままでは台湾はいつまで保(も)
つのか分からないと、老将軍が警鐘を鳴らしているのだ。
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3>> 中共研究から台湾研究へ[本会理事・帝塚山大学名誉教授 伊原吉之助]

【機関誌『日台共栄』第16号 台湾と私(16)】

中共研究から台湾研究へ

                    本会理事・帝塚山大学名誉教授 伊原吉之助

 昭和四十九年、一年間台湾に住んだ。三度目の訪台だった。木柵の国立政治大学国際関
係研究所に住み込んで、文革研究のため、江青の伝記資料を探ったのである。台湾には江
青を知る人が沢山居て、中共の資料も豊富にあった。それ以後、毎年二、三回、「中共研
究」のため台湾に通った。

 台湾を研究し始めたのは、香港に関する中英交渉が終わってからである。「残るは台湾」
とばかり、台湾に関する報告や文章を求められたので、台湾の政治の流れを見るため、「
台湾の政治改革年表・覚書」という研究ノートを作り始めた。台湾の出来事や資料を抄録
したのである。これがその後、私の研究時間の半分をとる大作業になるとは、当時、思い
も寄らなかった。

 訪台を繰り返すうちに、台湾が実に懐かしくなった。何しろ、師範大学前の和平東路や
台湾大学横の新生南路を造成中から知っているのだ。いつの間にやら「台湾の水を飲み、
台湾の米を食べて育った」老台北になり、台湾と台湾人大好き人間になった。

 こうして台湾で暮らすうちに、台湾が抱える複雑な事情が判ってきた。

 台北で三ヶ月北京語を習い、練習のため北京語で話しかけると大抵日本語で返ってくる。
北京語を使いたくない人が居る。禁じられていたから敢えて日本語を使う抵抗精神旺盛な
人も居る。国際感覚の鈍い日本人である私には、いろんな発見があった。

 蒋介石が台湾占領のため派遣した陳儀は、同胞としてでなく、勝利者として台湾に君臨
し、略奪暴行勝手次第をやった。彼らには豊かな生産基地台湾を経営する意志も能力もな
く、現にある富を奪って大陸に持ち帰ったのである。工場や生産設備まで解体して大陸に
送った。

 ところが、国共内戦の敗退で中国国民党の亡命政権が台湾に逃げ込み、折からの冷戦と
相俟って、「一中を争う二中」問題に捲き込まれた。

 蒋介石にとって台湾は、大陸反攻のための基地でしかなく、軍事費を搾取しただけで建
設せず。蒋經國にとって台湾は生活基地だったから、建設に手を染めた。李登輝にとって
台湾は生まれ故郷だから、中国国民党の独裁を民主化し台湾化した。陳水扁は米国・中国
・野党の「一中」圧力の前に「中華民国」体制の枠内でしか動けない。李登輝を追い出し
た連戦は「中国」国民党に引き戻し、立法院での多数を頼んで少数与党の民進党政権を揺
さぶり続けている。

 台湾は民主化したというが、民主主義とは法治と手続きによる統治である。在台中国派
の野党は好き勝手にこれを踏みにじり、民主主義はまだ台湾に定着したとは言い難い。米
国と中国は、冷戦中の便宜的申し合わせ事項にすぎない「一中」の虚構に固執して、台湾
をも国際社会をも縛り続けている。

 台湾はこのように歴史の重荷に苦しんでいるように見えるが、時とともに希望が出てき
た。若い世代が順調に育っているのである。

 彼らは、歴史の重荷を気にしない。中国に郷愁を抱く「外省人」は、二二八事件や白色
テロを経験した台湾人とともに次第に退場しつつある。今や、大陸籍を持つ者を含めて、
台湾で生まれ、台湾に育ち、台湾のため奮闘する世代が着々と育っている。「中国との究
極的統一」などという者を、新時代の台湾人が指導者に選ぶとは思えない。

明日の台湾は、もっとすっきりするに違いない。
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4>> 台南県議会と友好交流協定を締結[石川県議会議員 宮元 陸]

【機関誌『日台共栄』第16号】

台南県議会と友好交流協定を締結−紆余曲折を経て日本初の議会協定を締結

                            石川県議会議員 宮元 陸

■日台初の県議会同士の協定

 昨年十二月十九日、金沢市内のホテル日航金沢において念願だった台湾の台南県議会と
石川県議会による「友好交流協定」調印式が行われ、本県議会の長井賢誓(ながい けん
せい)議長と台南県議会の呉健保議長が調印しました。

 これまで日本では、大阪府議会日華議員連盟が謝長廷氏が市長をつとめていた時の高雄
市議会と姉妹提携(平成十三年)を結んだ例はありますが、都道府県議会が台湾の県議会
と協定を締結した例はありませんでしたので、本邦初の快挙でした。

 教育、文化、スポーツ、産業の各分野で交流を図り、相互の繁栄を目指すことを謳った
協定書の調印式には、顔純左・台南県副県長(副知事に相当)や民政局長なども同行する
台南県議会の一行約四十名の訪問団と本議会関係者を合わせ約百名が出席しました。

 まず長井議長が「調印の暁には両県議会が幅広い分野で手を結ぶことに意義がある」と
挨拶し、次に呉議長が「石川県は伝統工芸や工業が発展した地域と聞いている。両県の友
好がより一層進むよう永遠に頑張ります」と述べた後で調印式に臨みました。調印後、両
議長がしっかり握手する姿を見て、これまでの難航した長い道のりを思い浮かべ、私自身
も感慨一入(ひとしお)でした。

 実は、八田與一(はった よいち)技師の生まれ故郷である石川県と、八田技師がつく
った烏山頭(うざんとう)ダムがある台南県の間には、金沢市議会や「八田技師夫妻を慕
い台湾と友好の会」、あるいは金沢ライオンズクラブなどがこれまで交流を積み上げてき
ており、その中で台南県から再三にわたり姉妹都市交流の申し出が伝えられて来ていまし
た。

 そこで、県同士の姉妹都市交流を実現しようと県議会の有志と相図り、一昨年五月、そ
れまで台南県との交流に尽力されてきた長井賢誓県議を中心として「石川県議会日台友好
有志の会」を組織し、烏山頭ダムの畔で五月八日に斎行される八田技師の墓前祭に合わせ
て台南県を訪問しました。

 この時、総統府国策顧問で李登輝之友会の黄崑虎総会長にもご同行いただいたことで、
蘇煥智・台南県知事はじめ台南県政府関係者とも親しく懇談でき、台南県の並々ならぬ交
流への熱意を感じ取ることができました。また、台南市内のホテルに李登輝前総統を表敬
訪問し、その謦咳に接することができたことも大きな収穫でした。

■対中配慮優先の県当局

 この勢いを駆って、県当局の覚醒を促すべく九月二十七日に「日台友好促進石川県議会
議員連盟」を発足させ、会長には長井県議、事務局長には私が就任しました。

 翌年一月十七日には長井県議を団長に「石川県議会アジア行政視察団」として台南県を
訪問し、蘇煥智県長と懇談しましたが、ここにも黄崑虎総会長には同席していただきまし
た。蘇県長はこの席で、民間協力によって双方の関係が密接であることを強調し、今後の
交流促進に強い期待を示しました。

 話は前後しますが、この前日に台北郊外で李前総統と懇談しました。このとき、長井団
長が「台湾定期便の就航は私たちの願い。全面的な支援を」とお願いすると、李前総統は
「定期便になるために頑張りましょう」と笑顔で快諾されました。これがどれほど私たち
の励みとなったことか、自ずと頭が下がりました。

 しかし、石川県と中国・江蘇省の間で友好交流関係を構築していることもあり、対中配
慮を優先させる県当局の姿勢は相変わらずで、県同士の姉妹都市交流は行き詰まってしま
いました。

 そこで、議会間交流を先行し、将来の姉妹都市交流への布石を打つことに転換し、台南
県議会の意向を確認すると、先方も乗り気でした。

 そこからがまたいささか苦労するのですが、それはさておき、十二月十二日、議会運営
委員会において日台友好促進石川県議会議連から申し入れた台南県議会との友好交流協定
締結の件が了承されたときは、まさに一仕事を終えたという安堵感でいっぱいでした。

                    *

 話は戻りますが、調印式を終えた台南県議会の一行は翌十二月二十日、石川県庁で杉本
勇寿(すぎもと たけとし)副知事と懇談し、交流活発化に取り組むことを確認しました。
また一行が八田技師の母校である花園小学校を訪問すると、子供たちが八田技師を讃える
歌を披露し、熱心に聞き入っていました。

 台南県議会との友好交流協定を結んだことで、果たして県当局がどこまで取り組んでく
れるかはよく分かりませんが、協定内容を実践するため、議会が主導して議連が補佐し、
訪問団を派遣するなど交流を積極的にリードしていきたいと、改めて気を引き締めている
ところです。

写真:交流を通じてお互いの繁栄を誓い合う石川・台南の議会関係者(平成18年12月19日)

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