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【メルマガ日台共栄:第473号】 産経新聞が蔡焜燦先生復刻『綜合教育読本』を50人にプレゼント(2月28日締切)

2007/02/21



>>>>> http://www.ritouki.jp/――――――――――――【平成19年(2007年) 2月21日】

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<<INDEX>>――――――――――――――――――――――――――――――[Vol.473]
1>> 産経新聞が蔡焜燦先生復刻『綜合教育読本』を50人にプレゼント(2月28日締切)
2>> 台湾は春節明けから政治の激動期 [産経新聞論説副委員長 矢島誠司]
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1>> 産経新聞が蔡焜燦先生復刻『綜合教育読本』を50人にプレゼント(2月28日締切)
   日本人は「殖民地」台湾でこんな立派なことをやっていたことを示したかった!

 昨年11月、蔡焜燦(さい こんさん)先生が「榕樹文化」(2006年秋、第17号)に「こ
れが殖民地の学校だろうか」と題して、母校である台湾・台中市の清水公学校の思い出を
つづられた全文を紹介したことがありました(11月4日付、第401号)。

 また12月末には、その中に出てくる『綜合教育読本』を蔡先生が復刻されたので10名様
にプレゼントという案内をいたしましたが(12月30日、第433号)、昨日付の産経新聞が、
「榕樹文化」掲載の一文を圧縮、再編集して「これが殖民地の学校か」と題して掲載し、
「榕樹文化」の原文も掲載した『綜合教育読本』を50名様にプレゼントするという案内を
していますのでご紹介します。

 なお、蔡先生からは本誌宛に「この『綜合教育読本』を復刻したのは、日本が殖民地と
言われた台湾で、こんなに立派なことをやっていたということを示したかったからだ。日
本人は自信を持って欲しい」とのメッセージをお預かりしています。

 蔡先生の一文を読まれてのご感想などは本誌宛にお寄せください。蔡先生へお送りする
とともに、本誌でもご紹介させていただきます。

 ちなみに、蔡先生は来る3月3日からはじまる「第6回台湾李登輝学校研修団」に、講
師として初めて登壇します。蔡先生の講義は3月5日に行われる予定です。

                  (メールマガジン「日台共栄」編集長 柚原正敬)
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「これが殖民地の学校か」日本統治下 台湾の義務教育 蔡焜燦氏が思いつづる
【2月20日付 産経新聞】

復刻版「読本」プレゼント

 日本の統治下にあった台湾の清水公学校で昭和10年8月、課外学習用に作られた綜合教
育読本の復刻版=写真=(省略)を読者50人にプレゼントします。全国に先駆けて最新の
校内有線放送設備が同公学校に設置、広範な分野のレコード多数が購入されたのに伴い活
字にまとめたもので、体操やマスゲーム、行進の訓練などに活用されました。卒業生の蔡
焜燦氏が母校の歴史を残そうと復刻。「これが殖民他の学校だろうか」の原文も掲載され
ています。全547ページ。

 応募は〒100-8078 千代田区大手町1の7の2 産経新聞文化部「綜合教育読本」係へ。
28日締め切り(消印有効)。希望者多数の場合は抽選。
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 司馬遼太郎の名作『台湾紀行』で博識の愛国者「老台北」(らおたいぺい)として登場
する、実業家で台湾を代表する「愛日家」の蔡焜燦(さいこんさん)氏(80)は、台湾が
日本の領土だった戦前に義務教育を受けた。今では否定的なイメージしか持たれない「植
(殖)民地」だが、氏が体験した日本本土にもなかった教育環境からは、台湾の発展に向け
て次世代育成に取り組んだ人々の熱意が浮かび上がってくる。
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 私は昭和2年、台中州で生まれ、8年4月に(台湾入子弟が通う)清水公学校に入学し
た。最初は木造の校舎だったが、昭和10年に鉄筋コンクリートと赤いレンガ造りの新校舎
に移った。10年は、日清戦争に勝った日本が、明治28年に台湾を領土にしてから40年であ
る。

 昭和に入って日本は多岐多端な道を歩む。満州事変、満州国建国、国際連盟脱退…。明
るい話では、7年のロスアンゼルス五輪で日本勢が7つも金メダルを獲得、8年12月に国
民待望の皇太子(現天皇陛下)ご誕生などがあった。

 11年二・二六事件、12年7月シナ事変、そして16年、大東亜戦争に突入したが、述べた
いのは近代史ではない。誇りとする母校、清水公学校のことを、現在もかつての故郷をこ
よなく愛している、台湾から引き揚げられた湾生(戦前、台湾に住んでいた日本人)や台
湾育ちの皆様に紹介したい。特に知ってほしいのは、当時、日本の小中学校、旧制高校以
上の学校にも、母校のようなソフトの設備がなかったことである。
                   *     *
 母校は昨年、創立110周年を迎え、昭和10年の台湾中部大地震でもびくともしなかった鉄
筋コンクリートと赤レンガ造りの校舎は、約10年前に台湾当局から古跡に指定された。正
門には台湾の教育の聖地・芝山巌から運んだ岩があった。校訓の「誠」という文字が当時
の校長の川村秀徳先生の揮毫(きごう)で刻み込まれており、今もそのまま保存されている。

 廊下には手洗い場があり、下に使った水を蓄える水槽が作られていた。水の豊富な町だ
ったが、すでに「節水」を教えられていた。水槽の水を我々は校庭の散水に使っていた。
校庭には樹木が沢山植えられており、教室ごとに花壇があった。清水は海岸線で風が強く、
季節風の吹く頃は砂埃で目を開けていられないほど砂が飛ぶのである。

 教室の黒板の右上にはスピーカーが取り付けられ、左上には白木造りの神棚があった。
台湾の小学校・公学校で各教室に神棚を奉置していたのは清水だけではなかろうか? 毎
日当番が水を替え、榊木には梱樹(ガジュマルの漢名)を使っていた。朝礼後、正しい作
法で天照大神(あまてらすおおみかみ)、台湾神社の能久(よしひさ)親王を拝礼した。

 スピーカーは今も私が誇りにしている。日本の学校にもなかった校内有線放送の設備が
あり、全30クラスにスピーカーが配置されていた。大講堂には4ヵ所にあったと思う。放
送設備のある校長室にはレコードが400枚もあり、内容を収録した「綜合教育読本」という
副読本が配布された。童謡、国民歌、神話、ドラマ、薩摩琵琶・筑前琵琶、琴などが紹介
され、めくるだけで胸がときめいた。
                   *     *
 日に2度、日本放送協会台北放送局のニュース放送があり、4年生以上は授業を中止し
てニュース帳に内容を書き取った。月に1度、帳面の検査と試験があった。

 高等科2年の教室と大講堂には16ミリ映画を上映できる設備があり、昭和10年代から視
聴覚教育を受けていた。忘れない映画は、日露戦争における明治38年5月27日の日本海海
戦。バルチック艦隊を日本海に迎えた東郷(平八郎)元帥の連合艦隊のTの字戦法、あの
大Uターンの場面を手に汗を握って見た。

 昼休みの知らせには、宮城道雄作曲の「春の海」がかかり、条件反射でお腹が鳴った。
今でもこの曲を聴くと、お腹に変化をもたらす。

 前述の綜合教育読本の復刻を行っているが、ロスアンゼルス五輪で日本勢が金メダルを
7つ獲った時の歌がある。

 数年前、日本が日の丸・君が代で騒いでいた時に畏友の金美齢女史にこの歌を歌って上
げたら、金女史はこれを月刊誌『諸君』に書き、それが阿川弘之先生のお目にとまり、月
刊誌『文芸春秋』で紹介されていた。この歌『揚る日の丸』を紹介して筆をおきたい。

1、ロスアンゼルスのスタジアム メインマストにするすると 揚る国旗の夢を見て 私
 は日本で泣いたのよ
2、空の燕が見てさえも 君がゴールの勇ましさ 遠く偲んでなつかしく 私は日本で泣
 いたのよ
3、今日は凱旋ふるさとの 山も輝く日本晴れ 遠いデッキのお姿に 私は波止場で泣い
 たのよ
                      ◇
 この記事は、蔡氏が日台親睦組織の会報誌『榕樹文化』第17号に寄稿した「これが殖民
地の学校だろうか」を圧縮、再編集したものです。
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2>> 台湾は春節明けから政治の激動期 [産経新聞論説副委員長 矢島誠司]

 昨日の本誌で、産経新聞の矢島誠司・論説副委員長による「壱週刊」の李登輝前総統発
言をめぐる「李登輝氏 発言の真意は」と題する論考をご紹介したが、矢島氏が昨日の産経
新聞にも台湾の動向を知るに格好の記事を書かれていたのでご紹介したい。

 矢島氏は「春節明けから、政治の激動期が始まりそうだ」と指摘されている。台湾の動
向が少なからず日本の動向を決する。今年の台湾からは目が離せない。矢島氏の一文は「
風を読む」欄に掲載されたものですが、タイトルは編集部で付しています。  (編集部)
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風を読む 論説副委員長 矢島誠司
【2月19日付 産経新聞】

 中国、台湾などの東アジアでは、昨18日が「春節」(旧正月)で、ほぼ今週いっぱい、
春節休みが続く。

 中国語が使われる地域では、いまごろ「新年快楽」(新年おめでとう)の挨拶があちこ
ちで交わされていることだろう。

 春節明けの仕事始めは、多くは来週月曜日。つまり、中国や台湾では、世の中が気分を
一新して動き出すのは来週からとなる。言い換えれば、来週あたりからが面白く(?)なりそ
うだ。

 春節前までに首尾よく6カ国協議を終え、李肇星外相の訪日も済ませた中国の外交当局
は、来週から再び、日本との外交問題に本格的にとりかかる。

 4月の温家宝首相の訪日に向け、日中間の係争諸懸案をどう処理するか、昨年10月の安
倍晋三首相の訪中の際、日中双方が合意した「戦略的互恵関係」をどう具体化していくか、
北朝鮮問題にどう取り組んでいくか−など山積する問題が控えている。

 日中関係が水面下で動き出す時期で、報道メディアとしては注意が怠れない季節となる。

 台湾の方も春節明けから、政治の激動期が始まりそうだ。

 台湾は年末に、立法院(議会)選挙を控え、各党とも候補者選びが始まる。また、来年
3月には天下分け目の総統選挙が迫る。それへ向けた候補者選びも夏までには決めなくて
はならない。

 年末の議会選挙は、定数が現在の225から113に半減するため、各党とも候補者絞り込み
に難航必至だ。党分裂、政界流動化の予感さえ漂う。

 そこへ李登輝前総統が政界再編の仕掛けの行動を開始、中国国民党の馬英九主席(総統
選の有力候補)が起訴され、党主席を辞任するという大波乱だ。こちらも春節明けが要注
意である。

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