国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メルマガ日台共栄:第455号】 今年、台湾はどうなる [日本李登輝友の会事務局長 柚原 正敬]

2007/01/30



>>>>> http://www.ritouki.jp/――――――――――――【平成19年(2007年) 1月30日】

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<<INDEX>>――――――――――――――――――――――――――――――[Vol.455]
1>> 今年、台湾はどうなる [日本李登輝友の会事務局長 柚原 正敬]
2>> 中国の高速鉄道は「新幹線」ではない! [日本李登輝友の会理事 片木 裕一]

■追加情報 千葉李登輝友の会の懇親会会場が決まりました
 昨日、2月17日に千葉李登輝友の会が川村純彦氏を講師に開催する第1回台湾問題研究会
 のご案内では懇親会会場が未定でしたが、「さくら水産」に決まりました。参加費は4,000
 円です。お申し込みの際に、出欠を併せてご連絡ください。
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1>> 今年、台湾はどうなる [日本李登輝友の会事務局長 柚原 正敬]

【「立ち上がれ!日本」ネットワーク:今週の主張・800字コラムより】
http://www.tachiagare-nippon.org/

今年、台湾はどうなる

                       日本李登輝友の会事務局長 柚原 正敬

 昨年の台湾における世論調査では「移住したい国」「最も立派だと思う国」「旅行した
い国」の第1位を日本が占め、これまで第1位だったアメリカを逆転している。国別好感
度調査でも、日本が第1位となり、続いて米国、韓国、中国の順となっている。

 一方の日本も、台湾からの観光客に対するノービザ措置や国際免許証の承認方針を打ち
出すなど、台湾を「統治の実態」として容認しつつある。

 まだまだ例証はあるが、日本と台湾は国交がないにもかかわらず、現在の日台関係は最
良の状態にある。

 中でも日本政府の姿勢として注目すべきは、新年早々の1月4日、2005年2月の日米安
全保障協議委員会が共通戦略目標に掲げた「台湾海峡問題の平和的解決」の具体化につい
て、この2月から日米の外務、防衛当局者が中台有事に至る複数のシナリオ研究に着手す
ると報道されたことだ。

 このシナリオ研究では、台湾の独立宣言や中国側からの武力行使など複数の可能性も探
るというのだから、まさに画期的と言ってよい。すでに対処計画の前提となる有事シナリ
オ研究から始める段取りについて、首相官邸は了承を与えたという。

 では、翻って台湾の情勢はどうかというと、2004年3月の総統選挙で民主化を進める陳
水扁氏が僅差で連勝したものの、その年12月の立法委員(国会議員に相当)選挙では野党
連合が過半数を制し、陳政権は1期に続いて少数与党となり運営は困難を極めている。

 それに加えて起こったのが、陳総統の周辺で起こった金銭トラブルである。これで陳総
統の権威は失墜し、権力の一部を行政院に委ねざるを得なくなった。

 昨年12月の市長選挙では、これまで通り台北市は国民党、高雄市は民進党が制し、この
「現状維持」を歓迎する向きもある。だが、これで台湾の政局はまったく動かなくなった。
逆に、民主化勢力内部に亀裂が生じてしまったのである。

 今年12月には、初の小選挙区制を導入して定数を113議席に半減する立法委員選挙があり、
来年3月には総統選挙が予定されている。台湾の将来はこの両選挙の結果にかかっている。
今年の台湾はまさに剣ヶ峰に立たされていると言ってよい。

 実は安倍内閣になってから、台湾に対していろいろなシグナルが出されている。例えば、
昨年10月の訪中もその一つだが、10月末の中川昭一・自民党政調会長と陳総統とのテレビ
会談、11月の森前首相の訪台、シンガポールに設立された海賊情報共有センターへの対応
などである。先に触れた日米共同対処計画もやはりその一つと考えてよい。今国会で成立
が予定される海洋基本法も、少なからず台湾と関わっている。

 果たして台湾は、集団的自衛権の行使を視野に入れた安倍総理からのシグナルを正確に
受け止めてくれるだろうか。期待しつつ見守りたい。
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2>> 中国の高速鉄道は「新幹線」ではない! [日本李登輝友の会理事 片木 裕一]

中国の高速鉄道は「新幹線」ではない!−「弾丸列車」でいいではないか

                        日本李登輝友の会理事 片木 裕一

 1月29日の各新聞朝刊に「中国版新幹線始動」といった内容の記事が掲載された。車両
はJR東日本の東北新幹線の「はやて」をベースにして中国で製造されたものである。

 結論から先に言うと、これは「新幹線」ではない。なぜなら、「新幹線」の大原則である
「すべて専用線で性能の異なる車両は混在しない。踏切は全くない」から外れるからであ
る。中国の鉄道は日本のとは異なり線路の幅が「標準軌」(1435mm、日本の新幹線と同
じ)なので在来線と併用であり、踏切も存在するからである。従って、強いて言うなら「
中国版ICE(ドイツの高速鉄道)」が妥当である。

 そもそも「生まれ」が中国であり、中国メディアも「国産」「自主技術」を強調してお
り、通称も「弾丸列車」と言っているのだから、わざわざ「中国版新幹線」などと言うの
は失礼である。

 確かに「はやて」を踏襲しているのは事実だが、3年前「60編成・480両を受注」したは
ずが、実際は「完成品」は僅か3編成のみに留まり、あとは技術供与での現地生産となっ
た経緯がある。

 先日、日本李登輝友の会のメールマガジン「日台共栄」453号で、国際日本文化研究セン
ター教授の白幡洋三郎氏による「日本『文化』としての新幹線」を紹介したばかりである。

 私は「台湾版新幹線」という呼称にも抵抗を感じるが、中国高速鉄道はそれ以前、と思
う。今後は「正しく」中国の高速鉄道=弾丸列車、と称してもらいたい。

 ご参考までに、下記に報道の一部を紹介する。           (1月29日記)
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“東北新幹線”中国を走る
【1月29日付 産経新聞Web版】

 【上海=前田徹】日本の技術で製造された「中国版新幹線」が28日、上海−南京、上海
−杭州の在来線を活用して営業運転を開始した。車両は日本の東北新幹線の「はやて」を
ベースに製造されており、川崎重工など日本企業連合が受注した60編成分の車両の一部だ。
乗客が急増する春節(旧正月)を前に臨時列車として導入されたが、日本の新幹線技術が
中国大陸を走るのはもちろん初めてだ。
 中国版新幹線は正式には「CRH2」と呼ばれているが、「弾丸列車」の愛称がつけら
れた。中国の高速鉄道化にともなう技術導入のさい、日本からは川崎重工など日本企業6
社が応募、2004年にカナダ、ドイツ、フランスとともに60編成分の車両を受注した。
 製造は日本から直輸入された2編成分を除いて日本製の部品で技術提供に基づき、現地
組み立てされた。しかし、今回のデビューについての報道は高速鉄道「弾丸列車」の登場
が強調されている。
 この日の運転は、上海−南京(303キロ)の2往復、上海−杭州(171キロ)の5往復で
行われ、運賃はそれぞれ2等車で72元(1080円)と44元(660円)。当面は従来の特急と変
わらない最高速度160キロで運行される。
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名前は「子弾頭」、新幹線ベースの中国高速鉄道GO!
【1月28日付 読売新聞Web版】

 【上海=加藤隆則】JR東日本の新幹線車両「はやて」を採用した中国の高速鉄道「子
弾頭」が28日、上海〜杭州、上海〜南京間で営業運行を開始した。
 中国メディアによると、当面は特急列車並みの最高時速160キロ前後で運転するが、将来
的には時速200〜250キロまで引き上げ、他地域でも使用される計画だ。北京〜上海間約1460
キロで運行されれば、所要時間は現在の12時間から10時間に短縮されるという。
 子弾頭は中国山東省青島の大手鉄道車両メーカーと日本の川崎重工業などが合弁で生産。
8両編成を連結させた16両(定員1220人)で、座席を180度回転できるなど、他の国内車両
にはない機能がある。
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日本の新幹線型車両、中国大陸初の営業運転
【1月28日 朝日新聞Web版】 

 日本の東北新幹線「はやて」をベースに製造された中国の新型高速列車「弾丸」(通称)
が28日、在来線の上海―杭州、上海―南京(江蘇省)の両区間で営業運転を始めた。中国
大陸で日本の新幹線型車両が走るのは初めて。中国政府は2010年をめどに北京−上海間に
新たな高速鉄道を完成させる意向とされ、中国メディアは「これを起点に、中国は新しい
高速列車時代に入る」と評した。
 正式には「中国鉄道高速列車(CRH)2型」といい、車体には白地に青い直線が描か
れた。04年に川崎重工業などの日本企業連合が受注したもので、一部を完成車両として納
入したほかは中国の車両メーカーが日本側から技術供与を受けて現地生産している。
 当面の最高時速は160キロに抑えられるが、4月のダイヤ改正後は北京―上海間などの在
来線に本格投入され、最高時速200〜250キロとなる見込みだ。
 この日午前7時15分に杭州駅を出発した1番列車はほぼ満員。8両編成を2組連結させ
た計16両編成(定員1220人)で、食堂車やグリーン車にあたる1等車もある。複数の中国
メディアも集まり、新幹線をベースにした車両ということを知っている乗客もいた。杭州
市内の会社員の男性(27)は「スピードや省エネなど日本の最先端技術を持つ列車に期待
したい」と話していた。
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<中国>新幹線が営業運転開始「日本の技術」は隠す
【1月28日付 毎日新聞Web版】

 【杭州(中国浙江省)大谷麻由美】日本の新幹線技術を導入した新型車両「CRH2型
子弾頭」が28日、中国で初めて営業運転を開始した。白い車体、ドアや車内の間取りなど
新幹線とうり二つだが、中国メディアは「日本の技術導入」には触れず「中国独自ブラン
ド」を強調している。中国の鉄道事業への日本企業参入には批判が強く、中国政府は新型
車両の運行開始で反日感情が再燃することを懸念しているようだ。
 CRH2型は、川崎重工業など日本企業6社が中国の「南車四方機車車両」(山東省青
島)と共同で製造した。東北新幹線「はやて」「やまびこ」に採用された「E2系1000」
がベースとなっている。営業運転を始めたのは上海―杭州、上海―南京の2路線。午前8
時半に上海南駅から杭州行きのCRH2型(16両編成、定員1220人)がほぼ満席で出発し
た。
「飛行機の中みたい」。上海市の女性会社員、過純益さん(50)は1等車の乗り心地に満
足そう。初乗りのために53元(約800円)するチケットを購入した。「鉄道オタク」を自称
する男性会社員、王海さん(25)は「横揺れが少なく、騒音が小さい」と語った。
 新華社通信は新型車両について「中国が独自ブランドを創設し、知的財産権を所有」と
報じた。乗客の多くは「新幹線と関係あるなんて知らない」とそっけなかった。
 中国政府は、経済発展に伴い増大する輸送需要に対応するため、4月のダイヤ改正で在
来線の運行速度を現在の最高160キロから200キロに引き上げる予定。この日運行を始めた
2路線に加えて広州―深セン(広東省)間でも2月から新型車両が導入される。
 新型車両の受注に関しては、中国の反日サイトが04年8月、日本企業の参加に反対する
署名活動をネット上で展開。10時間で6万8733人の署名を集めた。中国当局は反日世論を
抑えるため同サイトを強制的に閉鎖した経緯がある。
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