国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メルマガ日台共栄:第442号】 李登輝氏に学ぶ大和魂 [品川女子学院長 漆 紫穂子]

2007/01/10



>>>>> http://www.ritouki.jp/――――――――――――【平成19年(2007年) 1月10日】

    ☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
           新しい日台交流にあなたの力を!!
<<INDEX>>――――――――――――――――――――――――――――――[Vol.442]
1>> 李登輝氏に学ぶ大和魂 [品川女子学院長 漆 紫穂子]
2>> 1月20日(土)、出町淑貴さんが青森県国際交流協会の「グローバルトーク」に登壇
3>> 1月27日(土)、青森李登輝友の会・青森日台交流会がDVD鑑賞会と合同新年会
4>> 私の世界を広げた来日初の列車の旅 [出町 淑貴]

■「桜植樹式とお花見ツアー」が定員に達しました!
  昨年11月末よりご案内の「「桜植樹式とお花見ツアー」は、お陰様で定員の50名に達
 しましたので募集を締め切らせていただきます。最新の情報によりますと、記念晩餐会
 には李登輝前総統もご出席いただけるそうです。これは楽しみです。   (編集部)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1>> 李登輝氏に学ぶ大和魂 [品川女子学院校長 漆 紫穂子]
   講演録は本日発売の「Voice」2月号に「指導者の条件」と題して掲載

 1月8日付産経新聞の教育「解答乱麻」に品川女子学院長の漆紫穂子氏により、標記の原
稿が掲載されました。昨年末、台湾で李登輝前総統のご講演を聞かれた感想ですが、ここ
に転載してご紹介します。

 ちなみに、漆紫穂子氏も最後に紹介されているように、李登輝前総統のこの講演録は本
日(1月10日)発売の「Voice」2月号に「指導者の条件−『総統』として私が心掛けたこ
と」と題して掲載されています。                   (編集部)
--------------------------------------------------------------------------------
【1月8日付 産経新聞「解答乱麻」より転載】

李登輝氏に学ぶ大和魂

                          品川女子学院校長 漆 紫穂子

 昨年末、台湾の李登輝前総統の講演を聞き、お会いする機会を得た。「自分の受けた日
本の教育について誇りを持っている」という言葉に衝撃を受けた。学生時代、台湾で年配
のタクシー運転手から「私たちの世代は皆日本語を話します」と話しかけられ、日本統治
の名残かといたたまれなくなった経験があったからだ。

 私はここで歴史問題に言及するつもりはない。教育現場の人間として、アジア有数のリ
ーダーが「自分を作り上げたのは日本の教育」と言い切るそれが何だったのかを素直な心
で見つめ、今の日本の教育に欠けたもの、今後の日本の教育に必要なものは何なのかを探
ってみたいのだ。

 李登輝氏のお話から私が感じたことは「私たちは戦後、教科書に墨を塗ると同時に、精
神的な柱となってきた『よきもの』まで封印してきてしまったのではないだろうか? そ
して、そのツケが積もり積もって現在の大人の社会問題、子供の教育問題に繋がっている
のではないか?」ということだった。

 この講演と氏の著書の中から、次世代に伝えたいと感じたことを3つシェアしたい。

 1つ目は「名誉と恥」の意識である。

 氏は幼いころ母親から絶えず「そんなことをすると人に笑われますよ」と言われたそう
だ。「誰々に叱られる、罰せられる」という言い方をすれば子供は他律的になり、「見つ
からなければいい」といった方向に引きずられると危惧(きぐ)されている。政治家の不
祥事、大企業の粉飾決算など大人世界のリーダーの腐敗、子供のいじめも多くは「名誉と
恥」の意識の欠如に起因しているのではないだろうか。

 2つ目は「公」の心である。

 氏の政治信念は「天下為公」(天下は公のため)であった。民主を根付かせるという大
義のため自ら総統を退き、結果、政権は対立する党へ移った。「公」のため、党利を超え
た決断だった。学生時代、京都大学で学んでいるときも米国留学中も常に「自分の勉強が
台湾の人々の役に立つかどうか」という気持ちを忘れたことはなかった。

 「私」を超えた「公」の志が原動力となり、自分を動かし人を動かし社会を寄りよい方
向へと導くのではないか。

 3つ目は「死生観」である。このところの子供の自殺の連鎖で「死」を話題にすること
をタブー視する向きもあるが、死を見つめ、死を知ることによって「限りある生をどう生
きるか」という問題意識を持つことができ、それが目先の出来事にとらわれずに信念をも
って生きることにつながるのではないだろうか。

 昨年は混迷を極めた教育界だったが、新しい年は「人心不古」(いにしえの中に価値あ
るものとして永遠に残るものがある)という氏の言葉を心に刻み、私たちの先祖が残した「よきもの」にもう一度光を当てたい。

 ここに述べたことは、私というつたないフィルターを通したものであり、言葉足らずな
面も多い。『「武士道」解題』(小学館)や、講演の全文が掲載される「Voice」2月号(
PHP研究所)を是非ご覧いただきたい。

うるし しほこ 東京都内の私立中から父が理事長を勤める品川女史学院中高に移り、国
語教諭、副校長を経て昨年から現職。文部科学省新教育システム開発プログラム委員。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 1月20日(土)、出町淑貴さんが青森県国際交流協会の「グローバルトーク」に登壇
   テーマは「アジアの今は?! Part6 〜台湾〜」

【1月9日付 台湾の声】

(財)青森県国際交流協会 グローバルトーク

 グローバルトークとは、地球上の人々の生活、文化、社会等をテーマに、1人または複数
の基調スピーカーがスピーチをした後、参加者全員でフリーディスカッションを行う場で
す。地域から地球上の人々の現状や課題などを見つめ共有し、理解と認識を深め、より良
い地域づくりのアイディアなどに活かしていきませんか?

■日時 1月20日(土) 15:00〜17:00

■場所 水産ビル6F「小会議室」(青森市安方1丁目1-32/アスパムとなり)

■テーマ アジアの今は?! Part6 〜台湾〜

■スピーカー 出町淑貴氏(青森日台交流会)

■問合せ・申込み
 1/19(金)までにご連絡ください。直接会場へお越しいただいても構いません。

■問合せ先 (財)青森県国際交流協会
 TEL 017-735-2221
 FAX 017-735-2252
 メール info@kokusai-koryu.jp 
 URL http://www.kokusai-koryu.jp
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3>> 1月27日(土)、青森李登輝友の会・青森日台交流会がDVD鑑賞会と合同新年会
   DVD鑑賞は台湾テレビ制作の「台湾民主化之道」(日本語字幕)

青森李登輝友の会&青森日台交流会合同
「『台湾民主化之道』DVD鑑賞および新年会」のご案内

*開演時間を13時から13時30分に変更致しました。ご参加の方はお気をつけ下さい。

 青森李登輝友の会、青森日台交流会は、台湾の前総統李登輝氏が唱える「日台運命共同
体」理念に呼応し、日台関係を強化するために様々な親善交流活動を行っておりますが、
このたび青森李登輝友の会と青森日台交流会の合同による「『台湾民主化之道』DVD鑑
賞および新年会」を開催いたします。

 この機会に県下および近県の親台湾メンバーが集結し、さらなる日台親善・交流を推進
していきたいと思います。どなたでもお気軽に参加いただけますので、日台交流にご興味
のある方は是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。

                    記

【日   時】 平成19年1月27日(土) 13時30分開演 (13時開場)

【会   場】 青森県国際交流協会ラウンジ 水産ビル5F
        青森市安方1丁目1−32 水産ビル5F(アスパムの隣)
        TEL:017-735-2221
        http://www.kokusai-koryu.jp/

【挨拶・解説】 13時30分〜14時

【DVD鑑賞】 14時〜15時30分 (90分)
        「台湾民主化之道」(台湾語 日本語字幕)

        台湾が戦後どのように民主化の道を進んできたのか、228事件(台湾
        史上最悪の政府による国民大虐殺)、白色テロの戒厳令時代、李登輝氏
        総統就任、初の総統直接選挙、そして初の政権交代という台湾民主化へ
        の戦いの歴史を実録により検証します。制作=台湾テレビ

【合同新年会】 16時〜18時
        青森駅前店「魚民」1F(青森駅前。看板あり)
        TEL:017-774-2088

【参 加 費】 DVD鑑賞会:無料
        新年会 会員:3000円 一般:3500円
        (新年会のみご出席の方も歓迎します)

【 申し込み 】 FAXかメールでお願いいたします。
        FAX:0172-62-6936
        E-mail:a-nittai@hotmail.co.jp

        1.氏名 2.連絡先 3.懇親会へのご出欠もお書き添えください。

【連 絡 先】 TEL:090-6685-6887(出町)
        FAX:0172-62-6936
        E-mail:a-nittai@hotmail.co.jp
        http://shukuei.blog19.fc2.com/

【主   催】 青森李登輝友の会 青森日台交流会
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4>> 私の世界を広げた来日初の列車の旅 [出町 淑貴]

 台湾・新竹出身の出町淑貴(でまち すうくえい)さんのエッセイ「私の世界を広げた
来日初の列車の旅」が、産経新聞主催のエッセイコンテスト「第13回『JR東日本で行く
列車の旅 感動募集2006」に佳作入選しました。昨年12月28日の発表でした。

 来日7年目にして初めて列車に乗って東京へ行ったときの感懐をつづったもので、読んで
いて胸が詰まってくる切々とした内容です。すでに「台湾の声」に掲載されましたが、改
めてご紹介します。

 なお、出町さんは本会の青森県支部事務局次長と青森日台交流会事務局長を兼務し、ご
案内のように、1月20日には(財)青森県国際交流協会が開く「グローバルトーク」に登壇し
ます。また、1月27日には青森李登輝友の会と青森日台交流会が合同でDVD鑑賞会と新年
会を開きますので、お正月から大忙しです。

 ご主人の理解もあって、育ち盛りのお子さん3人を育てつつ、日台交流を進める頑張り
屋さんの「阿貴(アクエイ)」こと出町淑貴さんを応援してください。
                     (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原正敬)
--------------------------------------------------------------------------------
私の世界を広げた来日初の列車の旅

 98年、20歳で台湾から青森へ嫁いだ私は、昨年12月3日に列車に乗り、来日7年目にし
て初めて東京へ行きました。それまで子育てやパートの仕事で忙しく、外泊したこともあ
りませんでしたが、そろそろ自分のために頑張ってみようと思い、日本語能力一級試験を
受けるため、冒険に行く気持ちで、たった一人の3泊4日(車中2泊)の旅に出かけたの
です。

 私は台湾の片田舎にいたときから列車が大好きでした。当時はバイク通勤もできたので
すが、あえて時間のかかるローカル列車に乗り続けました。待ち時間など苦ではありませ
ん。なぜなら列車なら旅気分になって心が安らぐからです。

 また列車はいつも誰かと出会える予感を与えてくれました。もしやまだ知らない運命の
人と会えるかなと期待したり……。

 よく人は「列車は夢や希望を乗せて、新天地へと向かう」といいますが、私もそのよう
なロマンを抱いていたわけです。

 もっとも列車での切ない別れもありましたし、傷心の私を故郷まで運んでくれたのも列
車でした。ですから列車には、忘れがたいいくつもの思い出もあるのです。

 さて、いよいよ東京2WAYフリー切符で、18時46分弘前発の寝台列車に乗った私は、
生れて初めての寝台車に子供みたいに興奮し、窓から夜の景色をみたり、寝台の構造を研
究したり、乗り降りる人々を観察したり、各停車駅の写真を撮ったりで、結局一睡もしま
せんでした。

 車内では弘前在住の親切なおばあちゃんと仲良しになりました。東京にいる娘さんがな
かなか帰って来ないので、孫の顔を見に、こうしてよく寝台車で出かけるとのこと。もう
70歳を超えているのに、よく大都会で迷わずたどり着けるものだと感心しました。

 そして約12時間後の翌朝6時58分、上野に到着。試験は翌日でしたので、まず東京見物
をしたのですが、慣れない都会で緊張し通しだった私は、電車を3回も乗り間違えました。
しかしその都度丁寧に説明してくれたのが各駅の駅員さんです。本当に頼りになり、感動
しました。

 そして試験は無事終了、ネットで知った台湾研究者の会合にお邪魔しました。そこでは
私の祖国に関心を持つ大勢の先輩や友達と巡り合い、私もその輪に入ってみようと思いま
した。何か自分の世界が果てなく広がったような気持ちでした。

 こうして刺激あふれる東京の旅は、あっという間に終わりました。帰りは大宮から寝台
車に乗ったのですが、その人たちと話に夢中になりすぎて、本当に駆け込み上車でした。

 その夜も私は寝ないでいました。次はいつ来ることができるかわかりませんので、一つ
一つの駅に「さよなら、またね」と告げながら、その風景を目に焼き付けようとしていた
のです。

 そして来る10月28日、私は台湾文化の研究発表のため、また寝台列車で東京へ行きます。
今度はどのような世界が私を待っているのか、今からわくわくしているところです。

*出町さんが10月28日に二度目の上京をしたとき、私どもは大歓迎会を開いて、帰りの電車
 の出発時間ぎりぎりまで楽しい時間を過ごしました。(柚原)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●メルマガのお申し込み・バックナンバーはホームページから
 http://www.ritouki.jp/
●投稿はこちらに
 ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp
--------------------------------------------------------------------------------
日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会の
活動情報とともに配信するメールマガジン。
●マガジン名:メルマガ「日台共栄」
●発   行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
●編集発行人:柚原正敬
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2007 Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。