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【メルマガ日台共栄:第439号】 李登輝前総統が年内訪日の意向を表明

2007/01/07



>>>>> http://www.ritouki.jp/――――――――――――【平成19年(2007年) 1月7日】

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<<INDEX>>――――――――――――――――――――――――――――――[Vol.439]
1>> 李登輝前総統が年内訪日の意向を表明
2>> 阮銘著『共産中国にしてやられるアメリカ』−正攻法の論理に感嘆[宮崎 正弘]
3>> 台湾は在来線でも日本製車両を導入

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1>> 李登輝前総統が年内訪日の意向を表明
   安倍首相の訪中を高く評価

 今朝(1月7日)の時事通信によりますと、李登輝前総統が年内訪日の意向を表明された
そうです。李登輝前総統は昨年8月下旬、体調不良を理由に9月訪日見送りを表明されて
以降、訪日については一切触れてきませんでしたが、体調も回復しつつあり、ようやく表
明に至ったようです。なんとも嬉しいニュースです。

 また李登輝前総統は、昨年10月の安倍総理の訪中を、中国と「戦略的な信頼関係」を実
現したことで高く評価されているそうです。

 やはり、先に本誌前々号でも触れたように(1月4日付)、総理の「台湾の独立を支持し
ない」発言のみを捉えて非難することは短絡的見方であり、大局を見失うことを教えてい
ます。

 もちろん、歴代総理や官僚が日中共同声明以上に踏み込んで、中国に対して「台湾の独
立を支持しない」発言を繰り返し、言質を与えることで自らを縛る愚は必ずや是正されな
ければならないのは当然のことです。

 なお、昨年の訪日経緯につきましては、本会のホームページをご覧ください。
                     (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原正敬)
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李登輝氏、年内訪日の意向=安倍訪中を評価−台湾
【1月7日3時1分配信 時事通信】

 【台北6日時事】台湾の李登輝前総統(83)は6日までに時事通信の単独インタビューに
応じ、昨年健康問題で延期となった訪日について「体の調子が良ければ年内に(日本に)
行く」との意向を示した。訪問地は検討中としたが、松尾芭蕉がたどった東北地方を中心
とする「奥の細道」ゆかりの地を訪問し、紀行文を著したいとの希望を述べた。

 李氏は昨年9月に6日間の日程で日本を訪問する計画を立てていた。しかし、春先にかか
った肺結核の継続的な療養が必要との理由から直前になって見送られた。現在は健康状態
も回復しつつあり、体調と日本の政治状況をにらみながら、訪問時期を詰めていくとみら
れる。

 一方、安倍晋三首相が就任直後に訪中し、胡錦濤国家主席らと会談したことについて、
李氏は「日本はこれまで中国に頭を下げてばかりいた。戦略的な信頼関係をつくる必要が
あり、(これを実現させた)安倍首相の訪中は成功だった」と高く評価。日中の関係改善
が台湾にとってマイナスに働くことはないとの見解を示した。
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2>> 阮銘著『共産中国にしてやられるアメリカ』−正攻法の論理に感嘆[宮崎 正弘]

【1月6日付 宮崎正弘の国際ニュース・早読み「今週の書棚」より転載】

■阮銘『共産中国にしてやられるアメリカ』(草思社)
http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_4794215541.html

 副題にあるのは「民主台湾の孤立を招いた歴史の誤り」とあって、このことからも内容
が推察できるだろう。
 本書は元中国共産党のエリートだった筆者が赤裸々につづる北京の陰謀とそれにうち負
かされそうなアメリカの外交的失敗を暴露し、あやまった歴史解釈の本質に迫る。
 通読して第一印象は、なんと大上段にふりかぶった正攻法な論理であろうかと感嘆した
ことである。
 履歴をみるとなるほど胡耀邦のブレーンだったが、疎まれて中国から米国へわたり、台
湾へ亡命。その後、台湾国籍を得ている人物。筋金入りの反共の闘士である。
 おそらく、こうしたきまじめな、或いは愚直ともいえる中国戦略分析は、いまの台湾に
あってさえ台湾独立運動関係者や台湾団結連盟につどう諸氏にしか通じないだろうと思わ
れる。それほど台湾の政治的緊張感が弛緩しているのである。

 著者はヤルタ会談でルーズベルトがいかに騙されたか、というところから論考を始めて
いる。
 たとえば下記の記述。
「ブッシュ大統領は、ラトビア共和国の首都リガでの演説のなかで初めて、『ヤルタ協定』
がヨーロッパの半分をソ連共産帝国の奴役の下に陥らせたという過ちを認めた」(154p)。
「しかしながら天安門の虐殺と東欧の第二次解放があいついで起こったとき、アメリカの
政治リーダーが考えたのは、自由の火で奴役(ヌイ)制度の最も暗い隅を照らすことでは
なく、奴役制度国家の暴君と協力関係を保ち、その暴虐統治下の『偽りの安定』を維持す
ることだったのである。
 アメリカの政治リーダーは、表、裏二つの手法をとったのだ。一方で、公衆に向かって、
虐殺者を譴責(けんせき)し、暴政を制裁すると言いながら、もう一方ではひそかに虐殺
者に好(よしみ)を通じ、協力関係を探り、その『安定』を助け、自由の大国と奴役制度
の大国との『バランス・オブ・パワー』を維持したのである」(同p)。

(ここで使われる「奴役制度」とは筆者独特のターム。独裁共産主義を指す)

 近年はレーガンをのぞいてカーターは世界戦略を読み違えて台湾との断交へとといたり
、先代ブッシュ、クリントンも中国にまんまと騙された。毛沢東から!)小平の代理人に成
り下がったのがキッシンジャーだった。
 江沢民政権初期には北京の代理人に成り下がって中国の論理を買弁したのがブレジンス
キーと、クリントン大統領自身だった。アーカンソー知事時代のクリントンは台湾贔屓で
あったのに巨額を示されるところりと転ぶのだ。
 反中国派にみえたブッシュ・ジュニアにも、北京はその外交路線を修正させるために巧
妙に近づき、米国内に於ける“中国の代理人”を発掘するために、胡錦濤がつかった人物
は鄭必賢(中国改革開放論壇理事長)であった。

 この箇所は注目である。

 この鄭必堅となぜか馬があって、突如米中関係は「ステーク・ホルダー」などと言いだ
したのがゼーリックだった。
 鄭必賢こそは、一頭一尾、日和見主義の典型的文章家で、じつに華国峰、!)小平、胡耀
国、趙紫陽、江沢民につかえて時代を特色付ける理論とスローガンを考え出した。もちろ
ん胡錦濤の「和平崛起(くっき)」なるスローガンも、この鄭の発案とされる。
 天の配剤か、ゼーリックは国務副長官を辞任し、後任にネゴロポンテが指名されたのは
、この1月4日の出来事だ。
 民主党が多数をしめる議会の承認を得やすいようにとの配慮で、国連大使だったボルト
ンも辞任に追い込まれ、これで米国政権のトップに中国とコトを構えようとする戦略家は
不在となった。
 またもや米国は中国に「してやられている」のだ。
 次期大統領の呼び声高いコンドレーサ・ライス国務長官はイラクの泥沼から抜け出すた
めに北朝鮮問題を中国に丸投げし、旧敵・北京と握手して「戦略的パートナー」と賞賛し
はじめた。もともと彼女はロシア専門家であり、アジア問題の対応はネグロッポンテの所
管に移る。
 かくて台湾の味方は米国に不在状態となり、危機はますます高まっていると著者は警告
している。

◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
 http://www.melma.com/backnumber_45206/
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3>> 台湾は在来線でも日本製車両を導入
   前号記事中、日立重工は日立製作所の誤りでした

 前号で「日立重工が製造した台湾鉄道の振り子列車・太魯閣号が12月31日から試運転」
の記事を掲載したところ、「鉄ちゃん」こと鉄道ファンと思われる読者の方から「これ、
日立製作所の誤りですね。元記事がそうなっているからといって、注釈もなしにそのまま
掲載するというのはいかがなものでしょうか」というお叱りのメールをいただきました。
 確かにご指摘の通りです。ちょっと考えれば分かりそうなものなのに、見落としてしま
いました。お詫びして訂正いたします。
 ただ、5日の日本のメディアは台湾版新幹線の開通記事一色になるだろうと考え、台湾
への鉄道の技術輸出というならこっちもあるぞと、その日の午前8時に掲載した次第。そ
の心意気は分かっていただきたいのですが……。
 その読者の方からは「太魯閣号のベースとなっているのはJR九州885系」とも指摘いた
だきましたので、下記にそのことに触れている記事を掲載します。     (編集部)
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台湾:在来線でも日本製車両導入でスピードアップ
【1月5日付 中国情報局】

 新幹線技術を導入した高速鉄路(台湾新幹線)が5日に開業した台湾で、在来線を運営
する政府部門の台鉄(台湾鉄路管理局)も日本製の車両を導入してスピードアップや乗り
心地の向上を図ることが5日までに明らかになった。JR九州が特急列車「かもめ」「ソ
ニック」などに投入している885系電車が、特急タロコ(太魯閣)号として2月28日の春節
(旧正月)前の繁忙期に台北−花蓮で運行を開始する予定だ。

 同電車は日立製作所製で、カーブ通過時に車体を傾けて減速を極力抑える「振り子式車
両」。山がちで曲線部分の多い台北−花蓮間など台湾東部の路線に適している。営業最高
時速は130キロメートル。同区間としてはも最大で25キロメートル速くなり、これまで2時
間半かかっていた台北−花蓮を約2時間で結ぶ。

 車両は06年12月中旬までに6編成分48両が台湾に到着。2月中旬には2編成分12両が到
着する。885系の日本での価格は1両当たり約1億8000万円とされている。

 今後、台鉄は885系電車の車両数を増やし、台湾高速鉄路と並行する西部路線にも導入す
る方針。更に通勤列車用のEMU700型を日本車両製造(本社・愛知)に発注することを決
めている。高速鉄路は民間会社の「台湾高速鉄路股フェン公司」が運営しているため、台
湾メディアは台鉄が導入する日本製車両を「ライバルの高速鉄路を迎撃する秘密兵器」な
どと報じた。
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創刊日:2003-10-06  
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