国際情勢

メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

全て表示する >

【メールマガジン日台共栄:第80号】機関誌『日台共栄』第3号が発刊!!

2004/10/09

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ―――――――――【平成16年(2004年)10月9日】

☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
       新しい日台交流にあなたの力を!!

<<INDEX>>――――――――――――――――――――――――――――[Vol.80]
1>> 機関誌『日台共栄』第3号が発刊!!
2>> 石原都知事が10月25日に台湾一周
3>> 台湾初の画期的な『台湾歴史辞典』が出版
4>> 11月1日、早大でシンポジウム「台湾映画と日本」と台湾映画鑑賞会
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1>> 機関誌『日台共栄』第3号が発刊!!
   李登輝前総統の「台湾・異なる二つの文化」も掲載

 いささか遅れましたが、本会の機関誌『日台共栄』第3号(10月号) が発行され、
昨日、学生会員を除く普通会員以上の会員に発送いたしました。
 李登輝前総統の論考は毎号掲載していますが、今号でも編集部翻訳による「台
湾・異なる二つの文化−終戦前後の二つの時代における台湾文化の比較」と題す
る、含蓄に富んだ講演録を掲載しています。李登輝前総統は日本時代と戦後の国
府時代を政治、教育などの面から比較し、次のように述べて、二つの時代の相違
点を明瞭にしています。

●日本の統治は厳しいものだったとは言え、政治はとても清潔なもので、当時の
官吏や警察の多くは清廉で矜持があり、汚職も非常に少なかった。……翻って戦
後の台湾を見るに、国民党政権は台湾人に対して、何かにつけ「ともに一家の人
間」「血は水より濃い」と言いながら、実際にはさまざまな差別待遇を加え、人
々から自信と自尊心を奪い、声を上げることのできない人間にしてしまった。

 今号ではまた、中国からの独立が「台湾独立」だと漠然と考えている日本人が
少なくないようですので、日本人として台湾独立問題にもっとも深く関与してい
る宗像隆幸氏(アジア安保フォーラム幹事・本会理事)に、台湾の独立とはどう
いうことなのか、憲法制定問題とからめて「なぜ台湾憲法の制定が必要なのか」
と題して執筆いただきました。

●元来、台湾の独立は、中国とはなんの関係もないのだ。しかし、「台湾の独立
は絶対に許さない」という中国の声があまりにも大きいために、台湾の独立を中
国からの独立と誤解している人が多い。しかし、現実を直視すれば、中国の主張
が全くのフィクションであることは明白であろう。

 さらに、最近は『わしズム』などでも精力的に台湾に関する論考を発表している
林建良氏(世界台湾同郷会副会長・本会常務理事)には、8月末に再燃した李登
輝前総統の訪日問題について「一台湾人からみた李登輝訪日問題」と題して執筆
いただきました。反日勢力を歓迎し、親日勢力を拒否する外務省の問題点や中国
の真の狙いなどを深くえぐり出しています。

●「反日親中」の連戦、宋楚瑜なら訪日ができ、日本で自由に「政治活動」も行
っていい。「親日反中」の李登輝氏なら「政治活動をやる恐れがある」と難癖を
つけ、訪日を認めないのだ。その外務省幹部の頭に描いている李登輝氏がやる恐
れのある「政治活動」は、どのくらい日本に害を及ぼすのかを知りたいものであ
る。

 その他にも、産経新聞のソ連特派員などをつとめた澤英武氏(本会理事)が連
載コラム「台湾と私」で旧制二高時代に触れ、日台交流を進める6つの提言をし、
また、大学の卒論に八田與一を選んだ拓殖大学大学院生の杉山美也子さんには、
台湾で八田與一の偉業がどのようにして伝えられていったかなどをエッセイ風に
書いていただきました。以下に、第3号の目次を紹介します。
                             (『日台共栄』編集長 柚原正敬)
*機関誌『日台共栄』の購読は、日本李登輝友の会の会員(学生会員を除く、普
通会員、正会員、賛助会員)になっていただくことが必要です。詳しい入会案内
はホームページに掲載し、入会申込書もダウンロードできますので、こちらをご
利用ください。

 http://www.ritouki.jp/
---------------------------------------------------------------------------
台湾と私(3) 六つの提言●澤 英武
台湾・異なる二つの文化●李 登輝
なぜ台湾憲法の制定が必要なのか●宗像隆幸
一台湾人からみた李登輝訪日問題●林 建良
李登輝先生来日歓迎実行委員会が発足●柚原正敬
八田與一と台湾と日本と●杉山美也子
日台共栄前史(3) 考古学に基づく日台同祖論●黄 文雄
真理大学の学生や友愛会と有意義な交流|第1回・日台青年交流会議●早川友久
許世楷駐日代表の為すべき五つのこと●本誌編集部
蕭任喬さんのご遺族へお見舞金●古市利雄
日台交流日録(3)●6月30日〜8月25日
支部だより●熊本県支部・埼玉県支部
事務局通信・編集後記
 表紙2 日台共栄写真館 8月21日〜25日 第1回・日台青年交流会議
 表紙3 日台共栄写真館 8月22日 台湾音楽祭・フォルモサの夢
 表紙4 日本李登輝友の会役員一覧
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2>> 石原都知事が10月25日に台湾一周
   知事自ら日本人に台湾旅行を呼びかけ、日本メディアも密着取材

 本会の機関誌『日台共栄』に連載している「日台交流日録」(担当:永山英樹
副編集長)は、日本と台湾の日常レベルの交流状況もよくわかると好評を博して
いますが、第3号の8月11日の項に「石原慎太郎都知事は許世楷駐日代表との会
見で、台湾の観光業発展に協力する意向を示し、『皆が驚く具体的計画がある』
と述べた」とあります。
 担当している永山副編集長にどういうことなのかと確認しても、これ以上のこ
とはわからないとのことでした。
 ところが、10月7日の台湾国際放送ニュースでその「皆が驚く具体的計画」の
内容が明らかとなり、本当に驚かされました。石原都知事がなんと日本のマスコ
ミを連れて台湾を一周する観光列車に乗り込むというのです。やるもんですな。
さすが行動派知事です。次は、ぜひ台北市との姉妹都市提携をすすめて、交流を
深めていただきたいものです。                 (編集部)
---------------------------------------------------------------------------
 石原慎太郎東京都知事、台湾一周の豪華観光列車をアピール
 【台湾国際放送ニュース 10月7日】

 台湾鉄道管理局が25日より、台湾を1周する豪華な観光列車を運行することに
なり、第1便には東京都の石原慎太郎知事が招待されるもよう。石原知事の観光
列車による旅はフジテレビなど日本のメディアが密着取材するとのことで、台湾
旅行が映像を通じて紹介されることになる。
 石原知事は今年5月、陳水扁・総統の総統就任式典に訪台した際、台湾で列車
の旅を体験して、台湾旅行を日本の観光客に呼びかける意向を示したことから、
中華民国政府は今回の観光列車運行にあたり、石原氏を招待することにしたとい
う。
 この台湾1周観光列車は、10月25日の第1便以降は毎週土曜日の朝9時に台北
を出発、北回りで台湾東部の花蓮、台東を訪れ、その後、南部から西を回って北
上、台湾中部の観光スポットとして有名な湖、日月潭などを観光して台北に戻る
もので、3泊4日。鉄道の駅から各観光地まではそれぞれ専用の観光バスが用意
される。1人当たりのパッケージ料金は台湾元16800元で従来の観光列車の3倍近
く。列車は5両編成、客車は3両で、1車両の33座席。飲み物やスナック、カラ
オケ設備などすべて無料。途中での宿泊先も豪華で、台東の温泉地として有名な
知本では知本ロイヤルホテル、日月潭では涵碧楼など、五つ星級のホテルとなっ
ている。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3>> 台湾初の画期的な『台湾歴史辞典』が出版
   構想8年、編集3年、執筆者100人以上、収録項目数4,600語

 今年7月8日、台湾で画期的な内容の『台湾歴史辞典』が出版された(台湾・
遠流出版社 定価3,000元:約9,000円)。
 この『台湾歴史辞典』の監修者に『認識台湾』の編者をつとめた国立台湾師範
大学の呉文星・文学院院長が入っていることからもわかるように、台湾人による、
台湾人のための初めての歴史辞典だ。
 台湾の行政院文化建設委員会(以下、文建会)が、中央研究院、台湾大学、国
家台湾文学館など国内の主な学術機関と共同で進めてきたもので、紀元前から2000
年までの台湾における政治、外交、軍事、経済、社会、教育、文化、風俗など各
分野が網羅され、収録項目数は4,600語、執筆者は100人以上という大掛かりなも
の。監修は、教育が国立台湾師範大学の呉文星・文学院院長、文化が日本・愛知
大学の黄英哲教授、経済については清華大学の劉瑞華教授、政治は政治大学の薛
化元教授が、それぞれ担当している。
 その画期的な内容について、台湾週報の最新号(10月10日号)がレポートして
いるのでご紹介したい。
 辞典は文化である。辞典や辞書の代名詞とでもいうべき岩波書店の『広辞苑』
をみてもわかるように、出版社が総力をあげて作る総合力の賜物だ。しかし、こ
の『広辞苑』にも偏向記述がないわけではない。例えば「台湾」について「1945
年の日本の敗戦によって中国に復帰」と記述するなど、「台湾は帰属未定」とす
る政府見解を逸脱して、執筆者の史観が入っている。
 このような誤れる日本の台湾観を是正するためにも、速やかな日本語訳出版を
強く望みたい。                        (編集部)
---------------------------------------------------------------------------
 【台湾週報 10月10日 第2162号】

 これまで台湾史ならびに台湾を研究するものにとって、最大の難所となってい
たのが、まとまった歴史辞典がないことだった。だからちょっとした項目を調べ
るだけでも、あちこちの資料を漁り、それだけでけっこう時間を費やしてしまっ
ていた。ところが今回、そうした煩わしさを一挙に解決してくれる辞書が2004年
7月に発刊された。『台湾歴史辞典』がそれだ。サイズはB5版の大きさで1,375
頁、収録数12,000項目という本格的なものだ。
 ページを開いてみて驚いた。台湾史のすべてがこの1冊に網羅され、まとめら
れているといった感じだ。しかも台湾開発の草創期から現代の10大建設まで、項
目は台湾のすべての時代にまたがり、かつ人名辞典としても完璧だ。しかもイデ
オロギーに偏ったものはなく、すべてが客観的に記されている。したがって日本
統治時代についてもきわめて細部にわたる項目、人物が紹介されている。
 これだけ大掛かりで専門的なものは、採算面を考えればまず出版されないだろ
う。なるほど本書の企画は行政院文化建設委員会が、中央研究院、台湾大学、台
湾師範大学、政治大学、台湾文学館などの学術機関と共同で進めたもので、構想
に8年、編集に3年の歳月を費やしている。編纂の中心となった中央研究院の許
雪姫・研究員はこの辞典について「これまでは清朝、日本統治時代、戦後と、各
時代の台湾の歴史は研究されてきたが、歴史全体を研究するための工具書となる
ものがなかった。この『台湾歴史辞典』は、研究者にとって調査と研究に便利な
格好のツールとなるはずだ」と語っている。その通りの大辞典である。
 本書の中から珍しい一項目を拾ってみよう。
〔豊臣秀吉高山国招諭文書〕:「十六世紀末、豊臣秀吉は日本内部の動乱を平定
した後、国力の海外拡張を計画し、朝鮮に出兵し、琉球に従属を促し、同時に高
山国(台湾)にも従属を促す使者を遣わした。一五九三年十二月二十七日、使者
は高山国招諭計画の書簡を携えて台湾に向かった。内容は古代中国の聖王による
討伐の文書に似ており、まず当人の出生から書き、『母親が瑞なる夢を見、室内
に光が満ち、衆人は驚き、この者が四海を平定し、異邦を臣服せしめると覚った。
現在、四方が来朝し、朝鮮が臣服しないため派兵して征伐した後、和を求めてき
た。琉球も年々来貢している。今、高山国に使者を派遣し、もし来朝せざる場合、
これを征伐する』と記されていた。豊臣秀吉が高山国を従属させようとしたこと
は、明朝とフィリピンに割拠しているスペインの東アジア情勢に緊張をもたらし、
スペインは先に台湾を占拠して日本の南下を防ごうと準備を進め、明朝も澎湖の
防備を固め、日本が台湾を経て大陸沿海を侵すのを防ごうとした。この後しばら
くして豊臣秀吉は死去し、日本の武力対外拡張は一段落し、東アジアは平静を回
復し、スペインは台湾占領を取りやめ、明朝も東南沿海部の防衛を緩和した」

 このように、日本と台湾の関係については、日本で発刊されている研究書より
も詳しい。また500頁にわたる別冊の付録には鄭氏政権時代、オランダ時代、日本
時代、清朝時代の各官僚、郡主、知事、軍司令の歴代名簿、行政区設置や鉄道敷
設の沿革、古跡紹介などが掲載され、史料的価値もきわめて高い。
 本辞典は台湾の遠流出版社から定価3,000元(約9,000円)で出されているが、
日本では市販されていないのが残念だ。だが東京・三田の台湾資料センター(電
話:03−3444−8724)に1冊が置かれており、研究者の方々の閲覧を是非お勧め
したい。                      (本誌編集部 10月)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4>> 11月1日、早大でシンポジウム「台湾映画と日本」と台湾映画鑑賞会
   徐輔軍監督の「夢遊ハワイ(夢遊夏威夷)」の上映会も

 映画を通して日台の相互理解を考えるシンポジウム「台湾映画と日本」が11
月1日午前10時から、早稲田大学・大隈講堂(東京都新宿区西早稲田)で開か
れる。門間貴志・明治学院大助教授と台湾芸術学院の専門家が、これまでの映画
交流の歴史、台湾映画の背景などについて説明する。
 主催は、早稲田大台湾研究所、交流協会助成プロジェクト、台湾資料センター。
2004年東京国際映画祭に出品した徐輔軍監督の「夢遊ハワイ(夢遊夏威夷)」
の上映会も行う。参加は無料。問い合わせ、申し込みは台湾資料センター(03
−3444−8724)。火曜日〜土曜日に受け付ける。

[大隈講堂の地図]  http://www.waseda.jp/jp/campus/nishiwaseda.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ご購読ありがとうございます。お知り合いの方にもご購読をお勧め下さい。
●お申し込み・バックナンバーはこちらから↓
 http://www.melma.com/mag/57/m00100557/
●ご意見・ご感想はこちらにお寄せ下さい。↓
 ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp
●配信ご不要の方はこちらまで↓
 http://www.melma.com/taikai/
 マガジンID:m00100557 by melma!

◇日台共栄に賛同する「日本李登輝友の会」の会員を募集中!!
・日本に在住あるいは勤務する方で、日台共栄を目的とする本会の趣旨に賛同さ
 れる方であればどなたでも入会できます。
・学生会員を除く、普通会員、正会員、賛助会員には、李登輝前総統の論考やオ
 リジナル日台情報満載の機関誌『日台共栄』を進呈します。
・海外在住の方は、賛助会員(個人・法人)として入会できます。
・詳しい入会案内はホームページに掲載、入会申込書もダウンロードできます。
 http://www.ritouki.jp/
---------------------------------------------------------------------------
マガジン名:メールマガジン「日台共栄」
発 行 日:毎週配信
発   行:日本李登輝友の会・メールマガジン「日台共栄」編集部
      http://www.ritouki.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2004 Friends of Lee Teng-Hui Association in Japan

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2003-10-06  
最終発行日:  
発行周期:週3回以上刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。