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メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や、他では知りえない台湾情報などを、日本李登輝友の会の活動とともに配信するメールマガジン。

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【メールマガジン日台共栄:第75号】誤解を与える読売のプレクリアランス(事前審査)制度導入記事

2004/10/04

>>>>> http://www.ritouki.jp/ ―――――――――【平成16年(2004年)10月4日】

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<<INDEX>>―――――――――――――――――――――――――――[Vol.075]
1>> 誤解を与える読売のプレクリアランス(事前審査)制度導入記事
2>> 10月16日、許世楷代表が北海道講演
3>> 10月14日、許世楷代表が岩手講演
4>> シンガポール外相「台湾は古くからの友人」
5>> 台湾軍 芸能慰問隊解散へ
6>> 石垣市名蔵で台湾関係者が「土地公祭」
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1>> 誤解を与える読売のプレクリアランス(事前審査)制度導入記事
   台湾は韓国とは比較できないほど来日者の犯罪率が低い

 まず、10月3日付「読売新聞」に掲載された偽造旅券による不法入国を阻止する
狙いで導入されるという「プレクリアランス(事前審査)」制度にかんする該当
記事の全文を紹介してみたい。
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【読売新聞 10月3日】出国地での入国審査、来年度から韓国・台湾で実施

 政府は2日、地方空港に到着する航空機の乗客を出国地で審査する「プレクリ
アランス(事前審査)」制度を2005年度から導入する方針を決めた。
 審査体制が手薄な地方空港で多発する偽造旅券による不法入国を阻止する狙い
がある。地方空港への入国者が多い韓国、台湾でまず実施する。
 法務省の計画では、入国審査官を韓国、台湾に各3人ずつ派遣し、現地の空港
に設けた専用ブースで、〈1〉偽造旅券の識別〈2〉国際テロリストらを記載し
た「ブラックリスト」との照合――などを行う。問題がないと判断された乗客の
旅券には審査済みの印をつけたカードを添付し、到着後は簡単な本人確認だけで
済むようにする。成田、関西の両国際空港はプレクリアランス制度の対象外で、
通常の入国手続きを行う。
 政府がプレクリアランス制度を導入することにしたのは、入国審査官が少ない
地方空港を狙った不法入国が増加傾向にあるためだ。全国の自治体が観光振興を
目的にした海外客誘致の動きを強め、チャーター機で日本の地方空港に入国する
便が増えている。しかし、その“副産物”とも言える不法入国も急増しており、
昨年の偽造旅券などの発見件数は前年比41%増の3660件で、このうち57
件が地方空港で押収したものだった。

◆プレクリアランス=1970年代に米国とカナダの間で始まった入国審査の方
法。陸続きの欧州諸国でも一般的に行われている。日本では2002年、日韓共
催のサッカー・ワールドカップ(W杯)の期間中、フーリガンや不法入国者の水
際対策として、韓国との間で限定的に実施されたことがある。
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 この読売新聞の報道は、誤解を与えかねない一面的な報道内容となっている。
というのも、記事では「審査体制が手薄な地方空港で多発する偽造旅券による不
法入国を阻止する狙いがある。地方空港への入国者が多い韓国、台湾でまず実施
する」とある。
 しかし、『平成14年版警察白書』に明らかなように、平成13年中の不法入国者
及び不法上陸者2,499人のうち?中国:1,462人(58・5%)、?イラン:243人(9
・7%)、?タイ:189人(7・6%)で76%を占め、韓国人と台湾人のケースは記載
されていない。
 では、約22万人(224,067人)にのぼる不法残留者の点からはどうかというと、
韓国は55,164人(24・6%)でもっとも多い。次いで?フィリピン:29,649人(13
・2%)、?中国:27,582人(12・3%)、?タイ:16,925人(7・5%)、?マレー
シア:10,097人(4・5%)となっていて、台湾は6番目で8,990人(4%)となって
いて、台湾はもっとも多い韓国に比較したら6分の1しかいないのである。
 さらに、来日外国人犯罪の国籍・地域別検挙状況に至っては、その検挙件数を
見てみれば、総数18,199件に対して中国が圧倒的で8,945件(49・2%)を占め、次
いでブラジルが3,457件(19%)、そして韓国が1,134件(6・2%)と続いている。
 アジアのみ見れば、?ベトナム、?香港、?トルコ、?フィリピン、?イラン、
?マレーシア、?パキスタンと続き、台湾はようやく10番目で117件(0・64%)し
かない。この検挙数はロシアの241件やアメリカの183件よりも低いのである。
 ましてや、来日外国人総数に占める割合を見てみれば、平成13年の来日外国人
総数約521万人のうちアジアからは351万人が来日しており、その内訳は韓国がも
っとも多く1,459,333人(41・6%)、次いで台湾の785,379人(22・4%)、そして
中国の448,782人(12・8%)、香港:26万人、フィリピン:約14万人と続いてい
る。
 つまり、来日者数の割合に比して中国の犯罪者数は圧倒的に多く、韓国も不法
残留者の点からは来日者数に比例している。しかし、台湾はその来日者数に比較
してみれば、不法残留者も検挙数も極端なほどに少ないのである。それ故に「不
法入国を阻止する狙いがある」として「韓国、台湾でまず実施する」という記述
は、韓国には当てはまっても、遵法精神に富んでいる台湾には当てはまらず、誤
解を与えると指摘したいのである。
 なお、『平成14年版警察白書』は、下記アドレスへ。
 http://www.pdc.npa.go.jp/hakusyo/h14/h140901.pdf      (編集部)
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2>> 10月16日、許世楷代表が北海道講演
   北大高等研と北海道・台湾協会が共同主催し北海道本李登輝友の会が協力

 昨日、許世楷駐日台湾代表が10月14日に岩手県盛岡市で行われる「新渡戸稲造
博士命日前夜祭」で記念講演し、翌15日は青森、16日は北海道・札幌で講演され
る旨をお伝えしましたが、16日の北海道講演は以下のような内容で行われます。
 今年3月10に設立された「日本李登輝友の会北海道支部」(鎌田告人支部長、略
称:北海道本李登輝友の会)も全面協力という形でお手伝いいたします。本会会
員で北海道本李登輝友の会に所属される方は、下記にお申し込みいただいても大
丈夫です。
・電 話 0166(85)2028
・FAX 0166(85)3958
・090−8909−0542(鎌田)or090−9435−8680(狩野)
                                                                (編集部)
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■と き  平成16年10月16日(土)15時30分〜
■ところ  北海道大学クラーク会館大集会室
■演 題  これからの日本と台湾の関係
■入場料  無料
■主 催  北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター、NP
            O法人北海道・台湾協会
■協 力  日本李登輝友の会北海道支部

【許世楷代表プロフィール】
1934年7月7日、台湾・彰化市生まれ。国立台湾大学卒業後、日本に留学、早稲田
大学政治学修士、東京大学法学博士。現在、津田塾大学名誉教授。一方で1972年、
台湾独立建国連盟日本本部委員長、87年、同総本部主席。92年、台湾民主化によ
り帰国、その後総統府に迎えられ、94年、台湾文化学院院長、98年、台湾憲政研
究センター委員長。本年7月5日より台北駐日経済文化代表処代表(駐日大使に相
当)に就任。

■許世楷代表との夕食会
 上記講演会終了後、許代表を囲んでの夕食会を開催予定
■日 時  平成16年10月16日 午後6時30分〜
■会 場  京王プラザホテル札幌
■会 費  5,000円

*尚、講演会、夕食会いずれかだけでも参加可能です。参加希望の方は講演会・
 夕食会ともに人数制限がございますので、下記へお申し込み下さい。
■問合先  北大高等法政教育研究センター(略称・高等研)
       〒060-0809 北海道札幌市北区北9条西7丁目
       電 話 011(706)4005
       FAX 011(706)4005
       e-mail jcenter@juris.hokudai.ac.jp
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3>> 10月14日、許世楷代表が岩手講演
   新渡戸稲造博士命日前夜祭で記念講演

新渡戸稲造博士命日前夜祭 http://www.nitobe.com/

■日 時  2004年10月14日(木) 16時〜
■場 所  ホテル東日本
      〒020-0022 岩手県盛岡市大通3−3−18
      ? 019−625−2131
■入場料  無料
■16:00〜 ビデオ上映「バルト海から未来を照らす」
■16:30〜 記念講演会◇「近代日本史の中の拓殖大学と新渡戸稲造博士」
            拓殖大学副学長 草原克豪氏
■17:30〜 記念講演会◇「新渡戸稲造と後藤新平の台湾で果たした業績につい
            て―新渡戸稲造博士が台湾を離れて百年」
            台北駐日経済文化代表處代表 許世楷氏

■18:30〜 追悼会および懇親会
■会 費  1万円(記念品:『新渡戸稲造研究』第13号、「太平洋の橋」2号)
      許世楷先生・草原克豪先生にもご出席いただきます。

■追悼会および懇親会のお申し込み
 ?住所・?氏名・?電話番号を下記の連絡先まで
 会費納入用の郵便振込用紙をお送りします。銀行振込などについてもご遠慮
 なくお申し出ください。
■後 援  IBC岩手放送/岩手朝日テレビ/岩手県教育委員会/岩手県国際
 交流協会/岩手日加協会/岩手日報社/NHK盛岡放送局/エフエム岩手/国際文
 化会館/拓殖大学/テレビ岩手/東京女子大学/東京文化学園/水沢市教育委
 員会/めんこいテレビ/盛岡国際交流協会/盛岡市/盛岡市教育委員会/盛岡
 タイムス社(50音順)
■主 催  新渡戸博士記念行事実行委員会
 新渡戸稲造会/財団法人新渡戸基金/新渡戸基金維持会/北東北・日本アメリ
 カ協会/岩手台湾懇話会 
■連絡先  〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1-4-10 第2産業会館ビル6階
      TEL 019-654-3279  IP電話 050-3007-8120  FAX 019-652-4213
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4>> シンガポール外相「台湾は古くからの友人」台湾に沈静化促す 国連演説問題

【産経新聞 10月4日】
 【シンガポール=藤本欣也】台湾独立の動きに懸念を示したシンガポールのジ
ョージ・ヨー外相の国連演説をめぐる双方間の確執問題で、ヨー外相は三日付の
シンガポール中国語紙・聯合早報とのインタビューを通じて「シンガポールと台
湾は古くからの友人だ」と事態の沈静化を促した。台湾側でシンガポール国旗を
焼くなど、感情的な対立が広がったことを憂慮した動きだ。
 インタビューでヨー外相は、「シンガポールと台湾は必ずしも同じ意見を共有
するとはかぎらない。偏狭で過激な行為はすべきでない」と発言。台湾の陳唐山
外交部長(外相に相当)の「暴言」に対しては「怒りよりも悲しみを覚える」と
語った。
 ヨー外相の国連演説(先月二十四日)に対しては、台湾の陳外交部長が「鼻く
そほどの大きさの国家が中国におべっかを使っている」と述べたほか、台湾語で
性的な表現も交えてシンガポールを批判。当惑を示したシンガポール外務省の声
明を踏まえても、発言の撤回を事実上拒んでいた。
 台湾ではシンガポールへの反感が強まり、今月一日には南部の高雄市で“台湾
独立派”の台湾団結連盟メンバーらが「シンガポールは裏切り者だ」などと叫び
ながら、同国の国旗を燃やした。また、米ロサンゼルスの台湾系住民の一部によ
って、シンガポール航空をボイコットする運動も計画されているという。
 シンガポールでは台湾と同じ言語を使う福建省南部系の住民が多く、陳部長の
「暴言」は微妙なニュアンスを含めてストレートに意味が伝わる結果となった。
聯合早報(電子版)では、シンガポール軍の台湾駐留を見直すよう求める意見な
ども出ていた。
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5>> 台湾軍 芸能慰問隊解散へ 国民党軍以来の伝統 世論は「民間委託を」

【産経新聞 10月3日】
 【台北=河崎真澄】台湾軍将兵の慰問などを任務とする軍直属の芸能チーム
「芸術工作隊」(略称・芸工隊)が、来年六月までに解散することが決まった。
歌や踊りを士気高揚や政治宣伝の方法として重視した国民党軍時代からの伝統だ
ったが、政治的に中立な軍隊に向けて改革が進む中で「慰問活動は民間委託を」
との世論におされてのリストラとなった。
 台北市内の国父記念館で先月十五日、軍内文芸作品の表彰式が行われた。式典
の合間になると、ミラーボールの輝く照明のなか、工事作業員やサラリーマンな
どにふんした男女のダンサーが舞台で踊り、「国家の安全なくして私たちの生活
はない」と歌う。アップテンポの音楽と歌詞に漂う政治宣伝臭がミスマッチだが、
これが国防部(国防省に相当)総政治作戦局に所属する芸工隊の公演だ。
 この日舞台に立った芸能チームのひとつ「白雪隊」は、来年六月を待たずこれ
が最後の「任務」となった。会場を埋めた軍人・軍属からは惜しみない拍手が送
られた。
 士気高揚や将兵の政治教育に音楽や舞台芸術を活用したのは旧ソ連赤軍の伝統
とされ、中国人民解放軍にも総政治部傘下に同様の活動にあたる「歌舞団」があ
る。芸工隊の活動は、国民党軍が中国大陸にあった一九三〇年代にまでさかのぼ
る。
 国防部によると、芸工隊の維持費は「人件費を除く業務費用の予算で年間五百
万台湾元(約千六百万円)」という。現在は「白雪隊」「陸光隊」「芸術宣伝大
隊」の三隊が置かれ、芸能人計二百十一人が所属。養成機関の一つとして、軍の
政治作戦学校(台北)芸術系には美術、音楽、映画・演劇専攻の課程もおかれて
いる。
 人気歌手らとの共演もあり、故テレサ・テン(●麗君)さんも軍事緊張下にあ
った一九八〇年の金門島などで舞台に立ち、「中華民国頌」「梅花」といった国
民党政権の愛国歌謡を披露したという。
 芸工隊所属の軍服を着たタレントらは、「リストラ反対」と気勢を上げている
が、国防部では「予算削減の圧力は強く、人員削減は欠かせない」として、解散
決定を強行する構えだ。
●=登の右におおざと
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6>> 石垣市名蔵で台湾関係者が「土地公祭」 家内安全、繁盛祈る

【琉球新報 10月3日】
 【石垣】台湾出身者が家内安全や商売繁盛を祈る土地公祭が9月28日、同市の名
蔵御嶽で行われた。市内在住の台湾出身者や関係者らが大勢参加した。爆竹が鳴
り響き、お供えのブタなど独特の雰囲気の中、天の神と土地の神に祈りをささげ
た。
 土地公祭は福徳正神とも呼ばれ、台湾で深い信仰対象となっている。同祭は毎
年、旧暦8月15日に開催される。
 会場には台湾の熱帯果樹やごちそうなどが並べられ、ブタ丸々1匹が供された。
土地公祭を具現化した人形を拝し、人々は台湾独特の長い線香を手に、豊作の感
謝や家内安全などを祈った。余興が催され、中国服を着た女性の舞や名蔵小学校
の児童による獅子舞やエイサーが披露された。
 来賓で招かれた大浜長照石垣市長は「名蔵は台湾からの入植で農業をまっ先に
始め、ここからパインなど台湾の農業が普及していった。台湾の方々が起こされ
た農業が八重山全体に恵みをもたらしてくれた。今後とも皆さんの発展を祈る」
とあいさつ。中琉文化経済協会駐琉弁事所の陳至宏代表も那覇から招かれ台湾語
であいさつした。
 戦前の台湾からの入植者によると、1937年に干ばつ続きで雨ごいのために始め
た。42年まで行われたが戦争で一時中断。台湾への引き揚げを経て、戦後再び石
垣に戻った台湾出身者らによって49年に復活した。
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